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寛解期前期と対応

天ちゃん / 2007.06.04 22:15 / 推薦数 : 2

統合失調症シリーズです(^^;。

臨界期の(結果的に?)適切な手立てや対応によって、疲弊状態~うつ状態を経験するようになります。
経過と対応:http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070207/1

イメージとしては...肺炎の治療経過にたとえると理解しやすいでしょうか(?)。

40℃近い熱、激しい咳、黄緑の痰、胸痛...
肺炎の症状は、肺炎の原因と考えられる病原菌と自己の肉体とが闘っている証、です。

統合失調症の急性期の諸症状も、同様に、病気に対する患者さんの生体反応かも知れない、
な~んて考えたりすることもあります。

うつ病のうつ状態だって、オーバーワークや生活上の諸困難で疲れ切ったのだから...
休め! という生体の防御反応ととらえ得る側面が、確かにあります。

...というように思い至れば、
精神科の治療目標は、症状の消失、デハナイことがご理解いただけるかも知れません。

つい先日も、
幻聴さんは心の疲れのサイン、心の健康のバロメーター
なぁ~んて、患者さんとお母さんにお話しましたっけ(^_^)v。

幻聴さんが語りかけてきたら、暮らし方を見直したり、生活上の出来事や対人関係を振り返って、
幻聴さんがわざわざ顔を(声を)出さなくても済むように、体調を整えなおせば良い、ってことです。

肺炎の諸症状が治まると、患者さんは疲れ切った状態になりますよねぇ~
た~っぷり眠って、栄養とバランスの良い食事を十二分にとって、
病原菌と戦いつかれた体を癒すことが大事ですよねぇ。

同様に...
寛解期前期には、昼寝をしても夜眠れるならその昼寝は必要な眠り、です。
食欲も段々戻ってきますので、食欲にあわせて、バランスの良い食事を食べ過ぎない程度で
食べられるだけ食べてもらいます
仮の座標軸≒当座の病棟生活内のシンプルな日課を淡々とこなし...
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070531/1
基本的にベッドや自室中心の生活で十分です。

ユックリ休んだ、そろそろ○○したいなぁ~という自然な気持ちが出てくるまで待ちます。
アレしなきゃ、コレしなきゃ...って焦りから動き出すことは大変に禁物です。

肺炎の治療経過でも、慌てて復職したり、元の生活レベルに急いで戻したりすれば、
なんとな~く体調不良って状態が長引きますし、下手をすると二次感染を起こしたりもします。

また、手足のにたとえれば...
傷を負って、出血しているときが、急性期
出血が段々と減ってきて、って頃が、臨界期
膿が出来て何とか瘡蓋(カサブタ)ができ...寛解期前期
でもまだ引っかいたり、どこかにぶつけたりすれば、瘡蓋が取れて再出血~

大事なのは、体調不良が「自然に」取れて行って、体が動きたくてウズウズ(?)してくる
瘡蓋がポロリとキレイにとれて、その跡にほとんど傷口が残らないくらいに傷口が癒える
そうなるまで、ユッタリ、マッタリ(?)待ちましょう

そういうスタンスが大変大事な時期、です。
...と言っても、ユッタリ、マッタリ、なかなかできない患者さんもおられます。
そういう際には、ユッタリ、マッタリできない理由・要因・状況はなんだろうか?
について、患者さん、ご家族、スタッフとも検討して、ユッタリ、マッタリの阻害要因をできるだけ除く。
それが、この時期に大変大事な治療的対応となります。

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