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少し前のWebニュースですが、目を引いたので、いつものように(?)コピペして掲載します。
旧鐘淵化学工業(現カネカ)の子会社に出向していた単身赴任の男性=当時(48)=が自殺したのは過労によるうつ病が原因として、兵庫県内に住む妻が福岡県内の八女労働基準監督署長を相手取り、遺族補償年金不支給処分の取り消しを求めた控訴審判決が7日、福岡高裁であった。牧弘二裁判長は「自殺は業務に起因する」として、処分を取り消した一審福岡地裁判決を支持、労基署側の控訴を棄却した。
原告側によると、高裁段階で過労自殺が労災認定されたのは、トヨタ自動車の係長だった男性=同(35)=のケースで名古屋高裁が2003年に認めて以来2件目。
訴訟では、労災の判断基準が争点となり、労基署側は自殺の原因は本人の「脆弱(ぜいじゃく)性にあった」と主張。しかし、同裁判長は平均的労働者と比べて「性格等に過剰な要因があったと認めることはできない」と指摘した。
[時事通信社:2007年05月07日 18時10分http://newsflash.nifty.com/news/ts/ts__jiji_07X034KIJ.htm]
...もう少し詳細を知りたくて、1審に触れた情報がないか、チョコット検索してみましたら...
大阪過労死問題連絡会のHPにいくつかの新聞記事があり、詳しく報じた新聞記事がありました。
兵庫県姫路市から福岡県筑後市に出向・単身赴任させられて過労自殺した故・金谷亮一さん(当時四十八歳)の妻一美さん(53)が労災認定を求めた訴訟の判決が十二日、福岡地裁(木村元昭裁判長)でありました。木村裁判長は「本件自殺は過重な業務による精神障害の発症によるものと認められる」とのべ、八女労働基準監督署が労災に認定しなかったのは違法として、原処分を取り消し、労災と認めました。
亮一さんは、鐘淵化学工業(本社大阪、現カネカ)高砂工場から一九九九年、子会社の九州カネライトに出向・単身赴任させられました。長年自信を持っていた石油プラント関連の機械設備の設計管理業務から、未経験の機械のメンテナンスに従事。トラブルが多発し、休日でも呼び出される過重労働のなか、時間外にも新たな技術習得に励み、心理的ストレスから、赴任四カ月後の九九年十二月、自殺に追い込まれました。
一美さんは判決後、「夫は死の直前まで懸命に仕事して、追い詰められた」と語り、涙で声を詰まらせました。夫の死から六年余。「やっと業務が原因だと認められた。主人にあきらめずにがんばったよ、真相が認められたよと報告したい」と語りました。
弁護団は「厚生労働省の判断指針に照らしても、行政段階で労災と認められるべきだった。過労自殺認定行政に是正を求める判決だ」とのべました。
福岡地裁 過労死認定 「がんばったよ」 妻、遺影に語り掛け
兵庫県から福岡県に単身赴任中だった金谷亮一さんの過労自殺を業務によるものだと認めた十二日の福岡地裁判決─。
妻の金谷一美さん(五三)は「あきらめずにがんばったよ」と、遺影に語りかけました。
それは、七年前、単身赴任の引っ越しで福岡に来た翌日の日曜日、二人で熊本城を観光したときに撮った写真です。
「初めての単身赴任で不安がる私に、夫は大丈夫だから、がんばるからと言っていたのに‥‥。子どもたちが大きくなって手がかかるなくなるので、夫婦二人で旅行に行こうなと言ってくれました」と振り返りました。
「人はそんなに簡単には死なない。やっと仕事によるものだと認めてくれた」と笑顔を見せました。
八女労働基準監督署は、単身赴任、長時間労働、未経験の業務などの心理的ストレスを一つひとつ切り離して、自殺するほど強くなかったとして労災と認めませんでした。
判決は「総合的に判断する必要がある」と指摘し、精神障害を発症するほどの心理的ストレスがあったとして、「死亡は業務に起因する」と認めました。
報告集会では、梶原恒夫弁護士が「厚生労働省の判断指針の運用のあり方を行政に問いかける判決で、十分に活用していける」とのべ、支援者は「過労死・過労自殺する働き方をさせてはならない」と発言しました。
夫を過労自殺で亡くした京都市の寺西笑子さん(五七)は、息子の長時間労働ぶりが夫に重なって見える」と語り、「仕事で自殺することはあってはならない。この判決を生かして、過労死・自殺のない社会を合ずいてもらいたい」と求めました。
[出所:大阪過労死問題連絡会HP:http://homepage2.nifty.com/karousirenrakukai/11-0604=saishin-joho0604.htm]
この裁判でも、被告は、脆弱性を持ち出していたんですねぇ。
ちょっと興味があったので...脆弱性とうつ病の関連性に触れた研究論文に当たってみました。
(加藤忠史.うつ病の分子生物学的研究.医学のあゆみ2006:219(13);1031-4)
うつ病は、遺伝要因と環境要因とが複合して発症する。
それはいいですよね?(^^;
では、うつ病の発症のどれくらいを遺伝要因で説明できると思います?
答えは...高々、3~4割で~す(^_^)v
裏返せば、6~7割が環境要因で説明される!
...ってことで~す。
いかに環境調整や環境整備が大切かってことですねぇ~~♪
読者のみなさんの、感覚に近かったでしょうかぁ~?
この加藤先生の論文は、以下の論文を引用して、そう(↑)述べています。
Sullivan PF, Neale MC, Kendler KS. Genetic Epidemiology of Major Depression: Review and Meta-Analysis. Am J Psychiatry 2 Review and Meta-Analysis. Am J Psychiatry 2000; 157:1552-62
(http://ajp.psychiatryonline.org/cgi/content/full/157/10/1552)
無料で全文(↑)が読めま~す(^_^)v...英文読解に自信のある向きはお勧めかもぉ(?)。
天ちゃんも、これから読んでみようと思いま~す(^^;。
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