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今日は、統合失調症エピソードの、前駆期(ゼンクキ)~急性期入りかけ(?)の時期の対応、
についてです。
この図は、お師匠が作成されたものに、天ちゃんが説明を補って作成したものです。
1960年代に着手された「分裂病(統合失調症)再発予防計画」という
大プロジェクト(?)の成果、です。
分裂病(統合失調症)を抱えた患者さんを、生活者としてとらえています。
水平線が、生活適応レベル、です。
統合失調症をかかえた患者さんが、再発するパターンは、人それぞれ、
ですが...。
一人ひとりの患者さんでは、いつも似たパターンで再発するってことに気づかれました。
それを類型化したのが...生活特徴 と 生活類型 です。
生活特徴とは、再発に先行する特有な出来事で、患者さん一人ひとりの価値観、
と大きく関わっている。
その価値観には、異性と関係したこと、金銭や経済と関係したこと、
名誉やプライドや自尊心と関係したこと、というように3つに大別できることを見出しました。
生活類型とは、再発するときに、生活拡大する人と拡大しない人とがいる。
これで、再発のパターンは6通り、ってことになりましたね(^_^)v。
この6通りに応じて、数時間~1週間程度の前駆期に、働きかけることで、
本格的な再発(生活破綻)を予防できる場合があることを明らかにしました。
そして、タイムリーに、指示的、断定的に、手短に、繰り返し、働きかけよ って
モットー化して示してくれました(^_^)v。
それまでは、統合失調症は、過程の病気、とか言われて...
病気の自然経過で、だんだん悪くなっていく、
いつどんな形で再発するか分からない、難しい病気、って捉えられていたのですから、
本当に画期的なことだったと思います(^_^)v。
その後...ここまで単純には割り切れないこと、価値観も多様化したこと、
特異的な出来事だけでなく、たとえば、疲れちゃったときに再発するとか、
あまり特異的でないパターンで再発することもあること、指示的・断定的に働きかけると
かえって裏目に出る患者さんが結構いること、モットー化したことによる弊害だとか...
などなど批判にも耐え、生活臨床(セイカツリンショウ)として、今や精神科の
心理社会的治療の古典になったと言い得るでしょう。
今日的には、この生活臨床は、認知行動的なアプローチ法だったと、
まとめることができるでしょう。
たとえば、認知行動的なアプローチでは、「再発のサイン」を手がかりにします。
再発のサインとは、不眠やイライラや、緊張や、体の症状といった、
本格的に再発し始めるときに、大抵経験される症状で、このサインが出たときに、
何らかの手を打てば本格的な再発を予防できるサインのことです。
これを患者さんと共に発見できたら、病状コントロールがグ~ンと進みます(^_^)v。
この再発のサインをキャッチしたら、どんな手を打つかを予め決めています。
この再発のサインが出現するときの状況を、患者さんと分析しておき、再発のサインが
強く出ること自体を予防できることもあります。
この分析の内容が、上記、生活臨床の成果とソックリになることも多いんですよ(^_^)v。
いずれにしても、前駆期~急性期の入り口で、本格的な再発を食い止められることも
多いということを知っておいていただけたらと思います。
天ちゃんは、今回の記事のエッセンスを、患者さんやご家族にご説明し、日常生活の中で
上手に病気と付き合っていっていただけるように支援しています。
タイムリーに働きかけることが大事とは知っていても...1~2週間に1回の外来では、
主治医である天ちゃんにできることは、本当に限られていますから(^^;。
(デイケアでは、その限りではありませんが。)
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