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過去(前回)の記事(http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070201/2)の補足です(^^;。
再発や再燃に至ったとき、状況分析が大事です。
どういう状況で不調に至ったか?
薬はキチンと飲んでいたのかいなかったのか?
どんなことがストレスなのか?
そのストレスはどうしたら解消できただろうか?
どんな技能が足りなかったからなのか?
近い将来考えられる状況(あるいは、現在の生活状況)に、本人は耐えられるのかどうか?
耐えがたい状況、ストレスはなんだろうか?
乗り切るための、身の処し方は身についているのかどうなのか?
たぶん、患者さんは、精神科医からこのような質問を受けているのではないでしょうか?
こういった評価を経て...
ストレス源を減らすとか、除くとか、ストレス度の適切な環境~入院とかデイケアとか...
つまり、社会資源を利用するとか。
薬を調整する、とか...
どんな技能を獲得できればいいのか、どんな身の振舞い方を身につけていれば
乗り切れそうか...そのために認知行動療法を受けていただく、
といった手立てを、患者さんと一緒に検討し、いずれかの対策をとっていく。
それが、精神科の治療やリハビリテーション、です(^_^)v。
それと、これも患者さんやご家族によくご説明していることですが...。
ストレス-脆弱性-対処技能モデルが教えてくれること。
薬物療法だけでも、環境調整や社会資源確保だけでも、認知行動療法だけでも、
精神科の治療やリハビリテーションは、不十分、完結しない、ということです。
これを、多面的重層的な働きかけ、と天ちゃんは呼んでいます。
また、この疾患モデルですが、精神症状を、精神的不調と置き換えれば、
およそ万人に当てはまるのではないでしょうか?
このブログ読者には、精神疾患を抱えている方も、抱えていない方もおられます。
でも、このストレス-脆弱性-対処技能モデル、は万人に当てはまりますので、
読者全員の精神状態を自己分析し、把握する際にも役に立ってくれると思います。
ついでに触れれば...
この疾患モデルは、精神科以外の疾患にも拡大適応できるように思います。
ストレスを環境由来の要因に、中枢神経を各臓器に、対処技能を療養に置き換えてみれば、
どうでしょうか。
たとえば...糖尿病。
中枢神経を、すい臓のランゲルハンス島のβ細胞に
ストレスを、高カロリーの食事に
対処技能を、運動不足に...って。
そうすると、精神症状に相当するのが、高血糖値とか、経口ブドウ糖負荷試験の異常。
糖尿病でも、お薬の不要な患者さん、お薬を飲む必要のある患者さん、
インシュリン注射の必要な患者さんとおられます。
いずれの場合でも、食事療法と運動療法は大事です。
同様に、統合失調症を初めとした精神疾患の場合も、お薬の不要な患者さん、お薬を飲む必要のある患者さん、精神科薬の注射の必要な患者さんがおられます。
環境要因の操作と療養力(?)をつけることは、いずれの患者さんでも大事です。
次回からは、いよいよ(?)治療やリハビリテーションの各論に入って行きたいと思います。
PS:よき相棒の臨床心理士さんも、統合失調症シリーズを楽しみにしてくれているそうで~す(^_^)v。
「頭の整理」になるとか...。
理沙さんとか、塔子さんとか、ご意見・ご感想をお知らせくださいネェ~♪
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コメント
コメント一覧
私は主治医に子どもは産める様になるけど子育てするのは無理だろうね(私一人じゃ無理って言いたいのだと思う)って言われています。
子ども産むためには周囲の協力が必要になってくるし今必要なのは子どもを皆で子育てしていくって言う環境を作ることが大事だって言いたいのだと思います。
主治医の先生はそういう風に環境の調節もしてくれてたんだぁ~って思う事が出来たし、私が子どもを産んだ時にどういったことがストレスになってくるのか考えてくれていてストレスを回避するためにはどういったことをすべきか考えてくれていたんだなぁ~そんな気持ちで接していてくれたんだなぁって本当ありがたく思いました。
それから、私はセンセイの診察じゃなくて心理士さんのカウンセリングを週一で受けています。
私は自分の思った事を口に出して言うって事が苦手でした。
でも、今では自分の言いたい事をまとめて話す事が出来るようになってきています。
それも、話をするって言う技能を身に付けつつあるのかなぁって感じがしますし天ちゃん先生の記事を読んでセンセイはいろんなこと思って治療してくれてるんだなぁって感じられる事ができました。
多面的重層的な働きかけって言われていますがそれが本当理解できました。
今日の記事でも、お礼させていただきました。
また、よろしくお願いいたします。
ご質問とかあれば、記事を膨らませていけますので...(^^;。
実は、昨日、うつ病シリーズの記事を打ち出し、冊子化して、クリニックの待合室に据え置くことにしました。
今度は、そのうち、躁うつ病シリーズもと思っています(^_^)。
実は、精神保健福祉士が国家資格化された当時、あちこちの大学で精神医学や精神科リハビリテーションを教える教官が不足し、この天ちゃんも短期間、某大学で非常勤講師をしていたことがあります。
Pisiさんのようなプロ(?)にも、役に立つような記事で、一般読者(?)にもご理解いただけるようにと、欲張って記事を書いて行きたいと思います(^_^)v。
親病院のPSWも、ベッド管理に追われているようです。
当クリニックの一番若いスタッフもPSWですが、他の精神科病院で入退院管理ばかりに辟易し、当クリニックに勤務するようになりました。
天ちゃんの病棟医長や副院長としての経験では、ある意味、ベッド管理は1年もすれば技術的には修得可能なんじゃないでしょうか?
ベッド管理、ベッドを回転させるスキルとコツも、必要なスキルと思います。
それよりも、専門スタッフとしての専門的スキルを、こちらは何年も必要です、向上させていくことの方が大事ですヨネ。
人を育てる立場としては、いかにPSWとして必要な専門職技能と知識を、長期的に、ある程度計画的に、身につけてもらえるかと、それを考えながら、若いスタッフに接しているつもりです。
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