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昨年は、改正教育基本法の中身について、批判的にこのブログで取り上げてきました。
(左のリンク先参照:改正教基法シリーズ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061207/1)
天ちゃんの立場は、総論反対! 各論には評価できるものもある...でした。
改正教基法が成立した今、総論反対とした部分が、運用・実践段階でどう扱われていくのか?
...は とうぜん大きな関心事、です。
「ハテナ? 教育再生会議」(http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061206/1)
でも...すでに述べた
なぜ、現場教師のきつい労働条件をもっと緩和しないのでしょう?
なぜ、30人31脚の前に、20人学級にしないのでしょう?
なぜ、OECD加盟諸国の中で低い文教予算を増やすことを検討しないのでしょう?
という、当たり前の点(と天ちゃんは思うのですが(^^;)について、どんな答申が
出されたのかは、ぜひ知りたいところです...。
以下、Webニュースからのコピペです(^^;。
■2 教育再生のための当面の取り組み
《七つの提言》
【1】「ゆとり教育」を見直し、学力を向上する
基礎学力強化プログラム→授業時数の10%増加、薄すぎる教科書の改善
――学習指導要領を改訂し、読み書き計算の能力や、対話・意思疎通能力などの基礎を重点的かつ効率的に学ばせる▽小学校高学年の理科、算数などについては専科教員を増やす▽補習などを行う「土曜スクール」を実施
全国学力調査を新たにスタート、学力の把握・向上に生かす
伸びる子は伸ばし、理解に時間のかかる子には丁寧にきめ細かな指導を行う
――教育委員会・学校は、特に、公立小中学校において、少人数指導や習熟度別指導を拡充▽学校選択制の導入
【2】学校を再生し、安心して学べる規律ある教室にする
いじめと校内暴力を絶対に許さない学校をめざし、いじめられている子供を全力で守る
――学校は、校則に反社会的行為の禁止を明確に示し、いじめている子供には校則違反として厳しく対処
いじめている子供や暴力を振るう子供には厳しく対処、その行為の愚かさを認識させる→出席停止制度を活用し、立ち直りも支援
――学校は、指導や懲戒にもかかわらず、反社会的行動をとる子供に対しては、個別指導や別室での教育などを行う。その際、社会奉仕等の体験活動を採り入れることも考えられる
暴力など反社会的行動を繰り返す子供に対する毅然(きぜん)たる指導、静かに学習できる環境の構築
――学校の指導や懲戒についての昭和20年代の「体罰の範囲等について」などの関連通知等を今年度中に見直す
【3】すべての子供に規範を教え、社会人としての基本を徹底する
社会人として最低限必要な決まりをきちんと教える→学習指導要領に基づく「道徳の時間」の確保と充実、高校での奉仕活動の必修化、大学の9月入学の普及促進
父母を愛し、兄弟姉妹を愛し、友を愛そう→体験活動の充実
――30人31脚など集団スポーツ活動、ロボット・コンテストなどのグループで取り組む学習活動などを通じて心身を鍛え、達成感を共有させる▽古典や偉人伝などの読書、民話や神話、茶道・武道などを通じて、徳目や礼儀作法、形式美を身に付けさせる
【4】あらゆる手だてを総動員し、魅力的で尊敬できる先生を育てる
社会の多様な分野から優れた人材を積極的かつ大量に採用する
――教育委員会は、社会人経験者も積極的に採用
頑張っている教員を徹底的に支援し、頑張る教員をすべての子供の前に→メリハリのある給与体系で差をつける、昇進面での優遇、優秀教員の表彰
不適格教員は教壇に立たせない。教員養成・採用・研修・評価・分限の一体的改革
――教員の評価を校長や教育委員会が行う際に、保護者、学校評議員、児童・生徒からの意見も反映させる▽新卒教員についても、1年間の条件付き採用期間終了時に、資質や適格性を厳格に判断する仕組みを導入
真に意味のある教員免許更新制の導入
――教育職員免許法等を改正し、教員免許更新制を導入。その際、実績や外部評価も勘案しつつ、講習の修了認定を厳格に行う▽指導力不足と認定されている教員は研修を優先的に行い、改善が図られない場合、分限処分を有効活用し、免許状を取り上げる
【5】保護者や地域の信頼に真に応える学校にする
学校を真に開かれたものにし、保護者、地域に説明責任を果たす
――学校に対する独立した第三者機関(教育水準保障機関=仮称)による厳格な外部評価・監査システムの導入検討
学校の責任体制を確立し、校長を中心に教育に責任を持つ
――学校教育法等を改正し、副校長、主幹等の管理職を新設し、複数配置を実現
優れた民間人を校長などの管理職に、外部から登用する
【6】教育委員会の在り方そのものを抜本的に問い直す
教育委員会の問題解決能力が問われている。教育委員会は、地域の教育に全責任を負う機関として、その役割を認識し、透明度を高め、説明責任を果たしつつ、住民や議会による検証を受ける
――教育委員の計画的な研修を実施
教育委員会は、いじめ、校内暴力など学校の問題発生に正面から向き合い、危機管理チームを設け、迅速に対応する
――いじめを放置、助長、加担した教員に対しては、減給などの目に見える措置を講じ、公表
文部科学省、都道府県教育委員会、市町村教育委員会、学校の役割分担と責任を明確にし、教育委員会の権限を見直す。学校教職員の人事について、広域人事を担保する制度と合わせて、市町村教育委員会に人事権を極力、委譲する
当面、教育委員会のあるべき姿についての基準や指針を国で定めて公表するとともに、第三者機関による教育委員会の外部評価制度を導入する
小規模市町村の教育委員会に対しては、広域的に事務を処理できるよう教育委員会の統廃合を進める
――人口5万人以下の小規模市町村には原則として教育委員会の共同設置を求める
【7】「社会総がかり」で子供の教育にあたる
家庭の対応――家庭は教育の原点。保護者が率先し、子供にしっかりしつけをする→「家庭の日」を利用しての多世代交流、食育の推進、子育て支援窓口の整備
――早寝早起き朝ごはん運動の推進などを通じて、生活習慣の改善に努める。家庭学習の習慣をつけるよう各家庭でも努力
地域社会の対応――学校を開放し、地域全体で子供を育てる→放課後子どもプランの全国展開、地域リーダー(教育コーディネーター)の活用
企業の対応――企業も「仕事と生活の調和(ワークライフバランス)」を実現し、教育に参画する→学校への課外授業講師の派遣、子供の就業体験等の積極受け入れ
――企業の経営トップは「ワークライフバランス」を経営上の基本方針の一つとして位置づけ、育児・教育に活用できる有給休暇制度などの諸制度の改善・充実を図る
社会全体の対応――有害情報から子供を守る
――テレビの視聴、インターネット利用などについてのルール作りやフィルタリングの活用などにより家庭自身でチェックする
《四つの緊急対応》
【1】暴力など反社会的行動をとる子供に対する毅然たる指導のための法令等で出来ることの断行と、通知等の見直し(いじめ問題対応)→今年度中
【2】教育職員免許法の改正(教員免許更新制導入)→通常国会に提出
【3】地方教育行政法の改正(教育委員会制度の抜本改革)→通常国会に提出
【4】学校教育法の改正(学習指導要領の改訂及び学校の責任体制の確立のため)→通常国会に提出
(http://www.asahi.com/politics/update/0124/011.html)
履修漏れの再発を防ぐことも踏まえ、高校における教育内容の見直し▽発展的な学習や自学自習にも十分活用し得る充実した教科書の在り方
大学の教員養成の充実と事後評価システムの導入(認定取り消しなどの措置の導入)など▽国家試験化を含めた教員免許制度▽国の役割・責任の明確化、市町村立学校に対する都道府県教委の関与▽在学年数の柔軟化(「飛び級」や「留年」)
世界最高水準の教育の実現のため必要な教員数の確保、教育費負担の軽減など、財政基盤の確保▽学校選択による児童・生徒数などに応じた予算配分(バウチャー制度)など教育機関や教員が切磋琢磨(せっさたくま)する環境の整備
(http://www.asahi.com/politics/update/0124/012.html)
天ちゃんが気になったところを、緑字 にしてみました。
細かな点については、ネット上にアップされるなりして、報告書の詳細な中身を
検討してみて、また記事にしていきたいと思います。
今日は、以上のニュース記事を見て、総論的な感想を述べるに留めま~す。
希望のない脅迫による統治! とにかく委縮しまくりでしょうネェ。
これが率直な感想です。
今、医療界も委縮しきって...というか崩壊しかかっていますが...。
これじゃぁ、というか、このままじゃぁ、教育界もさらに劣化が進みそうですネェ...。
子供の数は減っているのに、中学お受験生数は増えたそうですし...。
読者のみなさんはいかがでしょう?
上記記事を一読して、明るい希望が、先生や生徒たちの笑顔が見えてきました?
財政的措置の伴わない、つまり裏付けの要らない提案
になっているように思います。
(もちろん、これは言い過ぎで、全国学力テストとか、評価機関を設けるとか、
教員免許の更新性とかにすれば、それらを実行するためのコストが発生しますから...。)
「専科教員を増やす」「積極的かつ大量に採用する」としていますが...
財政基盤の確保は、「今後の検討課題」になっています。
「ダメな」教員は辞めてもらう、教員免許は更新性...とされれば、
天ちゃんが教員なら、万が一「ダメ」教師として認定されやしないか とか、
免許更新のことが気になって、ジックリ腰を据えて子供の教育に当たれなくなりそうですぅ(^^;。
受験生だったら、教育学部は ぜったいに目指しそうにないです(^^;。
それとも、大変に志高~い若者が、教師を目指してくれるんでしょうかねぇ...(?)
全国一斉学力テストですか...(?)
競争、競争の世界に子供を投げ込むようなもの...(?)。
いじめる子供に対しては、ともかく厳罰処遇、毅然とした対応で...。
いじめ-いじめられ、の発生している背景を分析し、集団的に解決できるのが一番、なんですけど。
教師がいじめられちゃう方向だから...このいじめ問題への対応は、相当ハテナ?
<付記>
朝刊を2つほど読みましたが、普通の(?)読解力があれば、同様に読めるようですネ(^O^;。
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コメント
コメント一覧
教育課程がめまぐるしく変った数十年を振り返り、現場の声をどれだけ吸い上げてきたか疑問です。
学力や他人への思いやり、エチケットなど(徳育という言葉は私にはなじまないので)が低下したとしたら、それは全て学校現場に起因するものなのか?
大学入試やカリキュラムの改定、学校5日制…現場で肯定されてきた事ではないのです・・。
労働問題同様、教育行政のこの間の失策(と思います)。責任が問われるはずの当事者は一体誰でしょう?
改革をするならば、まず、大学改革を早急に!それに加え、教員の資質向上にむけた現実的プログラミング。
それから、手厚い人員配置と共に学びあう場の提供かな?
養護教育は教育の原点とよく言われますが…例えば、、
(実践してきたティームティーチングを参考に、、)
現学級を20人学級にして2~3名の担任(2人はサポーター・・ここに社会人を投じてもいいんじゃないですか?)を配置。
障害者も含めた共に学ぶホームルーム活動や芸術教科の学習。などなど。
その中で、子どもは多様な価値や意義を習得できるのではないでしょうか・・。
同時に教師の狭い価値観、基準、経験をカバーすることにも繋がると思いますね。
そして、これは社会の縮図としても未来に繋げていく・・。と。
理想、構想はダイナミックにいかなくちゃ!
自死した中1女子の遺家族が、「いじめ対策を国が怠った責任」を求めて訴訟を起こしたニュースを目にしました。
> 責任が問われるはずの当事者は一体誰でしょう?
その当事者の責任が問われることになるのでしょうか...?
天ちゃんも、ティーム・ティーチング制は、打開策、有効策の1つと考えています。
精神科治療と教育とは次元がことなるでしょうが、精神科治療ではティーム・アプローチが常識です。
1つの現象(症状や行動と環境との連関)も、複数の視点から捉えることが治療に欠かせないからです。
メイン・ストリーミングって言うんでしたっけ?
障害をもつ児童もそうでない児童と共に、同じ教室で教育が受けられるように。
そのためにも、ティーム・ティーチングは、欠かせないと思います。
これからもコメントお願いいたします。
それと、天ちゃん一人では、教育をめぐる動きをフォローし切れませんので、そういう意味でも、情報とコメントをいただけたらって思いますm(__)m。
情報とコメント了解です。
多分、精神科医のブログと教育ネタ(時事含む)は不似合いと感じる読者の方も多いのではないかと感じています。
ところがどっこい、その奥行き、時間的空間的なな広がり…影響を鑑みると、
さまざまな場面で不健康な事態を招く懸念が潜み、見逃す事が出来ませんね。
そのことをうまく伝えられるか分かりませんが、日々アンテナを張って発信できるよう努めます。
そのあたりのの関わりを社会科学的・医学的に体系づけて解説を加えて皆さんにお伝えいただきたいと切望します。
> そのあたりのの関わりを社会科学的・医学的に体系づけて解説を加えて皆さんにお伝えいただきたいと切望します。
了解しています(^_^)v。
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