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疾患モデル(3) 脆弱性

天ちゃん / 2007.01.25 13:25 / 推薦数 : 3

ストレス-脆弱性-対処技能モデル疾患モデル、についての説明を続けま~す。

前回は、ストレス、について解説しましたので...、今日は、脆弱性(ゼイジャクセイ)について。
 (前回の記事http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070124/1
下のオリジナルな図の記事のURLを貼り付けても、うまく直接リンクしないので、
もう1回掲載しておきます(^^;。
ストレス脆弱性対処技能モデル

脆弱性というのは...実は、結構難しいんです(^^;。

脆弱性とは...発病のしやすさ、再発・再燃のしやすさ、ストレス耐性の弱さ、
脳機能の脆(モロ)さや弱さ、とでもいったものです。

脆弱性の程度は、個々人によっても異なりますし、ストレスの種類ごとに、
それぞれ脆弱性が違うってこともあるでしょう。

遺伝的要素ともからみ、生物学的色彩の濃い因子です。
脳室(大脳の中には脳脊髄液が分泌・吸収される空間があります)の拡大を
起こすような解剖学的な側面や...
脳内ホルモンの働き方や、脳内ホルモンの受容体の感受性の異常といった、
生化学的な側面や...
特殊な脳波検査で知れる事象関連電位のパターン異常といった、生理学的な側面などなど
を含んだトータルな概念です。

同じストレスを受けても、発病する人としない人とがいるのは、この脆弱性の程度が
人によって異なるからだ、というワケです。

たとえば、深酒をしたり(^^;、精神的にも身体的にもくたびれ果てていたり、寝不足ぎみだったり
しているときには、頭の働きが誰だって悪くなっているなぁ~ってのを実感できますよね?

そういうときでなければ何でも無いようなこと(ストレス)で、妙にショックを受けてしまう...
そういう経験はありませんか?

このように(?)、同じ人でも、日によって、体調によって...
脆弱性は強くなったり弱くなったりもすることが、実感していただけたでしょうか?(^_^)v

では、強い悪玉ストレスを、脆弱性の強い人がこうむったら、必ず精神疾患を発症する?
--その答えは、次回、対処技能のところで...(^^;。

<補足>
そもそものZubin(1977、1981年)さんは...
7つの因子を考えて、これらの交互作用によって脆弱性が形成されるとしました。
7つの因子とは...
環境因子として...生態学、発達学、学習理論。
生物学的因子として...遺伝学、内部環境、神経生理学、解剖学、です。

ここで、環境因子というのが出てきますが、発症したり再発したりする、その時の環境 デハナク
その時以前に成長・発達してくるなかで、脆弱性を形成してきた、過去の環境要因、を指しています。

私たちの脳(中枢神経)は、環境との相互作用を経て、今の脳の有り様にまで
成長・発達してきた、ということに気づければ、ご理解いただける...でしょうか?

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