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統合失調症の症状から診断へ、に関連した記事も、やっともうちょっとで終えられそうです(^^;。
DSM-IVの診断基準の一部を紹介します。
(DSM-IV-TR 精神疾患の分類と診断の手引 新定版、医学書院、2002、¥3800)
A.特徴的な症状:以下のうち2つ、各々は、1ヶ月間の期間(治療が成功した場合は、より短い)ほとんどいつも存在する。
(1)妄想
(2)幻覚
(3)解体した会話(例えば、頻繁な脱線または滅裂)
(4)ひどく解体した、または緊張病性の行動
(5)陰性症状、すなわち感情の平板化、思考の貧困、または意欲の低下
[注:妄想が奇異なものであったり、幻聴がその者の行動や思考を逐一説明するか、または2つ以上の声が互いに会話しているものであるときには、ここでの症状を1つ満たすだけでよい。]
B.社会的または職業的機能の低下:障害の始まり以降の期間の大部分で、仕事、対人関係、自己管理などの面で1つ以上の機能が病前に獲得していた水準より著しく低下している(または、小児期や青年期の発症の場合、期待される対人的、学業的、職業的水準にまで達しない)。
C.期間:障害の持続的な徴候が少なくとも6ヶ月間存在する。この6ヶ月の期間には、基準Aを満たす各症状(すなわち、活動期の症状)は少なくとも1ヶ月(または、治療が成功した場合は、より短い)存在しなければならないが、前駆期または残遺期の期間では、障害の徴候は陰性症状のみか、もしくは基準Aにあげられた症状の2つまたはそれ以上が弱められた形(例:風変わりな信念、異常な知覚体験)で表されることがある。
以下、除外診断基準(失調感情障害、気分障害、物質や一般身体疾患などでないこと)が設定されています(^^;。
L6bとL7bで、1ヶ月以内、と明記されているのには意味があります(http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061226/2)
と記載したのには、意味があったことが、上記の診断基準の記載からご理解いただけたと思います。
これまで縷々解説してきたMINIに従えば、それで「精神病症候群」と診断できて、
上記の診断基準を満たした場合、統合失調症と診断します。
フゥ...最後の診断するところは、アッサリ(?)、ですネ(^^;。
以前、yoccyanさんから...
> 陰性症状はうつ症状のとどう違うのかも興味があります。
(http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061221/1#commentsのコメント欄)
というコメント? ご質問? をいただいていました。
陰性症状の一つひとつと、うつ病の症状の一つひとつとの違いは? ってぇのは、難しいです(^^;。
いろいろと陰性症状の評価方法を工夫して研究されてきていますが...
実は、統合失調症以外の疾患、うつ病、認知症、薬物依存などでも陰性症状得点が高く出る!
ということが知られています。
既に、「天ちゃんの研究室」でシリーズ化した、うつ病や躁うつ病(リンク参照)などの診断がつくときには、
統合失調症とは違う診断名が用意されています。
(上記の診断基準の除外診断基準、です)
ですので...統合失調症以外の疾患診断がつかないときで、かつ、
前回記事中のいろいろな因子、が認められないときに、陰性症状として控えめに(?)評価する。
(http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070118/1)
とご理解いただいておけば良いかと思います(^^;。
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