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理沙さん、yoccyanさん、このシリーズへの応援ありがとうございま~す。
今日説明する2つの症状(幻声と幻視)は、割合分かりやすいんじゃないでしょうか...。
L6a.今までに、あなたは、他の人には聞こえない、たとえば声などを聞いたことがありますか?
その声は、あなたの考えや行動に口出しをしたり、2人以上で互いに話し合っているような声でしたか?(この質問に「はい」のときだけ「奇異」に○をつける)
「考えや行動に口出しする」幻声を、注釈幻声、と呼んだりします。
自分の考えが外部から声となって聞こえる場合、考想化声(コウソウカセイ)と呼んでいます。
「互いに話し合っているような声」を、会話性幻声(幻聴)、と呼んだりします。
実際には存在しない音声を聞くのが幻聴です。
統合失調症の症状としてポピュラーですが、統合失調症に特異的な症状ではありません。
精神疾患に罹患していないけれども幻聴の経験をもつ人は、一般人口の数%いるという研究報告
もあります。
そういう人たちの集まり、ヒアリング・ボイス協会というのがアメリカ(?)だったかにあるという記事を
目にしたこともあります。
幻聴には、人の声が聞こえる場合と(幻声)、それ以外の音楽や雑音が聞こえる場合とがあります。
「ジジッ」とか「ザザッ」とか雑音のみ聞こえる場合を、要素性幻聴と言うこともあります。
幻聴を体験しているときに、脳の血流がどうなっているかを画像検査で調べてみると...
私たちが実際に声や音を聞いているときに働く、聴覚野という部分の血流が増加し、
一方、前頭前野の血流量が低下しているようです。
前頭前野の抑制系の働きが低下しているために、聴覚野の神経細胞が自動興奮状態を起こしているのでは?
などと考えられています。
耳を通して実際に声や音を聞いているときに興奮する脳の部分が興奮しているのですから、
「実際に耳を通して聞こえてくる声」と体験したとしても、不思議ではありませんネ(^_^)v。
空耳は錯覚の一つですが...これなら大抵の人が経験したことがあるんじゃないでしょうか?
自分の耳にヘッドフォンをつけて、ガンガンに音量を上げた声が四六時中聞こえている...
なんていうキツイ幻聴もあるので、「違う」と言われることもありますが、
<空耳のひどいヤツ>と捉えれば、幻聴がどんなカンジなのか想像しやすいのではないでしょうか。
「幻聴が聞こえます」 な~んて最初から教えてくださる患者さんはほとんどいません(^^;。
離れた土地に住む実姉さんからの連絡を「口電話」って表現されていた患者さんもいました。
単に「お告げ」と表現されていた患者さんもいました。
L7a.今までに、あなたは、起きているときに幻を見たり、他の人には見えない物が見えたりしたことがありますか?
(注:文化的に見て不適切でないか確かめること。)
これは、幻視(ゲンシ) ってことで、解説は不要ですかね(^^;。
幻視も、統合失調症の症状としてポピュラーなものですが、特異的ではありません。
うつ病、認知症、眼科疾患、アルコール依存症など、他の疾患でも見られることのある症状です。
某製薬会社が、幻聴と幻視を中心に、仮想体験できる機器を製作しています。
天ちゃんは、ある学会で最初に目にしたときに、サッソク体験しました。
(今のバージョンより前のものです。)
今のクリニックに赴任後、その製薬会社の女性MRさんのおかげで(^_^)、スタッフ全員が
クリニックの一室で、このバーチャル・ハルチネーション(最新バージョン)を体験しています。
これは、ご家族やスタッフに対する心理教育にもってこいなんだけどなぁ...
でも、1台云百万円(@_@)だもんなぁ~ とか思っていたところ、グ○コのオマケよろしく...(^_^)。
以下の本の付録に、バーチャル・ハルチネーションのCD(簡易版)がついていましたぁ~♪
バーチャル・ハルチネーションを体験されてみたい方は、そのためだけにご購入されても...いい...かも(?)
著者:原田 誠一、販売元:金剛出版、¥2940
(天ちゃんの本書紹介⇒http://10chan-kokoro.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_d428.html)
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