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誇大妄想、心気妄想、世界没落感、罪業妄想とか、これまでに紹介した以外の妄想に関わる質問
って解説したのが、L5の質問でした。
(http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061221/1)
L5a.今までに、あなたの親族や友人から、あなたの信じていることはおかしいとか普通じゃないと指摘されたことがありますか?
(注:例をあげてもらって、L1.~L4.までに示されなかった明らかな妄想の場合だけ「はい」とする。)
<「はい」と答えた具体例をあげてください>
「自分には隠し口座があって、毎月ある人から6千5百万円ずつ振り込まれていて...
すでに3億9千万円になっているんです。」
<すご~いお金持ちなんですねぇ~~♪>
<私のクリニックに1億円ほどご寄付いただけませんかぁ?>
「天ちゃん先生...それが駄目なんです...。」
<...!?>
「母親がその口座の通帳と印鑑を握っていて放さないものだから...。」
<ところでぇ、貴方に毎月毎月 そんな大金が隠し口座に振り困れてくるってぇのは、どんなカラクリが?>
「先生...これは絶対に内緒にしておいてもらわないとこまることなんです...」(声を潜めて(^^;)
「昭和天皇の隠し子だから...。」
<えぇっ!? 貴方が昭和天皇の隠し子なんですかぁ(@_@;)>
「先生も信じてくださらないんですねっ...!」
<いぇ...(^^;、親御さんがとても貴方が天皇家の血筋を引いているとは思えなくて...このことを
「それはオカシイ!」って指摘されたことがあるんですね。>
「...はい...。」
この方の場合、いろいろと不審な男たちがたびたび付きまとうようになったこと、
ある雑誌を読んでいたら、ご自身が「高貴な家柄」であることが確信できたそうで...(^^;。
この例の場合、誇大妄想でも特に、血統妄想とネーミングされていたりします。
誇大妄想の教科書的説明
実際にはそうでないのに、自分に特別の才能や能力があると訂正不能なほど確信すること。たとえば、文筆の才能があり、現在書いている文章は素晴らしい作品であると確信する。天皇やその他の「高貴な家系」の出であるとの確信は血統妄想である。世界的な発明品を作っているあるいは作ったとの確信は発明妄想である。キリストの再来であるとか、その他の宗教上の救世主であると信じる場合は宗教妄想である。 [精神・心理症状ハンドブック(日本評論社)より]
心気(シンキ)妄想とは...実際にはそうではなにのに自分が何か重大な身体疾患(たとえばガンやAIDS)にかかっていると確信すること、です。
ガンの治療薬ってことで...
抗精神病薬を処方して飲んでいただき...後に感謝されたことがありま~す(^^;。
病状が落ち着いた頃に、
「先生、僕に飲ませたクスリは『抗ガン剤』じゃなくて、統合失調症のクスリだったじゃないですかぁ。」
名医なんだか...迷医なんだか...ヤブなんだか...(^^;。
世界没落感とは...周囲のすべてが新しい意味を帯び、不気味で、何かが起ころうとしていると感じる妄想気分に支配されていて、「この世界の終わりだ」などと確信すること、です。
<この世界が終わりなら、もうお仕事なんてしてても仕方がないので、明日から病棟に来ないね(^_^)>
「そんなこと言わないで明日も来て面接してくださいぃ~(T_T)/~~~」
こんなのが有効なら相当病状が良くなっている証拠で~す(^_^)v。
罪業(ザイゴウ)妄想とは...宗教戒律・倫理・道徳・世間的常識から見て非難されて当然とされる行為をしたときに発生する感情を罪業感と言い、多くの場合正常であるが、基礎となる事実が存在しない罪業感や存在する事実に対するその程度が過剰な場合病的と考えます。取るに足らないような些細な過失や怠慢について「たいへんなことをした。もう取り返しがつかない」「警察が逮捕しに来る」と訴える場合は罪業妄想、でしょう。
この罪業妄想ゆえに、鍵のかかる個室(隔離室)を用意して、感謝されたことがありま~す(^^;。
近年、取るに足りることをしていながらちっとも罪業感をいだいていないように見える...
政治家さんや企業家さんたちは...情性欠如、と言う(?(>_<))
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