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精神科医である天ちゃんが、このシリーズの連載を始めたきっかけは、
いじめを主な原因とすると考えられる児童・生徒の自殺報道が相次いだことでした。
・06/11/10 疑問 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061110/1
--タウンミーティングの「やらせ」が発覚! 子どもたちにとって皮肉な社会勉強、になりました。
反対派の「人間の鎖」、参考人質疑でも意見割れしていることを触れました。
・06/11/10 教基法(2) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061110/2
--前文を対比させて読み解きました。
「平和憲法」を実現するための教育、カラ、公共や伝統を尊重する国や社会の形成者づくり ヘト
大きく舵きりする内容になっていることを述べました。
・06/11/15 教基法(3) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061115/1
--1条(教育の目的)、2条(目標)、新設16条について触れ、教育現場ですでに進められてきた、
成果主義≒市場原理 をいっそう明確に教育現場に導入するのが改正案であることを述べました。
・06/11/17 教基法(4) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061116/1
--衆院で強行採決されたこと、これまでの改正案の枠組みから、
現場のメンタルヘルスの悪化がいっそう進むとしか読めないことに触れました。
・06/11/17 教基法(5) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061117/1
--他国の同様な法律と異なって、義務教育の年限が明記されなくなったことを指摘しました。
・06/11/17 読者コメント http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061117/2
--多数寄せられた、このブログの読者のみなさんのコメントをまとめています。
・06/11/22 教基法(6) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061122/1
--教員が「国民全体に直接責任を負う」立場から、国・政府の方針を実行する者へと
根本的に立場の転換が起きることが意図されていることについて触れました。
・06/11/23 伊吹文科相の発言 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061123/1
--の新聞記事から、「教育は不当な支配に服することなく」の同じ文言が、
180度異なった意味になっていたことについて述べました。
現場の教師や親が教育行政に異議申し立てをすることは、改正案に違反することになるやも?
改正案空恐ろしき! という率直な感想を述べています。
・06/11/25 教基法(8) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061125/1
--新設条項についてまとめて触れています。
習熟度別クラス編成や全国一斉学力テストを導入することと読めます。
・06/11/27 教基法(9) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061127/2
・06/11/29 教基法(10) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061129/1
--「中間報告」に対する日弁連の意見を借りながら、法的な問題点について2回にわけて触れました。
関連記事として...
・06/11/25 進路決まってよかったね http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061125/_o_
--現行法下でも、ちゃんと大事にされた教育が行われていることを女子高校生を実例に紹介しています。
・06/12/06 ハテナ? 再生会議 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061206/1
--まったく的はずしな提言に笑い飛ばすしかない?
天ちゃんの立場は、改正案 総論反対! 各論には評価できるものもある、です。
天ちゃんが参議院議員なら、「反対票」を投じることになるでしょう。
改正案は、国の行う教育に対し、不当な支配を許さないとしています。
その時々の国(政府)が掲げる「教育振興計画」は、国会に提出しさえするれば良いもののようです。
改正案第2条でたくさんの項目を並べ、それらの項目ごとに目標管理制度を導入するものです。
それは、すでに進められてきていますが、法的な根拠をしっかりと与えようとするものです。
教員は、直接国民に責任を負わず、以上の上からブレークダウンされた目標を達成
するべく、競争と厳しい評価対象になります。
教育の大目的は、憲法の理念を実現するための人格の完成ではありません。
国家や社会の形成者に必要な資質を「強制的に」教育された国民を育てることです。
改正案は、教育をテコに、教員、児童・生徒、親や地域を統制しようとする目論見を有している
大変に恐ろしい意図が読み取れます。
こういった改正案が、内容どおりに運用されるなら、
形だけでも「成果」をあげるために、不正がいっそうはびこり得るでしょうし、
教師も児童・生徒も心理的貧困に陥らざるを得ず、メンタルヘルスの悪化は必至です。
精神科医の立場を措いて発言すれば、
国が掲げる「目標」からはずれる、教育に求められるはずの行いに価値が見出されなくなり、
教育の画一化が進むでしょう。
そもそも教基法改正の理由に挙げられていた、現場の閉塞感がかえって進み、
教育の危機がいっそう進んでしまう、皮肉な結果が待っているでしょう。
改正案が成立した暁に、では、私たちに何ができるのでしょうか?
それについては、もうしばらく天ちゃんなりに思考してみて、記事にしていきたいと思います。
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