天ちゃん
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仕事納めの夜にまとめ

天ちゃん / 2006.12.28 23:15 / 推薦数 : 1

天ちゃんのクリニック(法人)は、今日が仕事納めでした。
ホント、よくできたもので、仕事納めの日にシッカリ、娘の風邪をいただいちゃいました(^^;。
(娘も冬休みに入った途端、風邪。)
昨日受診くだすった小学校の先生も、冬休みに入った途端風邪で、
「よくできたものですねぇ...」 って、おっしゃっていましたっけ(^^;。
帰宅後は、コンコンと、先ほどまで寝まくっておりました(^^;。

さて、仕事納めの夜に、このブログの1年を振り返ってみようと思いました。
(自分のためにも...)

栄えある(?)第一エントリーは、
2006/04/28 良識精神療法・認知行動療法 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060428/1
でした(^_^)。
エビデンスの確立されている心理社会的治療法は、まだまだ少ないのですが、
そのひとつが、認知行動療法(CBT)です。
先日の朝日新聞の暮らし欄の記事を見ましても、CBTを提供できている精神科医療機関は
本当に少ないようです。
天ちゃんのクリニックでは、昨年来、相棒の臨床心理士さんと共に、精神科医療を展開しています。
この精神科医療のを、厳しいけれど落とさない! と頼りの事務長が、忘年会(http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061222/1)で宣言してくれて
天ちゃんは、感動してしまいました(^_^)v。
その後、CBTの技法のひとつについて、被爆者が心の傷に向き合ったことを紹介した
NHKのTV番組を素材に触れました。
06/08/05 被爆者の心の傷 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060805/1
06/08/07 エクスポージャー http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060807/1

今年4月から、実質診療報酬マイナス改定のもとで、この国の医療従事者は働いています。
このブログの最初の方では、診療報酬マイナス改定の記事をいくつか配信しました。
06/05/21 診療報酬マイナス改定のツケ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060521/1
06/05/26 診療報酬マイナス改定の「症状」 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060526/1
06/06/12 診療報酬マイナス改定の結果 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060612/1
どうやって、マイナス改定の悪影響を減らせるかと、頼りの事務長、女房役の師長と、
論議したことが蘇ってきました。
幸い、対前年比収入、+8%の伸び、というのが現在の到達です(^_^)。
でも、忘年会のときにも確認したのですが、外来の天ちゃんは早口になっています
種々、療養指導させていただくのですが、単位時間当たりの処理量を増やすことで、マイナス改定
対処せざるを得なかったからです(^^;。
そういう意味では、マイナス改定によって、確実に労働強化が進みました
同様の事態が、この国の医療機関のいずこでも起きているはず、です。

今年は、立ち去り型サボタージュとか、医療崩壊、とか、この国のマクロ医療のあり方が
活発に議論されました。
どうしても、議論の焦点が、産科・婦人科小児科に当りがちでしたが、天ちゃんは、
精神科医の圧倒的不足状況について紹介しました。
06/05/30 マクロ精神医療 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060530/1
それが、この国の精神科医療の質を決定的に低いものにしています。
06/05/31 衆知の?精神科入院特例 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060531/1
06/06/01 ミクロ入院精神医療 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060601/1
06/06/02 続き(^^; http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060602/_O_
06/06/03 7万2千人!マクロ精神保健 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060603/1

なお、別の目的で書き始めた、次の記事でOECD加盟国での日本の位置が知れます。
06/07/21 日英豪州のマクロ比較 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060721/1
--そもそもの目的は頓挫しっぱなし、に終わりましたが(^^;。

今年は、天ちゃんのお仕事関連で、法的・制度的な動きがいくつかありました。
それらについても紹介してきました。
06/06/05 5年ぶりの再開?障害者雇用促進法 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060605/1
06/06/23 改正労働安全衛生法について http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060623/1
06/06/24 労安法改正 裏ばなし? http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060624/1
--文字とおり、労働者保護の点から、「改正」されました。
しかし、その一方で、時短促進法は廃止され、現在議論中のホワイトカラー・エグゼンプション
に向けた「地ならし」はすでにされてきていたと言えます。
06/07/28 時短促進法廃止 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060728/1

06/05/19 障害程度区分主治医意見書の書き方 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060519/1
06/06/30 【怒】障害者自立支援法の自立! http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060630/1
06/08/25 障害程度区分認定の状況 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060825/1
--今年は、障害者自立支援法元年、でした。
障害程度区分を判定する際の、認定調査票の見直しが始まっています。
現行のものは、精神障害の程度評価が十分になされないという声が上がっています。

例年、6月に、精神障害・自殺等の労災申請の結果が出されます。
その関係から、6月は、労災に触れた記事が増えました。
06/06/09 労災申請件数増加、認定率は低下! http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060609/1
06/06/10 これも仕事?(1) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060610/1
06/06/16 労災申請について http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060616/_you_
06/06/17 続き(^^; http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060617/_o_

その流れを引き継いで、「過労自殺」に関した記事が7月に続きました。
06/07/24 過労自殺裁判で証人尋問を受ける http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060724/1
06/07/25 裁判する側がなんぼのもんじゃい? http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060725/1
06/07/26 かなり<めちゃくちゃ 問題 と思います http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060726/1
06/09/28 突然ですが書籍の紹介をしま~す http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060928/1
06/11/28 勝訴~♪とのご報告 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061128/1

今年はまた、自殺対策基本法が制定されました。
この国の年間自殺者数は、3万人を超え続けています。
そして、一向に減る気配を、今のところ見せていません。
06/05/10 自殺は予防できる http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060510/1
06/06/08 自殺者数減らず! http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060608/1
06/06/20 自殺対策基本法について http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060620/1
06/09/04 自殺予防をテーマにしたトークショー http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060904/1
06/09/13 ふ~ん さもありなん http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060913/1
--消費者金融の「命が担保」の記事。その後、規制されることが決まりました。↓↓
06/10/24 頭が下がりますm(__)m http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061024/2
06/10/19 青少年の「いじめ自殺」報道に思う http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061019/1
06/11/02 昨今の自殺に関する報道に思う http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061102/1
06/11/02 マスメディアに対する提言 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061102/2
06/11/02 マスメディアを評価する? http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061102/3
--仕事納めに当り、頼りの事務長、女房役の師長とも話題になりましたが、
幸い、自殺既遂者ゼロで、この年末を迎えることができました。
1万3千人程度しかいない、わが国の精神科医が、自分の担当している患者さんたちから、
自殺者を決して出さないという気概を持って、日々の診療に当たっています。
ミクロの視点では、精神科医療従事者が、その対象としている、ハイリスク集団の治療を、
真摯に続けることが、ひいては、この国の自殺予防に通じると言えるでしょう。
その一方で、マクロのレベルでの実効性のある対策を、至急講じる必要もあります。
このブログにリンクを貼った、「いきる」によれば、12月21日に、
第1回の自殺未遂者・自殺者親族等のケアに関する検討会が開催されたようです。
http://www.ncnp.go.jp/ikiru-hp/061221giji.html

目下、他の医師ブログでも話題になっていますが...
ホワイトカラー・エグゼンプションに関する記事が、後半では増えました。
この「適用除外」が実施されれば、労働者のメンタルヘルスは悪化することが必至、です。
長時間労働化が目に見えています...
06/06/15 労働時間とくらし http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060615/1
職場におけるハラスメントが増えることでしょう...。
06/07/07 モラル・ハラスメントについて http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060707/1
06/07/08 モラ・ハラ続き:判断ガイドと立法化への道 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060708/1
06/07/09 表が醜いので http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060709/_o_
06/07/10 ハラスメントと健康アウトカム http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060710/1
06/07/27 論座9月号 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060813/1
06/07/27 オリンピック・バカンス法っていかが?  http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060727/1
06/10/24 ホワイトカラー・エグゼンプションに初めて触れた記事 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061024/2

年明け以降、このホワイトカラー・エグゼンプション導入についてが、重要な論点のひとつに
なると思います。
06/12/14 長時間労働酷書 vs エグゼンプション http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061214
--関連記事のリンクが貼ってあります。
06/12/12 読者コメント http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061212/1
--過労死遺族の会の要望書を引用してあります。
06/12/20 ホワイトカラー・エグゼンプションを知る本 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061220/2
06/12/24 明日はわが身と肝に銘じ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061224/1
06/12/25 産経新聞のアンケート紹介 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061225/1

しかし、すでに、臨調行革路線の延長線上で、今の事態が生まれているワケで、
こういった動きを食い止めるためには、結局、投票行動で訴えていくしか、
一国民としては方法がないことを、痛感しています。

その他、このブログでは、以下のようなカテゴリーの記事をアップしてきました。

では、読者のみなさま、良いお歳を~♪

●職場復帰に関連した記事
06/06/28 職場復帰支援 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060628/2
06/09/26 うつ病からの職場復帰について http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060926/1

以下のような疾患シリーズを中心にしたカテゴリーの記事を、当ブログでは、掲載してきました。
現在、統合失調症の症状について、連載中、です。

●睡眠障害関連の記事
06/07/11 睡眠衛生(1)
 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060711/1
06/07/13 労働ストレスと不眠:睡眠衛生(2) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060713/1
06/07/13 アワビ採りの素もぐりして仕事 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060713/1
06/07/18 「睡眠障害対処12の指針」:睡眠衛生(4) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060718/1

●アルコール依存症関連の記事
06/08/16 リカバリー
 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060816/1
06/08/17 AAと断酒成功率 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060817/yoccyan_AA_
06/08/22 節度ある適度な飲酒者? http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060822/1

●デイケア関連の記事
06/08/21 デイケア家族懇談会
 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060821/DC_
この記事に、関連記事のリンクが張ってあります。
06/09/05 辞めたいかも カラ 働き続けたいかも http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060905/1
06/10/12 ゴメンナサイネ...エライ! http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061012/1
06/11/11 心配が現実に http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061111/1
06/11/11 スタッフの結婚 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061111/1
--デイケアのメンバー含めて祝われたスタッフは幸せ者。つかの間の和み、でした。
06/11/13 手作り風結婚式 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061113/_0_
06/12/13 すわ!ノロウィルス!? http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061213/1
06/12/15 すわ!ノロ!?のその後 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061215/1
--年の瀬せまって、猛威を振るっているノロ。天ちゃんのクリニックでは感染拡大を食い止め得ました。
06/12/15 デイケア・クリパ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061215/2

●精神疾患と妊娠・出産関連の記事
06/08/29 (1) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060829/1
06/08/31 無事出産のお知らせ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060831/1
06/09/01 服薬継続しながら出産 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060901/1
--精神疾患と妊娠・出産については、では、天ちゃんが実際にどんな説明(心理教育)をしているか?
について、触れ損なっていましたネ(^^;。
いずれ記事にしたいと思います。

●うつ病関連の記事
06/10/03 うつ病のまとめ(1)
 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061003/1
--9月は「うつ病月間」とでも言って良いような記事構成でした(^^;。
06/11/14 子供のうつ病 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061114/RE_marimomo_
06/11/30 急増する働き盛りのうつ病 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061130/NHK_

●「適応障害」について
今のところ記事はひとつです。http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061026/1 

●躁うつ病関連の記事
10月は、まさに「躁うつ病月間」とで言える記事構成でした。
06/09/06 躁うつ病が増える社会的背景? http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060906/1
06/11/09 躁うつ病のまとめ(1) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061109/1
--このブログのリンク先にも張ってあり、躁うつ病シリーズの記事をまとめて読めます(^_^)。

●教基法改定をめぐる記事
11月は、教育基本法改定をめぐる記事が続きました。
06/11/07 生徒と先生は本当に救われるか? http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061107/1
06/12/07 教基法改定をめぐるまとめの記事 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061207/1
--このブログのリンク先に貼ってあります。
06/12/06 ハテナ?教育再生会議 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061206/1
06/12/12 読者コメント http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061212/1
--教基法は結局改正案が可決されました。
今後は、関連法整備の段階で現憲法の精神をいかに後退させないか、がカギになってきます。
 この改正教基法が主旨どおりに実践段階に入れば、教職員および子供のうつ病が
さらに増えるハズです。

★追記
 URLのいくつかで直接リンク先に飛べないものがあります。
 何度か修正を試みましたがうまくいきません(^^;。
 URLをブラウザのアドレスにコピペして飛んでくださいm(__)m。

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FBI超能力捜査官??

天ちゃん / 2006.12.27 22:29 / 推薦数 : 1

>お医者さんはただ話しを聞いてるんじゃなくて、いろいろ考えながら話を聞いてるんですね!
>質問(問診)には意味があるんだなぁって思いました。

理沙さん、コメントありがとうございます。
このところ記事にしているのは、診断面接の一端、についてです。
精神科医の仕事の一部をご理解いただけてるようで、嬉しいです(^_^)v。

昨夜は子供につられて...FBI超能力捜査官とかいう人たちが未解決事件を解決!?
みたいな、かなり眉唾な(?) み○も○たさんが司会のTV番組を視ちゃってました(^^;。
(他に抱えている「お仕事」あるのにねぇ...(^^;)

陽性症状についての詳しい解説を続けます(http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061221/1)。

L2a.今までに、誰かがあなたの心を読んだり、あなたの考えを聞くことができたり、または、あなたが実際に人の心が読めたり、人の考えを聞くことができると確信したことがありますか?

「はい。」

<「はい」と答えた、具体例をあげていただけますか?>

「だいたい、会社の同僚とはコミュニケーションを密にしていると、相手が何を考えているか読めちゃう方ですので。」
「でも、自分の考えていることはなかなか伝わりませんが(^^;。」

<その同僚の考えていることが読めちゃったってのはどうやって分かりますか?>

「それは、『君、今こんなこと考えてただろう?』ってことで確認できることもありますし...もちろん相手の考えていることが分かったつもりになってるだけでハズレルこともありますが...(^^;」

これも、天ちゃんが創作したものですが...(^^;
思考や知覚に「明らかな矛盾」はありませんし、こういうことはあり得ることですから
「文化的に見て適当でない」ではなく(=適当なので)「いいえ」と、天ちゃなら判断します。

ところが...たとえば、

<「はい」と答えた具体例をあげていただけますか?>

「私も不思議でならないのですが、会社の同僚はもちろん、最近では廊下ですれ違ったほかの部署の人にも、自分の考えが知れわたっちゃっているんです。」

<と言いますと...?>

「たとえば、自分がイライラしながら廊下を歩いていると、『あっコイツ、今イライラしてやがるっ』とか、すれ違いざまに言われるんですよね。」
「しまいには、それが自分の席で入力していても、同じ部署内の他の人たちが、『イライラしてる』『イライラしてる』とか囁(ササヤ)き合っている声が聞こえてくるんです...。」

<今の例のような場合、直接面と向かって言われることはあるんですか?>

「...いえ、そういうことは、そう言えば無いですね...。」

<じゃあ、アナタの空耳? 聞き間違い? あるいは、思い過ごし? ってこともあり得るでしょうか?>

「...そう言われちゃえばそうかも知れませんが、こんなに頻繁に聞こえてきますし、ちゃんと聞こえてくるので...とてもそんな風には思えません...。」

とここまで、ご本人の体験内容が理解できると、この体験は、
信じがたい、理解に苦しむもので、普通の生活では生じ得ない場合、ですので、
天ちゃんなら思考伝播(シコウデンパ って読みます(^_^))であり、その背景に幻声(ゲンセイ)
と呼ぶ症状が認められる、って判断します。

この思考伝播は、自分の考えが人に知れ渡っちゃうワケで、患者さんにとってはキツイ体験
であることが多いです。
でも、丸で、テレパシーが使えるようになったような状態なので...
「超能力が使えるようになった」 って、たまに喜ぶ患者さんもいらっしゃいます(^^;。

<じゃぁ、天ちゃんにアナタの考えてることが伝わるか実験してみましょう(^_^)>
「...」(お互い沈思黙考(^^;)
<おう、伝わった。「天ちゃん先生のハゲ!」って考えてたでしょう!?>
(お互い苦笑い(^^;)
ここまで悪乗りできますと...
アナタの体験は、症状ですよぉ~って理解してもらえるようにする働きかけ、で、
診断面接 というようりも、治療面接 と言い得ます(^_^)v。

付録:思考伝播(考想伝播とも)の教科書的解説
 自分の考えが他に伝播してしまい、他人に自分の考えが分かってしまうという体験[精神・心理症状学ハンドブック]

このペースですと...統合失調症の症状から診断まで、が延々続きそうですネ(^^;。
(いつ終わることヤラ。)

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症状について:被害妄想

天ちゃん / 2006.12.26 23:43 / 推薦数 : 4

統合失調症の症状についての記事のおさらいをしておきます。
06/12/21の記事http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061221/1)中、
L1~L7の質問項目が、いわゆる幻覚妄想といった、陽性症状をカバーしています。

質問項目の<a>が、過去にそういう経験があったか?
を問うています。
質問項目の<b>が、現在もそういう経験を続けているか?
を問うています。
(質問項目によって、「ここ1ヶ月以内にも」というのがあるのには、意味があります。)

<a>の質問に対して「はい」、つまりそういう経験があったとお答えいただいた場合、
<「はい」とお答えになった具体例を教えてください>
などと、具体的な場面や状況を詳しくお聞きします。

そして、その具体例が...
思考や知覚に関する明らかな矛盾や文化的に見て適当でない場合に「はい」(=症状あり)とする
のでしたネ(^^;。(http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061225/2

さらに...
同時に、それらが明らかに信じがたい、ばかげている、理解に苦しむものであり、普通の生活
では生じ得ないことに関する場合、「奇異」と判定する

のでしたネ(^^;。
(ちょっとヒツコイでしょうかぁ?)

たとえば...
L1a.今までに、誰かがあなたをつけ回していたり、あなたを罠にはめようとしていたり、あなたを傷つけようとしているなどと確信したことがありますか?
(注:実際につけ回されている場合を除外するために例をあげてもらう。)

「はい...」

<具体例をあげていただけますか?>

「1年前まで付き合っていた彼に、仕事がえりの時間を狙って待ち伏せされていたことがあります。」

<ストーカーですかね。付き合っていた彼ってことですが...それは間違いありませんでしか?>

「ええ、もちろん。だって『もう付きまとわないでよぉ!』って路上で口論になっちゃたくらいですから。」

これは、天ちゃんが創作したものですが...(^^;
思考や知覚に「明らかな矛盾」はありませんし、今時はこんなことはあり得ますから
「文化的に見て適当でない」ではなく(=適当なので)「いいえ」と、天ちゃなら判断します。

ところが...たとえば、

<ストーカーですかね。付き合っていた彼ってことですが...それは間違いありませんでしたか?>

「ええ...たぶん。アレは付き合っていた彼でした。」

<もう少し詳しく聞かせてください。たとえば、どうやって「彼」って分かったのでしょうか?>
<直接眼で見て確認しましたか?>

「あの黒い男のカゲは、元カレでした。恐くて眼で確かめたワケではありませんが...。」

<では、どういう点から元カレって確信したのですか?>

「あそこまで正確に、私の帰宅時間を知っているのはアイツだからです。」
「決まって家の近くになると、カゲと気配で分かるんです。元カレが私にイヤガラセしているって。」

<何か、具体的に直接イヤガラセされたこともあったのでしょうねぇ。>

「ええ...実は『殺してやる~』とか、私を脅してきました。」
「父も母も信じてくれなかたんですけど...。」

<貴女以外でその彼の姿を見た人とかは? お父さんかお母さんに確認していただいたりとかは?>

「一度、母親に迎えに来てもらったんですけど、他の人がいたからアイツは潜んでいて、その日は諦めたみたいなんです...。」 云々。

この辺まで、ご本人の経験を具体的にお聞きしてみれば...
思考や知覚に関して「明らかな矛盾」があり、
にわかに信じがたいし、普通の生活では生じ得ない、
天ちゃんなら判断して、「はい」(=被害妄想および幻声あり)で、「奇異」と判定すると思います。

読者のみなさんは、いかがでしょうか?

なお、「天ちゃんなら」 ってのが、2箇所で出てきました。
精神病性障害の診断では、この「天ちゃんなら」っていう、判定者によるブレがあり得ます。
ICD-10とかDSM-IVといった「操作的診断基準」に準じた、構造化された面接法によっても、
こうしたブレ(ズレ)の余地が残されています。

また、MINIには、患者さん自身に評価していただくツールもあります。
精神病性障害や重いうつ病などでは、医師の評価と患者さん評価とのズレが大きいことも
知られています。

付録:被害妄想の教科書的な解説
 自分が迫害や陰謀の対象になっていると確信すること。っとえば、見張られている、尾行されている、盗聴されている、さまざまに妨害されているなど。[精神・心理症状ハンドブック、日本評論社より] 

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ホワイトカラー・エグゼンプションに関するアンケートが実施されていることを、
知り合いの弁護士さんから知りました。
天ちゃんは、さっそく、アンケートしておきました(^_^)v。
以下のURLから、以下にコピペしておきま~す。

共同通信の配信記事などでも、7割以上が知らないと答えているようです(>_<)。

とても簡単なアンケートですので、読者のみなさんも、答えてみられては?

「全く知らない」73% 厚労省検討の労働規制緩和

2006年12月18日(月)07:09

 厚生労働省が検討している労働時間規制の緩和策について、20-40代の会社員の73%が全く知らないと答えていることが18日、インターネットを使った連合のアンケートで分かった。
 厚労省は、一定の年収などを条件に「1日8時間、週40時間」の労働時間規制を撤廃するホワイトカラー・エグゼンプション(適用除外)の導入を検討中。来年の通常国会での法改正を目指しているが、制度が一般には浸透していないことが浮き彫りになった。
 アンケートは10月、全国の正社員の男女約1000人を対象に実施。「ホワイトカラー・エグゼンプションについて知っていますか」との設問に「内容まで知っていた」は9%、「名前は聞いたことがある」は18%、「全く知らない」が73%だった。
    (共同通信ニュース:http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/20061218a4960.html?fr=rk

   以下が、アンケートの投稿先で~す。
      ↓      ↓ 

●産経新聞特集部オピニオン面● http://www.sankei.co.jp/anke/
YES? NO? 私も言いたい

「1日8時間、週40時間」の労働時間規則を、一定条件を満たす事務系社員に適用しない制度
「ホワイトカラー・エグゼンプション(適用除外)」の導入を厚生省が検討しています。

今回は
ホワイトカラー・エグゼンプション
についてお聞きします。
締め切り 12月26日(火)午前11時
集計結果は12月30日(土)の朝刊に掲載。
産経Webには1月1日(月)夕方転載予定です。
個人のデータはアンケート以外では使用しません。
集計後は 破棄 します。
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(...つづき)
統合失調症シリーズ(?)「症状(1) 陽性症状」
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061221/1
の記事の続きで~す。

構造化面接MINIの診断症状項目の続きを紹介します。
(星和書店から書籍として出版されていて、購入可能です。)
(営利目的でなければ使用OKの許可を、著者のお一人からいただいていますが、
こういう媒体なので...著作権の問題とかもあると思いますので、再度強調して
出版されていることを記載しておきま~す(^O^;)。)

以下、臨床家による観察によって、「はい」(=見られる)「いいえ」(=見られない)を判断します。

L8b.現在患者には、支離滅裂さや、解体した会話、明らかな連合弛緩が認められるか?

L9b.現在患者には、解体型、または、緊張型の行動が見られるか?

L10b.面接中、たとえば、明らかな感情の平板化、会話の貧困さなどの他、何か新しいことを始めようとしたり目標に向かって行動し続けることができないといった統合失調症陰性症状が明らかに認められるか?

[判定基準]
L1~L10の質問の中で、「奇異」に○がついている項目が1つまたはそれ以上あるか
または
L1~L10の質問の中で、「はい」に○がついている項目が2つまたはそれ以上ある
場合、精神病症候群 現在 と診断します。
L1~L7の質問の中で、「奇異」に○がついている項目が1つまたはそれ以上あるか
または
L1~L7の質問の中で、「はい」に○がついている項目が2つ以上またはそれ以上あって、
かつ、2つの症状が同時期にあった
場合、精神病症候群 生涯 と診断します。

[補注]
L1~L6
も「はい」か「いいえ」以外に、「奇異」かどうか判断する、ことになっています。
各質問で「はい」と答えた場合に、それぞれ
<具体例を上げて「はい」と答えた内容や理由を説明してください> などと
追加で質問をして具体例が、思考や知覚に関する明らかな矛盾や文化的に見て
適当でない場合に「はい」とする。
同時に、それらが明らかに信じがたい、ばかげている、理解に苦しむものであり、普通に生活
では生じ得ないことに関する場合、「奇異」と判定する。

前回の記事と今回の記事と、症状名についてほとんど説明抜きで書いてきました。
次回は、各症状について追加的に説明したいと思います(^^;。

今夜はこの辺で~~m(__)m。
なかなか統合失調症の診断にたどり着きません...(^^;。

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明日はわが身と肝に銘じ

天ちゃん / 2006.12.24 11:11 / 推薦数 : 1

クリスマス・イブといえば...クリスマス前夜、という意味(^_^)。
ホワイトカラー・エグゼンプション導入、前夜...ということで今日の記事を記しておきたいと思います。

過労死遺族の会が、厚生労働省に要望書を提出したことは、以前に記事にしました。
(「読者コメントから」http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061212/1
今度は、丸の内などオフィス街で反対の訴えをしています。

時間規制撤廃は過労死招く 遺族がオフィス街で訴え

2006年12月20日(水)19:07

 労働時間規制の一部を撤廃するホワイトカラー・エグゼンプション(適用除外)は長時間労働や過労死、過労自殺の増加を招くとして、秋田や千葉、埼玉などの遺族ら約20人が20日、大企業が多い東京都千代田区の丸の内などオフィス街で導入反対を訴えた。
 導入を検討している厚生労働省の審議会は、年内の結論を目指し、21日に大詰めの議論をするが、労働者側は強く反対している。
 この日、遺族らは多くの人にエグゼンプションの問題を知ってもらおうと、過労死の実態を告発した日本労働弁護団作成のパンフレット「長時間労働酷書」とビラを配布。それぞれがマイクを握り、過労死で亡くなった夫や息子の悲惨な働き方を語った。
    (共同通信ニュース:http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/20061220a4410.html?C=S

元管理職らも反対を訴えています。

「規制撤廃は過労死促進」 元管理職らの批判広がる

2006年12月21日(木)19:27

 労働時間規制を一部撤廃するホワイトカラー・エグゼンプション(適用除外)を議論する厚生労働省の審議会は21日、労働者側の合意が得られないまま導入に向けて結論を出す見通しが強まった。これに対し、働き過ぎで死にかかった体験を持つ元管理職らから「長時間労働を拡大する過労死促進法だ」との批判の声が広がっている。
 夫や息子の過労死、自殺の悲劇を体験した遺族らは、厚労省に導入撤回を申し入れたのを皮切りに、東京都内のオフィス街で反対を訴えたり、審議会のメンバー全員に手紙を送るなど要請行動を展開している。
    (共同通信ニュース:http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/20061221a4040.html?C=S

この記事の詳報が以下です。(Webから拾えませんでした(^^;。)

「規制撤廃は過労死促進」 元管理職らの批判広がる

2006年12月21日

 労働時間規制を一部撤廃するホワイトカラー・エグゼンプション(適用除外)を議論
する厚生労働省の審議会は二十一日、労働者側の合意が得られないまま導入に向けて結
論を出す見通しが強まった。これに対し、働き過ぎで死にかかった体験を持つ元管理職
らから「長時間労働を拡大する過労死促進法だ」との批判の声が広がっている。
 夫や息子の過労死、自殺の悲劇を体験した遺族らは、厚労省に導入撤回を申し入れた
のを皮切りに、東京都内のオフィス街で反対を訴えたり、審議会のメンバー全員に手紙
を送るなど要請行動を展開している。
 申し入れに参加した大手ゼネコンの元技術者秋山光夫(あきやま・みつお)さん(5
6)=千葉市=は一九九七年四月、急性大動脈解離を発症。十時間を超える緊急手術を
受け、奇跡的に一命を取り留めた。
 マンション建設の設計や品質、安全管理を統括。エグゼンプションが対象とする「管
理職一歩手前」の役割と年収があり、発症直前に課長に昇進した。「自分の能力の四、
五倍(の仕事)が上司から降ってきた」。長期間、残業が月百五十時間を超え、年末年
始以外は休めなかった。
 慢性的な不眠、家族との激しいあつれき。退職届を出したが慰留され撤回。状況が改
善しないまま、心臓疾患を発症し生死をさまよった。
 秋山さんは「自律的な働き方なんてない。ノルマや成果主義に強制される働き方だ。
厚労省は法改悪ではなく、労働時間を守らせ、長時間労働や過労死を減らす対策を強め
るべきではないか」と訴える。
 遺族らの街頭活動は今月十八日、大阪市内でもあり、一九九九年に急性心筋梗塞(こ
うそく)を発症した元運送会社勤務の北村仁(きたむら・ひとし)さん(57)=兵庫
県尼崎市=も参加。
 発症直前には、月約百五十時間の残業があり「誰か倒れるかもしれない」と職場でさ
さやかれていた。北村さんは「まさか自分が死にそうになるとは思わなかった。人が死
んでからでは遅い」と制度導入を批判した。
    (共同通信ニュース)

この間、お仕事をもってらっしゃる患者さんに、ホワイトカラー・エグゼンプションについて
どう思うかお聞きしているのですが...

「よく知らない」 とか
「知っているけれどそれどころじゃない(目の前の仕事が忙しくて(>_<))」 とか
「気にはなっても忙しくて話題にする暇もない」 とか...
そんな反応ばかりです。

このままじゃいけない! と危惧と焦慮に駆られるイブの天ちゃんです...。

<関連記事>
・うつ病補遺2:うつ病と糖尿病 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061001/1
--うつ病の増勢傾向は職場環境・職務内容の劣化も原因です。
・長時間労働酷書 vs エグゼンプション http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061214/3
・ホワイトカラー・エグゼンプションを知る本 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061220/2

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「オイルショック」!

天ちゃん / 2006.12.22 13:28 / 推薦数 : 1

「オイルショック」というのは、今日いらっしゃった製薬会社の営業の方の表現です。

ある抗不安薬○×△
(注:商品名を出しちゃうと不安が増えて○×△が余計必要になっちゃいけないから by 頼りの事務長)
が、この年の瀬つまった時期に在庫切れ状況が続いています(>_<)。

天ちゃんは、○×△は第一選択薬として処方することのまずない抗不安薬です。
それでも、転院前の医療機関で処方されていたものを引き継いで処方していたりとか、
前所長が処方していたものを引き続き処方していたりとか、
で少人数ですが○×△を処方している程度です。

それでも今月に入って、確か数人で、○×△の代替薬に変更してもらった患者さんが出ています。

冒頭の営業員さんは...この間の実情説明と謝罪にお見えになった、という次第です。

○×△は、海外工場で製造されていたのですが、日本の製品検査で、異物(衣類の繊維だったそうです)
の混入が一定割合以上で検出され続けたため、製品ロット(さらにはバルク単位)自体の
破棄が必要になった。
海外工場の製造ラインを変えて、8時間労働のところを三交代24時間稼動とした。
その時点で、各工場の在庫は十分あるとされいたものが、実はそれほどなかったことも判明。
需要に応じられるように、他の製品(薬)のラインも使って○×△の製造に当たってきた。
この年末になって、年末年始体制ゆえ、長期処方が増えて、一層○×△の供給が難しくなった。

営業員さんによると...
「オイルショックのときのトイレット・ペーパー買占めと似た」
○×△の在庫確保に走る薬局も出てきて...
「オイルショック状態になっちゃっています。
安定供給がメーカーの使命であるところ、医療機関のみなさま、それ以上に患者のみなさまに
ご迷惑をおかけして申し訳ゴザイマセン<m(__)m>。」

<あなた個人の責任じゃないですから...本当にご苦労様です。大変ですねぇ~(^_^)>

「いえいえ、私どもメーカーの問題ですから...<m(__)m>」 とおっしゃりつつ...
「さすがに私達も、在庫が十分確保されている、って情報を流しながら実はそうじゃなかった
ことには、会社側に腹を立て追求しているんです。」
って、本音の一部をお聞かせいただけちゃいました(^_^)。

他の薬のラインを使って○×△の製造に当てている関係から、確かに△△△とかも、
患者さんが利用している薬局さんから、
「次回はどうするか相談させてください」 って連絡を、頼りの事務長はもらったそうです(^O^;)。

ちなみに...○×△を扱っている本社は、アメリカにあるそうです。
日本の検品基準は、他国に比べて厳しく設定されているそうです。
在庫がある程度も確保されていないこととか、きっとギリギリまで効率化によって絞り込んで
きた結果なのでしょう。
安全効率って 相反することが多いですから。

狂牛病と同じですねぇ~~」 って頼りの事務長...。

営業の方も、同意されていました。
ついでに、苦笑い...。

「アメリカの肉はボリュームがありますが、大味ですし...」
<確かに、天ちゃんが行ったレストランとかでも大味であまり美味しくなかったです。
日本のお肉の方が、品質が高いんですかねぇ~>

代替薬を扱っている、日本の製薬会社は、十分対応可能、と答えてくれたそうです。

アメリカの本社も、海外の製造工場に、日本の検査機械を急遽、導入することを決めた、そうです。

ところで...
今日は、法人の薬事委員会から、ノロウィルス感染症の蔓延によって、
整腸剤制吐剤手の消毒剤が、品薄になってきている って報告がありました...(^O^;。

ついでに、ノロ感染症予防情報のある簡単なパンフレットを、クリニックの待合室に置き続けています。
デイケアと関係なく、ノロ感染症にかかった患者さんのご家族、お母さんがそして自分も感染しちゃった
デイケア・メンバー君が、今日受診されましたが...
頼りの事務長、女房役の師長が、受診時間を午前中最後に集中させ、
他の患者さんの帰られた後で、天ちゃんが診察できるように手配してくれました(^_^)。
(受診後、接触の可能性のある場所を塩素系洗剤で消毒したことは言うまでもありません。)

PS:天ちゃんのクリニックでは、今夜が忘年会です(^_^)。

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症状(1) 陽性症状

天ちゃん / 2006.12.21 13:27 / 推薦数 : 4

06/12/20の「100人に1人」(http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061220/1)の続きです。

陽性症状は、通常幻覚や妄想といった症状のことって、紹介しました。
普段は ナイ のに、病的な状態で デテクル 症状、プラスの症状を陽性症状と言う、
とか説明することもあります。

同様に...
陰性症状は、普段は アル のに、病的な状態では ナクナル 症状、マイナスの症状
って説明は、分かり難いでしょうかねぇ(^O^;)。

うつ病や躁うつ病のシリーズ(左の欄のリンク先参照)でもご紹介した、
構造化面接 MINIの質問項目と内容をご紹介し、たとえばどんなものなのかをご説明します。
(MINIは、星和書店から書籍として出版されています。)

L1a.今までに、誰かがあなたをつけ回していたり、あなたを罠にはめようとしていたり、あなたを傷つけようとしているなどと確信したことがありますか?
(注:実際につけ回されている場合を除外するために例をあげてもらう。)
b.「はい」の場合、現在もそのようなことを信じていますか?

L2a.今までに、誰かがあなたの心を読んだり、あなたの考えを聞くことができたり、または、あなたが実際に人の心が読めたり、人の考えを聞くことができると確信したことがありますか?
b.「はい」の場合、現在もそのようなことを信じていますか?

L3a.今までに、誰か、または外部からの何らかの力によって、あなた自身の考えではないことを心の中に吹き込まれたり、普段のあなたならしないようなことをさせられたりしたと確信したことがありますか? 今までに、何かにとりつかれたと感じたことがありますか?
(注:例をあげてもらって、精神病的なものを評価する。)
b.「はい」の場合、現在もそのようなことを信じていますか?

L4a.今までに、テレビやラジオ、新聞などからあなた向けの特別なメッセージが送られたり、個人的には知らなかった人があなたに特別な関心を抱いていると確信したことはありますか?
b.「はい」の場合、現在もそのようなことを信じていますか?

L5a.今までに、あなたの親族や友人から、あなたの信じていることはおかしいとか普通じゃないと指摘されたことがありますか?
(注:例をあげてもらって、L1.~L4.までに示されなかった明らかな妄想の場合だけ「はい」とする。)
b.「はい」の場合、彼らは今でもあなたの信じていることはおかしいと思っていますか?

L6a.今までに、あなたは、他の人には聞こえない、たとえば声などを聞いたことがありますか?
その声は、あなたの考えや行動に口出しをしたり、2人以上で互いに話し合っているような声でしたか?(この質問に「はい」のときだけ「奇異」に○をつける)
b.「奇異」の場合:ここ1ヶ月以内にもそのような声は聞こえていますか?

L7a.今までに、あなたは、起きているときに幻を見たり、他の人には見えない物が見えたりしたことがありますか?
(注:文化的に見て不適切でないか確かめること。)
b.「はい」の場合、ここ1ヶ月以内にもそのようなものが見えていますか?

ここまでは質問してどうお答えになったかで、判断するものです。
L1 が、被害妄想に関わる質問
L2 が、思考伝播とかテレパシー体験とかに関わる質問
L3 が、思考吹入やさせられ体験、ついでに憑依体験に関わる質問
L4 が、関係妄想とかに関わる質問
L5 が、誇大妄想、心気妄想、世界没落感、罪業妄想とかL1~L4以外の妄想に関わる質問
L6 が、幻聴(というより幻声)に関わる質問
L7 が、幻視に関わる質問
です。

(つづく...)
これから某学校に講義に出かけないと...(^O^;)。

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厚生労働省の労働政策審議会の最終報告案に関する記事、です。

残業代ゼロ労働制導入、年収水準は盛らず 厚労省最終案

2006年12月08日21時00分

 厚生労働省は8日、来年の労働法制見直しについての最終報告案を、労働政策審議会(厚労相の諮問機関)に提出した。一定条件を満たした会社員が1日8時間の労働時間から外れ、残業代を払う必要がなくなる「ホワイトカラー・エグゼンプション」は、導入を明示したものの、対象者の年収基準は示さなかった。労働組合は導入に強く反対しており、法制化に向け労使の攻防の激化が予想される。

 今回の見直しは、パートや派遣など非正社員が増え、正社員にも成果主義が普及するなど働き方が多様化した実態をふまえ、働き手と企業との雇用ルールを整備するのが狙い。労働契約法の新設など幅広い内容を含む。

 ホワイトカラー・エグゼンプションでは、対象者の満たすべき条件として(1)労働時間では成果を適切に評価できない(2)重要な権限・責任を伴う(3)仕事のやり方などを使用者に指示されない(4)年収が相当程度高い-の四つを挙げた。過労死など健康被害が懸念されるため、法定の週休1日(年間52日)を対象者は2日(同104日)にし、違反企業に改善命令や罰則を科す。
     http://www.asahi.com/job/news/TKY200612080362.html

この記事のネタ、 「今後の労働契約法制及び労働時間法制の在り方について(報告)(案)」
が厚労相のHPに、やっと昨日アップされました。
 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/12/s1208-12a.html

このエグゼンプションが導入・実施されたら、働くもののメンタル不全は一層深刻になるでしょう。
この予測をブログで記事化しようと思っていましたが...

昨日、天ちゃんのところに、著者のお一人から謹呈いただいたブックレットが、よく出来ています(^^;。
岩波ブックレットNo.690
←岩波書店のHP(http://www.iwanami.co.jp/hensyu/booklet/)から画像を拝借しましたm(__)m。

12月20日発売で、本体価格480円で~す。

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簡単な書評載せました(^_^)
http://10chan-kokoro.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_14e6.html

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100人に1人(^_^)

天ちゃん / 2006.12.20 13:22 / 推薦数 : 2

昨日は親病院の外来をそそくさと終え、某所で、来年のシンポジウムの打ち合わせ 兼 忘年会
でした。
ちょっと飲みすぎてしまい、帰宅も遅く...昨日はブログの更新ができませんでした<m(__)m>。
気づいたら...天ちゃんの万年10位が...ランキングが落ちていました(^O^;)。

お昼休みを使い...
お待たせしましたぁ(!?)
統合失調症シリーズ第1回を記事にしま~す。

今日はまず、
クリニカル・エビデンス 日本語版 2002-2003 から、
基本的な項目を、確認しておきたいと思います。

 

定義
 統合失調症は、幻聴、妄想、思考障害という「陽性症状」と、
 意欲喪失、セルフケアの悪化、情動の鈍麻という「陰性症状」を 特徴とする。
罹患率/有病率
 症状の発現は一般に成人期の初期(平均年齢25歳)に起こり、女性よりも男性の方が早い。世界での有病率は2~4/1000である。生涯のうちで統合失調症を発症するのは100人に1人である。

一生の間で、この100人に1人が、かかる
という事実を、読者のみなさんはどう感じますか?
天ちゃんは、やはり、統合失調症はありふれた病気 だなぁ~って感じます(^_^)。

陽性症状とは...統合失調症の発症や再発を特徴付ける症状のことで、通常は幻覚や妄想を指しますが、思考障害を含むこともあります。
陰性症状とは...一般にそれが無いことによる質的異常をさします。たとえば衝動や動機がない、セルフケアの喪失、といったようにです。

 

実は、先日、駅前のコーヒーショップで、その昔、天ちゃんが主治医だった女性患者さんから...
多価不飽和脂肪酸を含む健康食品を、ヨーグルトに混ぜて採るようになったら、すこぶる調子がいい」
って声をかけられ...
「(現)主治医に話したら、『関心ないやぁ』『プラセボ効果かもねぇ』って言われちゃってぇ~(>_<)」
「天ちゃん先生どう思います?」
って質問を受けちゃったのでした...。

<効果があるかどうかの科学的根拠(=エビデンス)ってまだ出てないんじゃないかなぁ?>
<ちゃんと文献検索したこと無いから確かなことは言えないけどぉ~>
とか、その時は天ちゃんは応えて...
エビデンスを創るには? とか、研究デザインはどうとか...
貴女個人でエビデンスを創る方法もある、とか、カントカ...
しばらく説明していたら、あっと言う間に時間が経っちゃって、
彼女と一緒に来ていた彼の強い勧めで(^O^;)、
「天ちゃん先生、コーヒー1杯!」
ってことでおごっていただいたりしました。

が!

クリニカル・エビデンス 日本語版の収載記事に、
1件のシステマティック・レビューによれば、多価不飽和脂肪酸はプラセボと比べて抗精神病薬の追加使用量を低下させるという1件の小規模な短期のランダム化比較試験の限定的なエビデンスが見出された。

という記事が載っていることを発見してしまいました(^O^;)。
(上記の彼女には、さっそくメールでご報告ならびに訂正しときました<m(__)m>。)
医学はホント日進月歩ですねぇ(^O^;)。

(つづく(^_^))

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