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今日 3つ目の投稿で~す。

お昼休みに書いた記事中の、「マスメディアに対する提言」 や、WHOのガイドライン の視点から、
自殺に関する報道コンテンツの質の評価をされてはいかがでしょうか?(^0^)

より望ましいのは、オーストラリアで2004年2月から活動を開始した、
「メディア・ドクター」のような取り組みが、この日本でも、ぜひ必要なんだと思います。
「メディア・ドクター」HPhttp://www.mediadoctor.org.au/(英文です(^^;))

いくつかの新聞で、1週間くらい前から、
いじめ対策に成果をあげた教師の取り組みを紹介したり、
養護教諭を中心とした活動を紹介したり(保健室は最後の砦;朝日新聞)しています。
また、さきほどのNHKニュースでも、生徒に対して、自宅持ち帰り郵送方式の
アンケート調査をはじめた教育委員会の取り組みを紹介していました。

どのマスメディアが、視聴率稼ぎ(?)ではなく、
本当に、視聴者の命と健康を守ろうとしているのか?
あるいは、デスクやディレクターを初めとしたスタッフが、単純に抜かりなく勉強(?)しているのか?
それを嗅ぎ分けるのに、今回の一連の報道は、よい材料になると思います。
(関連報道は、まだ続くでしょうが...)

また、小中学生の1割強が抑うつ傾向にあり、2割に自殺願望があったことを解明した
伝田先生たちの研究成果も報道されています。
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200411010168.html
子供にもうつ病が予想外に多く認められることが知られるようになってきました。
大人と同じように、うつ病を手がかりにした自殺予防対策が可能です。
(これはメディカル・モデル、でしたね(^0^)。)

ところで...
佐竹高校の自殺された校長先生についてですが、
報道記事を読む限り、業務起因性自殺、だと思えます。
地方公務員災害補償基金に労災申請され、せめて、遺家族が補償されることを期待します。
その途上で、少なくとも所管の教育委員会に取るべき責任があるなら、
せめてもそういう形で責任を取ってもらうべきと、天ちゃんは考えます。

また、高校の履修漏れ(?)問題の報道にも、受験生から自殺者が出ないようにと願っていました。
文科省の履修漏れに対する方針が打ち出されましたので、
本件による、
受験生からの自殺発生が起きずに済んでくれればと思います。

WHOの自殺予防デーのあった今月、NHKでは、「自殺予防キャンペーン」を開始しています。
(友人の精神科医からの情報で~す(^^;)

●NHK総合/生活ほっとモーニング
 「借金苦による自殺 ~解決の糸口を探る~」
 11月1日(水) 午前8:35~9:25
 http://www.nhk.or.jp/hot/onair_new/index.html

●NHK教育/ETVワイド ともに生きる
 いじめを考えよう~特集・金曜かきこみTV~
 2006年11月4日(水)19:00-21:00
 http://www.nhk.or.jp/heart-net/wide/

●NHK教育/ETVワイド ともに生きる
 「とまらない自殺 私たちにできること」
 11月25日(土) 午後8:00~10:00
 http://www.nhk.or.jp/heart-net/wide/

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◆青少年の自殺報道関連の記事◆
一旦、時間順に並べなおしておきま~す(^0^)。
・06/10/19 青少年の「いじめ自殺報道」に思うhttp://blog.m3.com/tenchanoffice/20061019/1
 ~コミュニティ・モデルの具体的対策に触れています~
・06/11/02 自殺は予防できる(今朝の投稿)http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061102/1
・06/11/02 自殺に関するマスメディアへの提言(昼の投稿)http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061102/2
・06/11/02 この記事http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061102/3
(メディア・ドクターについてはチャンスがあればご紹介します。)

★では、良い連休を~ヽ(^0^)ノ

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お昼休みを使って、(続き) を書きま~す。
他の医師のブログでも引用されていますが、天ちゃんも、このエントリーで引用しま~す。

天ちゃんのこのブログにもリンクを貼ってある、国立精神・神経センターのHP 「いきる」から、
兄貴分の高橋祥友先生のレポートを、直接ダウンロードして閲覧できます。
自殺のサインへの気づき、気づいたときの周囲の対処なども知ることができます。
(英文ですが、WHOのガイドラインもダウンロードできます。)
(NPOライフリンクにが貼られています(^o^):http://www.lifelink.or.jp/hp/jisatsuhoudou.html ライフリンクにリンクしました(^o^)

マスメディアに対する提言~青少年の自殺をどのように報道すべきか~
(『青少年のための自殺予防マニュアル』、高橋祥友、金剛出版、1999より)

1.短期的に頻繁に過剰な報道を繰り返すのを控える。
2.自殺は複雑な原因からなる現象であることをふまえて、自殺の原因と結果を短絡的に結びつけてはならない。
3.本来自殺の危険を抱えた人が自分自身を自殺で亡くなった人に同一化してしまう危険があるので、自殺をことさら美しいものとして取り扱ったり、大げさな描写をしない。嘆き悲しんでいる他の生徒、葬式、全校集会、亡くなった生徒の机に飾ってある花などの写真を新聞記事に添付したり、テレビで映像を放映しない。
4.自殺手段について詳細に報道しない。自殺の場所や手段を写真や映像で紹介しない。どのような場所でどのような方法で自殺しかといった情報はできるだけ簡潔なものにする。実物の遺書を掲載したりしない。
5.(とくに青少年の自殺の場合には)実名報道を控える。
6.自殺を防ぐ手段や、背景に存在する可能性のある精神疾患に対して現在では効果的な治療法があることを強調する。同じような問題を抱えながらも、適切な対応を取って自殺の危機を乗り越えた具体例を紹介する。
7.具体的にどのような問題を解決すべきか、その方法についての情報を伝える。自殺の危険因子や直前のサインなどを解説し、どのような態度の変化に注意を払い、どのような対策を取るべきかを示す。精神保健の専門機関や電話相談などについても必ず付記しておく。
8.日頃から地域の精神保健の専門家と緊密に連携を取る。このようにすることで、群発自殺の危険が高まった時でも、適切な助言を時機を逸することなく得られるような体制を築いておく。
9.短期的・集中的な報道に終わらず、自殺に関連した問題に対する息の長い取り組みをするように心がける。
♪♪--------------------------------------------------------------------------------------------------------♪♪

冒頭の高橋先生のレポートでも、また英国サマリタン協会のガイドラインでも、
(どちらも、精神保健の専門家とマスメディアに関わる人々などとの共同作業で作成)
自殺に関した報道の際、精神保健の専門家と相談すること
という項目立てがなされています。

報道(=情報)によって、群発自殺や誘発自殺が、これ以上拡大しないように、ぜひ願います。
報道(=情報)は、自殺予防の点でも、効力は絶大ですから。

(続く...)
PS
「いきる」(WHOガイドラインや高橋先生のレポート)や「ライフリンク」(その訳)など、
読者のみなさん、自殺予防のために「対抗情報」を周囲に広げてくださいませm(。_。)m

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お仕事が始まる前に、精神科医として、エントリーしておかねばって思い立ちました(^^;。

昨日のDoctor Aki先生のブログ「脳科学体験日記」の記事(http://blog.m3.com/brain_science_diary/20061031/1) や
アンフェタミン先生のブログの今朝の記事「人生探求劇場」
http://blog.m3.com/my-quest-since-2006/20061102/1) でも
取り上げられていますが...

中3生のマンションからの転落死に関する、某民放TV局の昨夜のニュース報道は、
いただけませんでした。

リポーターは、情報が不足していて、まだ自殺なのか、いじめがあったのか分からない、
と述べていましたが。
そもそもニュースとして、(恐らく速報だったのでしょうが)
この、そしてあのタイミングで、ああいうコンテンツの報道の必要性があったのでしょうか?
いったい何を目的にした報道だったのでしょうか??

もちろん! 報道の自由は守られなければなりませんが。

もっと情報が整ってから報道することはできなかったものか?
と天ちゃんは思いました。

特に、いただけなかったのは...いくつかありますが...

自殺は予防できる! ってメッセージが抜け落ちていた点。

カメラ視線(?)で、丁寧にも、マンションの手すりを移し、そこから下を移し...
さらに、マンションの下の道路の、自転車置き場のそばに残る血の後まで、
映像にしてみせてくれています。

転落死した中学生が、転落するまで見たはずの映像を細かに映像にしていました。
まるで、TVドラマかと、見間違う映像の演出でした。

また、報道後のコメンテイターのコメントも、舌足らず、だったと思います。
昨今の「いじめ自殺」報道についてキャスターから求められたコメンテイターの意見、
という位置づけでしたが...
逆に、中3生の転落死が、あたかも自殺だったと決めつけるような「流れ」にすでになっていましたし、
コメンテーターのコメントも...
いじめはあるかないかでなく、あるものとして対応すべし。
といった趣旨のコメントでしたが...

同様の状況の中で苦しんでいる小中学生に(あるいは親御さんに)、
せめて、たとえば、
市町村役場や保健所(センター)に相談できる窓口があるって情報くらいは
報道すべきだったのではないか。
そう天ちゃんは感じました。

ちなみに、NHKでは、映像なしで、キャスターが、淡々と(?)
中3生が転落死し、事故か自殺か、まだ不明
ってことだけ報じていましたし、
朝日新聞の朝刊では、この件についての記事は見当たりません。
これらは良い例(ましな例)と思います。

★★★
昨日の夜間外来で、統合失調症の女性患者さんが、天ちゃんに告白してくれたのは...

福岡の「いじめ自殺」報道を見て、(亡くなった)お兄ちゃんの声で、死を誘う声が聞こえてきちゃうようになり
自殺未遂をしちゃったってことです。

「失敗しちゃった...」

もちろん、TV報道だけが、彼女の自殺未遂を誘発したワケではありませんでした。
このところ、彼女の神経の疲れに通じた諸要因を彼女と共に引き出し、評価して...
しかるべき手を打ったので、次回の外来を、無事受診してくれることでしょう
(ただ、天ちゃん以外、誰にも コノコトは話していない...ってのを重く受け止めて、次回外来までの間
天ちゃんの頭には、いつも彼女のことが場所を占めているに違いありませんが...)
★★★

自殺記事が大きく扱われれば扱われるほどその後に引き続き起こる自殺は増加する。

「群発自殺」「誘発自殺」として、よく知られた現象を起こしてしまいます。

自殺に関する報道のガイドラインは、WHOや英国サマリタン協会などなど...いくつも用意されています。

自殺をできるだけ誘発させず、自殺は予防できるっていう明確なメッセージを含む
ように配慮されています(^0^)。

英国では...新聞報道の際に、
必ず! 同様の悩みを抱えた読者はコチラヘ って、
対応窓口に関する情報が同時に掲載されています(^0^)。

(続く...) カテゴリー4つにさせていただきました。

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