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天ちゃん、今日は非常勤医師に外来をお願いし、お休みで~す。
1.医療現場のメンタルヘルス
昨夜は、東海地方の大きな医療機関にお招きいただいて、
「医療現場のメンタルヘルス」について、講義してきました。
病院の安全衛生委員会が招いてくださいました。
招いてくださる窓口がどこかって、重要なんです。
安全衛生委員会が招いてくださったってことは、全病院的に、本気でメンタルヘルスに取り組む!
その決意を象徴しています。
うかがったのは、2度目でした。
大きな講堂に、立ち見(?)の職員さんまで出る盛況ぶりで、アリガトウございました。
病棟勤務医が グングン減って、「医療崩壊」が話題になっていますが...
「幸い、ウチは、今のところあまり医者は辞めていません」
って院長先生はおっしゃっていました。
前回も今回も、右隅の最前列で、天ちゃんの拙い(?)講義を熱心に聴いてくださり、
天ちゃんの用意した資料に、ギッチリと書き込みなさっているのに、天ちゃんはちゃ~んと気付いています。
講義後、看護部長さんからも熱心で具体的なご質問をいただきました。
休職した看護師さんの復職で、こんな取り組みをしてきたけれども、天ちゃん先生はどう思いますか?
って趣旨のご質問でした。
ホント 良くやられていることに感心しました。
というより、感激しちゃいました。
後は、安全衛生委員会の中か、下に、「復職判定委員会」を設置し、職員の「復職支援のガイドライン」
を文章化し、全職員に周知する...
「システム化」って言っていますが、それが達成できれば、
同規模で天ちゃんの知る医療機関より良い復職成功率を、さらに良くできる、と確信して帰ってこれました。
この国の医療を崩壊させないため、1精神科医にできること、という気概と位置づけで、
これからも、こういった要請に、できるだけ応えて行きたいと思いました。
2.自殺者数
厚生労働省の人口動態統計によると、過去1年間の日本人の自殺者数の合計が、
今年4月、29808人
今年5月、29454人
3万人を下回ったのは、3年4ヶ月ぶり、とのことです。
自殺対策基本法を受け設置された内閣府の自殺対策準備室は...
「経済状況の好転により経済的な理由で死を選ぶ人が減っているのでは」 とみているそうです。
警察庁の統計は、外国人も含めていたりするので、人口動態統計より多めにでます。
このままの調子なら、今年は、9年ぶりに(!)、3万人を下回るかも? ですね(^0^)。
でも、年間交通事故死者数の、まだ3倍以上に変わりはないですし、
自殺予防対策に向けて動き出した手を決して緩めてはなりますまい。
3.昔は良かった...? アニマル・セラピー
junjun先生の久々のエントリーに触発されて...
天ちゃんが働いていた親病院でも
その昔は、入院中の患者さんたちが、野良猫を飼って、というか、餌付け? していました。
(職員は、知っていて、知らぬふりで、暖かく見守っておりました(^^;。)
い~っつも玄関前に、何匹も野良がたむろしているヘンナ病院でした。
植物や動物を育てる体験は、精神疾患をもつ患者さんにとって、大変治療的な場合があるのは確かです。
天ちゃんが担当していた ある女性患者さんに、病室でカメを飼育してもらったこともあります。
カメの飼育を日課にしてもらうことで、統合失調症の臨界期をスムーズに寛解期に移行できましたから。
でも、感染症予防のために
院内(院外?)感染防止のために
って考えれば、野良猫飼育(?)も病室でのペット療法も、難しくなっちゃいましたねぇ...。
動植物と触れ合う治療的作用を知る、当時のOT(作業療法士)さんが、アニマル・セラピー協会だったかを
探し出し、その後は、このアニマル・セラピーが定期的に
たぶん今も実施されていると思います。
持ち込んでくださる動物は、みな、検疫済み!
それを知って、そういう時代になったんだなって思いました。
時代時代に合わせて、治療のレパートリーにも工夫が要るって、ことなんだと思います。
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コメント
コメント一覧
アニマルセラピーですが、私も関連学会に足を突っ込んでおります。
協会とかが動物を連れて行く場合、保育器みたいな機械まで登場する事もあるようです。前回の学会の発表でびっくりしました。
私は、精神障害の方に限らず、生き物と「個」と「個」として付き合う事が大切だと思っているので、病院や施設で生き物を飼う事に意義があると思うのですよね~
ちゃんと嫌なことをされたら呻る事、拒否できる(咬んでは困りますが)生き物と接することで、相手の気持ちを想像する能力が養われると。。。
ま、自宅が病院の隣ですから、現実的にはあまり変わらないのですけど、立入検査で指摘するようなことかなぁ・・・と思ってしまったのでした。
通常の職場でも大切なのは変わりないですが、
医療現場って「ミスしましたゴメンナサイ」が
本来であれば通用してはいけない世界ですもんね。
たとえば、編集者で「単純な誤植出しちゃった」
なんて場合は謝罪すればある程度済むわけで。
むしろ、言葉の暴力的な内容を掲載する方が
罪だと思って仕事してます。
あ、ミスだけに限らず、
いろんな場面でのメンタルヘルスについて、
語ってらっしゃるとは思うんですが、
そういった命に直結した非常に緊張を強いられる世界では、
何かとあるんだろうなという意味です。
医療関係者の方々で休職されている方の中には、
バーンアウトとかその他モロモロ精神的や肉体的なダメージが
多いと予想するのですが、
そんな方にこそ復職をして欲しいと思います。
一度患者(もしくは弱者?)の立場になった人は、
患者の視点で物事が見られるということですもん。
防止できるなら、それに越したことはないんですけどね。
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