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今日は朝から夜まで、外来の1日でした。
たまたま、今日、3人の患者さんからの報告に触発されて、記事にします。
うつ病から回復されて、不眠症対策で通院されている中年の男性患者さんです。
ホント 久しぶりに、この1週間ほど、夜間中途覚醒を経験されるようになったそうです。
変わったことと言えば...お彼岸にお父様の墓参りに行ったことくらい。
そういえば...オヤジが死んだ当初は実感がなかったが、最近、オヤジ死んだんだなぁと
実感するようになったかなぁ...
と回想してくださいました。
午前中の外来にいらっしゃったお若い女性の患者さん。
久々にズドーンと落ち込んじゃって...
とのことでした。
うつ病は、とっくに 「回復」 状態に到達し、現在、在宅リハビリ中です。
<何か思い当たることは?>
そういえば...昨年、大変お世話になった方が、仕事上の責任をとらされて、退任した日から...
ということでした。
もうお一人は40代の男性患者さん。
うつ病の悪化じゃなく...なんか、このところ、腰が痛くて...
去年の今頃は、頭痛とめまい、がひどくなってらっしゃいました。
実は、この方には、すでに、今日のタイトルの
「命日(記念日)反応」 という現象についてはご説明済みなので...
先生、ま~だ、記念日反応から抜け出られてないってことなんですかねぇ...
と感慨ぶかげ(?)でした。
ちょうど、3年前に、離婚されていたのが、この頃だったんですね。
以上のように、人生上のライフイベントがあった日の前後1週間くらいのことが多いのですが、
心身が不調になる現象が、昔から知られていて
これを、「命日(記念日)反応」と呼んできました。
ある患者さん(躁うつ病をかかえておられます)は、
あの木の芽時の 春の匂い 空気とでもいうか...
若葉がだんだん青々としていく時期になると...
なぜかソワソワして、気づいたら、躁転(躁状態に転じること)しちゃっている。
そんなことを何年か繰り返されていました。
また、統合失調症の若い男性患者さんも、「あの夏の日」になると、あっと言う間もなく、
再発してしまう。
後2者に起きた現象も、広い意味で、命日(記念日)反応と言ってもいいでしょうし、
そう呼ばずとも、同様のメカニズムが働いているのでしょう。
S→O→R→K→C という認知行動療法の基本的考え方を以前にご紹介しました。
この考え方に当てはめれば、
S=その季節の匂いや香りや雰囲気
O=それを過去に感じた感覚あるいは記憶
R=そう状態や幻覚妄想状態
ということになるのでしょう。
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