天ちゃん
Profile

ブログ内検索

カレンダー

<< 2006/09 >>
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

新着トラックバック

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

yoccyanさん、うつ病は「脳という内臓の病気だ」は、天ちゃんも説明でときどき使っています。
日本の精神科の医師が、あちこちでいろんな工夫を凝らしているんですねぇ。

「うつ病シリーズ」(?)もだいぶ回を重ねてまいりました。

今日は、休職からの「職場復帰」について、患者さんに説明している内容をご紹介しま~す。

原則原職復帰ですが、職場要因が主な原因で、休職に至った場合、復職時に
その職場要因が改善していなければ、再発は必至! ですね。
ですから、その場合は、事業所側に職場要因の改善も求めてみるのですが...
それでも無理な場合に限って、ご本人の意向をお聞きいただきながら
配置転換、ってことになることも時にあります。

以上の例外があることを知っていただいた上で、天ちゃんのオリジナルな図(!)で説明しましょう。
職場復帰

うつ病が回復した時点で、
<病前の気力、体力を10割として、このところの暮らしぶりから何割回復でしょうか?>
とお聞きして、「社会的役割遂行能力」が、在宅リハビリ開始時にどの程度か評価します。

体力の上に気力が、気力の上に知力が、知力の上に、家事・育児・職務といった専門能力が乗る。
ということで...
そこから、まず日課に体力づくりのメニューを入れていただきます。
たいていが、自宅周辺の5分散歩、です。

後は図に示したように、2週間ごとに日課や週間スケジュールを共に見直していきます。

2週間ごとが無難と思うのは、1週目のプログラムで過ごして、疲労の持ち越しやうつ状態のぶりかえし
がないことを確認した上で、2週目に、3週目移行のプログラム・メニューを計画できるからで~す。

以上の繰り返しの結果、主観的に最低でも病前8割以上、理想を言えば10割達したところで、
いよいよリハビリ勤務の実施です。
(傷病手当給付金を受給しながら職場に出ることを、リハビリ勤務、と呼んでいます。
休職中ですから、通勤途上などで災害に見舞われても、通勤災害として労災補償されない点など注意が必要です。)

前記したように、こういったプログラムをプランするときに、復帰後の職務内容=ゴールが、
明確なほど
、より現実的なメニューを工夫しやすいです。

この時点から、復職支援プランの一環として、具体的な復職までの
詳細なプランを持参してくださる事業所が増えてきました(^0^)。

この場合も、上記したように、2週ごとに、まずは仕事の量(時間)的アップ、
次いで質的アップを少しずつ、に注意しながら、進めていただくようにしています。
このペースに会わせて、職場上司の方も、初日、3日目、1週間前後、以後1~2週間前後間隔で、
ご本人に声かけくださって、プランの遂行状況と微調整をしてくださる
ところが増えてきました(^0^)。

固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)