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yoccyan さん、久しぶりのコメントありがとうございました。
極期からなんとか脱出した、回復期に入った人のほうが自殺率も高くなるので、
この時期を、日中会社(4時間程度とか)で朝・夕・夜はケアのための入院などの方法が
一般化するといいなと思います。自宅がいい人は、かならずカウンセリングとか・・・・。
一番は「社会の認知が進むこと」と「効率第一主義やグローバル経済なんたらを隠れ蓑にした
人間無視をやめさせること」だと思います。
日中は会社、夜は病院(入院) という形態を、ナイトホスピタルっていいます。
天ちゃんのクリニックの親病院では、こういう入院形態を実践しています。
ただ、地理的な問題がありますもんねぇ...。
精神科病院は、たいてい、街中にありませんから、望む人のほとんどにとって実現性が乏しい。
それが、今のこの国の精神科医療ってところでしょうか?
社会の認知が進むこと、人間無視をやめさせること--その通りと天ちゃんも思います。
このyoccyanさんの視点は、コミュニティー・モデルですねぇ。
今日は、もうヒトツの視点、メディカル・モデルの点から、うつ病後の復職に当たっての
ポイントのヒトツについて記事にしたいと思います。
この図は、おなじみ(?)の、うつ病の全体経過図で~す。
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060919/1
図に記載したコメントだけ変えてあります。
過去、記事にしたような 回復 状態にまで改善すると、回復期の波は消えます。
ある意味...当たり前のことですが、休職して療養されている患者さんの場合、
あくまで、在宅生活レベルで 回復 に至ったに過ぎません。
図の左側の⑤と⑥の間の矢印の延長線上にあるってイメージです。
ですので、復職を果たすということは...、
本来就業されていた水準=図中「気分の正常水準」=心身の本来の水準、にまで
心身を戻していくこと、ですよね。
この際に、在宅生活レベルでは消失していた 波 が、たいてい復活し、本来の水準に戻るまで
再び 波 が出現することが多いです。
yoccyanさんご指摘のとおり、「早すぎた復職」が、今産業精神保健の現場では、
問題になることが多いですが、それだけでなく、「適切な」復職の場合であっても、
「回復期の波」 が再現されることが多い、医学的事実を知識として、本人はもとより周囲も
ぜひ、押さえておいてください。
この点を理解できていれば、
ご本人も、復職当初から起死回生とばかりに飛ばさないでしょうし、
周囲も、本人がやる気を見せたからといって新規課題を喜んで与える前に、
今は一見調子が良さそうだけど、波の出る時期だから無理させないようにしよう。
と言ったスタンスで臨めるんじゃないかと思います。
こういう知識が普及すれば、心の健康問題で休業した労働者の復職の成功率は高くなると思います。
今のところ、まだ十分こういった知識を、患者さんの職場が持ちえてなさそうだなぁ~
と評価できたときには、こちらから患者さんを通じて、ご本人をもちろん含み職場の窓口の方と
3者面談して、よく情報を共有する努力を続けています。
また、過去の記事では、初発のうつ病の場合、回復後6~9ヶ月間、再発予防療法を実施する。
と記載しましたが...
お仕事を持ってらっしゃる患者さんの場合、障害のファクターも考慮に入れ、
うつ病をわずらう以前のパフォーマンスと同程度の仕事量をこなしてもOKな状態になった時点を
「回復」ととらえ、その時点から維持療法の期間をカウントし始める、という慎重な方針を採っていま~す。
今日の記事は、このブログのネーミングにふさわしい(?)
天ちゃんの臨床上の工夫について読者のみなさんに情報提供いたしました。
同業者の先生方からのコメントもお待ちしていま~す(^o^)。
関連記事:
06/06/28記事 職場復帰支援(1)http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060628/2
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