天ちゃん
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リカバリー

天ちゃん / 2006.08.16 17:45 / 推薦数 : 0

外来の患者さんが 今 切れています(^o^)。 

さきほど、アルコール依存症から回復途上の30代の男性患者さんが、診察を終えて帰られました。

同病の方がおられれば、参考になるやも? と思い立ち、エントリーしてみま~す。

もう大学在学中から、「アル中」でしたね(注:「アル中」は彼の表現)。
卒業して就職したときにも、すでにアル中...。
シラフで社会人だったことがないもんだから、どうしていいか戸惑っちゃって...。

とのこと。

彼は、アルコール性幻覚症にまで至った、ある意味 「重い」アルコール依存症
だったのですが...、
今年の3月以降、断酒=卒酒、しています。
10数年間、「酒 飲んでいて、ちっとも『勉強』してなかったから、
同世代に7-8年は遅れちゃってるかなぁ...なんて思います。」
とのこと。

<3月以来、お酒から離れられているのは、いったい何が良かったんでしょう?>

「死の門口」を見ちゃったからかなぁ...?
酔って吐いて、吐血までしちゃって、しかも、酒やめたら、離脱症状で死ぬほど苦しんで...
また飲んだら、あの経験をするのかと思うと...
もちろん、毎日、1時間ごとに酒のことを考えない日や時はないけど、
だからこそ、もう「事故」でもない限り飲まないと思う。

注:酔って吐いて、吐血までしちゃうのは、胃と食道のつなぎ目が、吐物で機械的に裂けてしまう
  マロリー・ワイス症候群 として知られています。

この程度で、「死の門口」をみちゃったなんて、まだまだ甘いって言われそうなので、
AA(アルコール依存症者匿名の会)では、この話、してないですけどねぇ...(^O^;

<お酒を卒業しないと行けない、そして実際行動まで伴う 「認識」 に至れるのは、
人によって違うし、「まだまだ甘いって言われる」レベルで至れたとしたら、
早いうちに気付けてよかったって思いますけどぉ...、それこそ命を落とす前に気付けて...>
(辞められるが先か お迎えが先か なんてのが口癖だった外来が今は昔(^o^))

彼は、どんなにスリップしちゃっても(再飲酒のことを スリップ と呼んでいます)
数度の入院治療の期間を除いて、天ちゃんの外来に通い続けてくださいました。

アルコールを初めとした依存症の治療は、ご本人の飲酒回避行動力を養ってもらう、
主体性と希望重視のスタンスに変わってきています。
酩酊時には診察拒否! を典型とした懲罰的な(?)医療が行われてないことを祈ります。

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