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J さん、コメントありがとうございました。
国によって、保健・医療サービスのあり方が大きく違っている 点につき
実際に暮らしたことのある方からのコメント、ありがたく拝見しました。
今日は、イギリスの精神保健体制と活動の実際、といったテーマで拝聴した講演で
天ちゃんが感じたことなどを記事にします。
「サッチャーリズムで」ズタズタにされた英国の医療保健福祉。
言葉のバリアーがないことも大きいでしょうが、多数の医師が医学部卒業後、
北米(主にアメリカ)へ頭脳流出してしまい、ぺんぺん草しか生えてないような
医療に成り下がったとも言われていました。
1997年 ブレア政権誕生と同時に、初期政権を方向付けたギデンズの「第三の道」。
医療費を増額に転じ、「費用に見合ったサービス」と「現場での統合」を
スローガンに、効果も効率も求める方向性で走っています。
昨日の記事のとおり、英国がかけている医療費の対GDP%は日本とほとんど変わりません。
なのに、精神科の平均入院日数は日本の3分の1。
対ユーザーあたりのスタッフ数は、日本の3倍。
だそうです。
支援の主戦場は 地域!
お金の使い方が、日本とはまったく違っている ワケです。
これを実現しているシステムが、コミュニティーケアの徹底。
Community Mental Health Team(CMHT)が、人口1-6万に1つ機能しています。
1チームが対象とする精神障害者数は350人。
1チームのスタッフは--
精神科看護師 3-4人
ソーシャルワーカー 2-3人
臨床心理士 1-2人
補助スタッフ 1-3人
精神科コンサルタント医(日本なら精神保健指定医?) 1人
その他医師 1-2人
事務員 1-2人
となっています。
スタッフの多くが 訪問活動に従事しています。
コクラン共同計画(EBMの基礎となる文献レビュー作業を体系的に行う)や
NICEプロジェクト(エビデンスに基づいた各種ガイドラインを作成している)発祥の地
らしく、7段階67項目に亘る、サービス規格(サービスの標準)が
設定され、CMHTは、第三者評価機関の厳しい評価を受けています。
このCMHTが、早期介入チーム、
ACT(Assertive Community Treatment包括的地域ケアプログラム)
と有機的に連携している。
こういったCMHTを展開しているのが NHSトラスト。
英国ではたくさんのトラストがコミュニティーケアを担っています。
(日本で言えば、市区町村ごとに1トラストがあるっていうイメージのようで...
日本でいえば...1市全体のすべてのコミュニティーケアを、1医療法人が担い、
厳しい第三者評価を受けているという感じのようで...
わが国でも実現不可能ではないシステムと感じました。)
(いわゆる、民営化、に当たるようです。)
ご承知のとおり、「骨太の」構造改革が実践段階に入っている日本。
(「骨太の骨そしょう症」と揶揄されていますが...)
これからの5-10年をかけて10年以上前のイギリスの医療状況を、
天ちゃんを含むこの国のみなさんは経験せざるを得ないのでしょう(^o^; 。
(言葉の障壁は英国より大きいといった違いがあるので...
でも、日本でも、今後、いっそう頭脳流出が進むのでしょう。
たまたまかも知れませんが、知人のお子さん達の幾人かが医学部卒業と同時に
米国等で臨床研修を積むことを計画していますし...。)
ずいぶん前、親病院で副院長をしているとき、市内を医師の頭数分の
キャッチメント・エリア(担当地域)に区割りして、そのエリアに住む患者さんたちを地域ささえる
訪問を中心にした医療活動を展開しよう! なぞとぶち上げたこともあるのですが...
診療報酬体系上、実現可能性の低いものでした。
外来に来てくださる患者さんを、医療機関で待って、診療した方が全然 効率いいですから...。
今、クリニックの雇われ所長をしていますが...
確かに、天ちゃんをコンサルタント医と見立て、上記したようなスタッフを
配置できれば、訪問活動を中心にしながら、市内に住む350人くらいの患者さんの、
地域生活を支えていくことは可能な気がします。
後は財源 の問題かも 知れません。
☆場違いでしょうが...?
06/07/03の記事「ホワイトカラー・エグゼンプション」に先週からやたら、
外国のURLらしいカジノやアダルト系のTBが着いてきます。なぜ??
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