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< 新規カテゴリー「メンタルヘルス」 | メイン | 【怒】自立支援法の自立! >

職場復帰支援(1)

天ちゃん / 2006.06.28 19:45 / 推薦数 : 0

昨日は 夜間診療 でした。
お仕事をもちながら維持されている方、休職中で復職間際の患者さん が中心です。

昨夜も 復職をめぐる相談を受けました。

「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」
(厚生労働省、平成16年10月) というのをご存知でしょうか?
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/10/h1014-1.html

天ちゃんは(も?) 基本的にこのガイドラインに沿って診療を進めています。

1st ステップ:病気休業開始および休業中のケア
2nd ステップ:主治医による職場復帰可能の判断
3rd ステップ:職場復帰可否の判断および職場復帰支援プランの作成
4th ステップ:最終的な職場復帰の決定
5th ステップ:復帰後のフォローアップ

とよく出来ていると思っています(^^)。

この「手引き」が出されてから 多くの職場(事業所)で、
職場復帰支援プランが作成されてきています。

主治医の立場で気をつけていることは--
1.2nd ステップ で、職場復帰可能の判断をする際、
症状と障害とを分けて評価する こと。
2.ご本人を中心にしつつ各事業所(職場)の職場復帰可否の判断基準を把握しておくこと。
です。

昨日の方は、復職可能か? それとも休職期間を少し延ばすのか? を検討しました。

この方は、うつ病の症状は「回復」され ていて、在宅リハビリ・プランを遂行中でした。

--------------
生活リズム OK
当クリニックまでの片道通院時間 ≒ 通勤時間 (つまり、通勤OKだろう)
1日2時間くらい しっかり散歩 しても次の週に疲れを持ち越さない
 ⇒ 事務系職員の1日歩数が8千歩 ≒ 小一時間の散歩
家事も 一とおり こなしている(1日に3時間程度)
本を読んだり 「脳を鍛えるゲーム」 で1日2時間 ⇒思考力・気力の回復が 少し遅れているかな?
---------------

という感じで、気力・体力はほぼ病前レベル ですが、思考力の面でどうなんだろう?
と迷いました(^O^; 。

そこで、以上の評価を 走り書きで メモにしてお渡しし、患者さんの事業所の産業医とも
意見交換してくださるよう依頼しました。

その結果を、さきほど メールでご報告いただきました。
復職先を どこの部署にするか?
原職復帰は ご本人も望んでおらず、天ちゃんも、産業医も同意見です。
そこで、復職部署を 人事部と交渉し、着地点を明確にしてから 改めて 復職可否の判断をしよう!
ということになりました。

復職可否判断については...
精神疾患の症状が消失 or 回復したら、復職可能と
精神科主治医は これまで判断をしやすかったと思います。
しかし、社会的役割機能 今の場合 就労能力の回復の程度まで把握して
必要なら 本人を中心に据えながら...
医療側と職場(事業所)側 との3者の連携、情報共有、そして調整
が とても大事になってくると考えています。

このテーマは、時々 シリーズ化して 記事にしていきますm(。_。)m。

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 産業医がいる大企業はいいですけど、中小企業では産業医は実際にはいません。法律や制度なんて得に描いた餅にしか過ぎないのが現実です。
 うっかり鬱状態を職場の人間に見せてしまうと、これまでになんども退職を迫られ、これまでに何度もやむなく辞表を提出してきました。文言も指定されます。「病気療養のため退職致します」そう書くように迫られます。
 拒否すれば様々な嫌がらせを受けます。
 また再就職をしようとするときには、やはり正直に過去に鬱状態になったことがあることを言うと、必ず落とされます。
 いったい法律や政府の制度がなんの役に立つというのでしょうか。疑問を感じます。
written by おおやま / 2006.06.29 23:34
おおやま さん。「文言強制指定」で書かされた、なんて!
労基署に通告するなり、弁護士を立てて争うなりできれば、打ち勝てると思います。
そうは言っても現実がきびしいことは 担当している患者さんをはじめ、いろいろとお聞きしています。
労働組合があっても、見方になってくれることもそうでないこともあることも、聞いています。
労働組合がなくても、個人加入可能なユニオンも、各地にできています。
中小企業の多くには メンタルヘルス対策が なかなか届いていないのも課題、と認識しています(個人的にも、また精神保健学会や産業衛生学会等の専門職団体等も)。
医師会のレベルでは、地域産業保健センターが、大企業の産業医機能の代わりができるように、(本当に!)徐々にですが整備はされてきています。
「いったい法律や政府の制度がなんの役に立つというのでしょうか」と疑問を感じるお気持ちも理解できます。
1990年代後半以降、働くものを、者でなく物、と扱うような人事・労務管理がいっそう横行するようになったと、天ちゃんは感じています。
でも、一方では、ちゃんと「者(ヒト)」として扱い、かつ、ドッコイ しぶとく頑張っている中小企業もまだまだあることも知っています。
「何の役にたつのだろうか?」と疑問に思うこともありますが、詰まるところ、最後の拠り所は、「仕方がないけれども」 法律や制度なんじゃないかな? と考え活用するしかないな、と天ちゃんは思います。
おおやま さんと似た苦労をしている人が、周りにたくさんおられると思います。
そういう方々で力を合わせあえるような シカケ? キッカケ? が おおやま さんの周辺で、できるといいのですが...。
また、忌憚のないコメント お待ちしています。
written by 天ちゃん / 2006.06.30 22:48

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