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ある女性患者さん (仮にDさん とします) が体験から学ばれたことを書きます。
50代になると、息子さんも娘さんも、就職したり、結婚したり...と、
「独立」を始めます。
Dさん によると、 「母子カプセル」 みたいな 母-娘 だったそうです。
その娘さん ドイツ人と結婚され 現在 ドイツに住まわれているのですが...。
娘さんの結婚を機に Dさんは調子を崩されて 当クリニックに通院されるようになりました。
巣をつくり 小鳥が巣立ち 残された親鳥のように...
子供の独立を キッカケ にしてうつ病やうつ状態に至る...
それを 空巣 (カラノス) 症候群 と呼ぶことがあります。
Dさんは 今頃 ドイツ です。
<この時期に ドイツですか 羨ましい~>
「サッカーを観にいくんじゃないわ、先生!」
とのこと。
(1試合くらい でも 観戦したら...いいのに?)
(もちろん 娘さんご夫婦の暮らしざま を観戦(?)に行くのが目的。)
旅立つ前の最後の外来で--
「思えば 娘は アタシの愚痴の聞き役 だったんだなぁーって...
愚痴を聞いてくれる人が いなくなってしまったからなんでしょう。
愚痴の原因は主人にありましたから...
気がつけば 改めて主人との関係を見直さないと..(いけないってことなんでしょうネェ)。」
<空巣の表が 娘さんの巣立ち、でも 裏には夫婦関係のテーマ! ですネ>
「そうですねぇ...」
10時間以上、ご夫婦で 隣同士 座って 飛ばなければならない場面・状況...
Dさんは ご夫婦関係の再構築 (見直し) の第一歩を どんなふうに歩み出されただろうか...?
★精神科医のトクな(?)ところは--
こうして 患者さんの 生きざま から 己のありようを 振り返らせていただける ことだと思う...。
(Dさん ありがとうぉ m(。_。)m)
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