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このブログへの投稿が、「お仕事」化してしまっている、天ちゃんです(^o^;。
7万2千人、と聞いて、何の数字だと思いますか?
「7万2千人」と、検索ボックスに入れて検索してみると...
ここのところ話題になった、国民年金保険料の不正免除者数だったりします...。
今日は、マクロな精神保健の現状の一端を紹介しようと思います。
7万2千人、という数字は---
「精神保健福祉の改革に向けた今後の対策の方向」--
http://www.mhlw.go.jp/topics/2003/05/tp0515-1.html
私たちが、単に、「中間報告」 と呼んでいるモノが、出所です。
その骨子は、
1.普及啓発--正しい理解・当事者参加活動
2.精神医療改革--精神病床の機能分化・地域ケア・精神病床数の減少を促す
3.地域生活の支援--住居・雇用・相談支援
そして...、
4.「受け入れ条件が整えば退院可能」な7万2千人の対策
です。
(「受け入れ条件が整えば退院可能」の具体的な数字には、
日本精神病院協会や日本精神神経学会といった報告者によって
微妙な違いがありますが、それは、ここでは、無視します。)
精神病床数は、35.5万、と書きましたが、
すべてのベッドに入院されているわけでないので(つまり、空きベッドが結構! あるので)、
入院患者さんの全体数は、実際はこれより少なくなります。
それも無視して...(^o^;、
現在、日本の精神科病床に入院している患者さんの5分の1に当たります。
「受け入れ条件」 とは、住家、につきます。
でも、住家、を手配するだけでは、難しいことが知られています。
俗に、「ニーズ調査」 と呼んでいますが...
http://mhlw-grants.niph.go.jp/kosyu/2004/200453010009.pdf
これによると、
IADL(手段的生活動作)が 「非常に困難」 な人が20%前後
「多少困難」 まで入れると、70%前後
食事の用意、家事一般、金銭管理、薬の管理、電話の利用、買い物、交通手段の利用...
これらを IADL と言います。
7万2千人の20%と言うと...1万4千人あまりの患者さん。
7万2千人の患者さんと言うと...35.5で割って、2000人あまりの精神科医数。
もしも、精神科医1人が1つ診療所を開業すると仮定したら、
現在の2倍程度の精神科診療所数に、なります。
天ちゃんが5年前まで働いていた病棟の看護師配置基準を当てはめると、
看護師2万4千人!
といった精神科医療従事者が、地域医療へシフトする。
そんなイメージになります。
地域生活支援には、グループホームの世話人さん、とか
訪問ヘルパーさんとか、新たな雇用を創出もするでしょう。
ところで、7万2千人の入院患者さんが、向こう5年で退院して地域で暮らす。
と言うと、人口10万人当たり、55人くらい が、今後5年で地域で暮らすようになる。
(それぞれお住まいの市区町村の人口をかけてみると実感しやすいと思います。)
そんなイメージです。
いろんな 資源確保 が、7万2千人、を実現するためには、もちろん必要です。
でも、それよりも、何よりも...。
そうイメージしたときに、この国の「地域」は、受け入れる土壌(度量?)があるでしょうか?
もっとも、以上のシミュレーション、では、
残った28万床の精神科入院医療は、ちっとも改善しないことになってしまいます...(^o^;。
1~3 については、また機会があったら、記事にしま~す。
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