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前回の記事(↓)の続き、です。
↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20081201/1
一夜明けて...
東北地方で長らく精神科病院のトップを務めあげられた後、第二の人生を沖縄で暮らされている...天ちゃんの大先輩(A先生とします)から、お誘いいただいていました。
そもそもは...最近出版された、A先生の翻訳書(専門書です)を...
「沖縄に来るんなら、届けるね。届けるから、買わないでね。」 ってことで...
天ちゃんは、出版されたことを知っていましたが、まだ購入してなかったんです(^_^;)。
前回の記事(↑)に書きましたように...なぜか、宿泊先を、懇親会の会場のホテルと勘違いして、ご連絡してあり(^_^;)...朝からご迷惑をおかけしてしまいました<m(__)m>。
この土曜の午前中は...超ハイペースの平和ツアー(?)でした。
まずは...嘉手納ベース(→)
この写真は、道の駅、から撮影しました。
遠くに軍用機が2機納めてあるのですが...ちょっと判別できないかも知れませんね(^_^;)。
次の目的地に向かう途中、サトウキビ畑が、道路の左右に広がりました。
「(天ちゃん)先生さぁ...沖縄戦の後に、サトウキビがすくすく伸びたっての知ってる?」
<...(?_?)>
「死体がいっぱい転がっていたからねぇ...」
後は、お互いしばらく無言...
サトウキビも、土産として、子供たちに買って帰ったのですが...小さい頃、沖縄物産展で買ってかじって、大好評でしたが...
実は、この(↑)エピソードを話してしまったからか...(?) 今のところまだ、だれも手をつけていません。
A先生の気に入ってらしゃるという...勝連城跡、に。
”万里の長城”を思わせました。
石の城壁に上って、海の方向に目をやれば...よく晴れて、昨日までの天候と気温がうそのような、平和な美しい沖縄の海岸線と海...が広がりました(^^)v。
その後、平和祈念公園、に寄りました。
←この写真には、アルファベットで名前が刻まれています。
「記念」公園デハナク、「祈念」公園デアルように...
国籍を問わず、戦争で亡くなった方々の名前が、刻まれているからです<m(__)m>。
「記念」というように...過去のものとして思いやる、ノデナク...「祈念」とは、今の地点から今と未来に思いを届けようとする...思いの向うベクトルが違うんですね。
そのネーミングに沿って、沖縄の、そして日本の近未来のイメージが、フッと浮かんできたりしました...。
不発弾が地中に埋まっているところも見ました。
沖縄にいまだ残されている不発弾の処理には、これから50年はかかるそうです(>_<)。
沖縄の地に立つ自分の足元には、死体と不発弾の山が埋まっている...何かリアルな体感として伝わってきました。
その後...ひめゆり学徒が海に身投げした地点...は時間の関係でスッ飛ばしまして...<m(__)m>
ひめゆり平和祈念資料館へ...
「(天ちゃん)先生さぁ...僕は2度行っているけれど...あんな惨いのを見たくはないから...ひとりで行っといで。」
・・・ということで、献花束を購入して、沖縄戦殉教者医療人の碑などをお参りして...
沖縄陸軍病院第三外科壕跡(→)を覗いてきました。
写真(→)の中央に、黒い穴が見えるでしょうか?
そこが、外科壕(病室代わり)の跡、です(>_<)。
この壕の中で、天ちゃんたちの大先輩の医師たちや看護師たち、そして、看護要員であったひめゆり学徒たちが、懸命に傷病兵たちの治療(するほどの機材や物資は窮乏していたそうですが)や看護に当たっていた...その跡、です。
修学旅行生や...○○ギャルたちも、い~っぱい来ていましたが、その後に入場したひめゆり平和祈念資料館内は、し~んと静まりかえっていて...
そういう鬼気迫る迫力が、確かに、ここには、ありました。
道を隔てて反対の...喫茶店で待っていてくださったA先生から2冊(?)の手土産を、いただきました。
「こっちは帰りの機内用に...それとこっち...。」
(つづく...)
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今日、クリニックに、届けられました(^^)v。
緊急特集
10.22 高裁判決は不当!!
司法は医師を見殺しにするのか?
・・・という、全国から寄せられた怒りの声が収載されている冊子(→)が、です。
11月14日までの約3週間に届けられた、95名の、一般の方、医師、医師以外の医療従事者の怒りの声が収載されています。
以下に、いくつか、短めのものをご紹介しておきます(^O^;)。
民間企業につとめておられる愛知県の30代の男性の声・・・
こんな判決がまかり通っている様では、日本から医師、医療従事者がいなくなり、結果として自分達、子孫たちの首を絞めることでしょう。
全国医師連盟代表の声・・・
過重労働の実態把握の責任を病院ではなく個人に帰すことで、過重労働を放置した病院の管理責任を、事実上回避した判決となっており、遺憾である。このような判断は、現場の過酷な診療環境にいる医師の善意を裏切るもので、医療現場からの医師の逃散と委縮医療を促進することになる。
茨城県の50代の開業医の先生・・・
中原先生の死は、我々医者の献身的な過重労働を黙止し、磨り減るまで酷使された結果であると考えます。開業医、勤務医を問わず、医療界の大きな問題として注視しています。最高裁での正しい判断を期待しています。
闘病中の元医療者・・・
東京高等裁判所における病院側の責任を認めない不当採決に断固抗議いたします。他産業を支える医療従事者、人間らしい生活の崩壊が加速しつつあります。法の医療への理解求めます。
以上(↑)は、ほんの一部の、特に短めのコメントです<m(__)m>。
応援メッセージは支援する会のHPから ⇒ http://www5f.biglobe.ne.jp/~nakahara/
以下(↓)、もう古いニュース記事ですが...セーブしておきます<m(__)m>。
小児科医・中原利郎さん(当時44歳)の過労自殺をめぐり、遺族らが勤務先の病院を運営していた立正佼成会を相手取って損害賠償を求めた民事訴訟の控訴審で、東京高裁が使用者の「安全配慮義務違反」を認めなかったことを不服として、妻のり子さんらが11月4日、最高裁に「上告受理」の申し立てを行った。
同日開いた記者会見で、原告弁護団の川人博主任弁護士は、電通社員の過労自殺をめぐる2000年の最高裁判例(以下、電通最高裁判決)と労働基準法などに控訴審判決が違反しているとして、最高裁に審理を求めていく考えを強調した。電通最高裁判決は、「長時間労働が継続して疲労や心理的負荷が過度に蓄積すると、労働者の心身の健康を損なう危険がある。使用者は労働者の心身の健康を損なうことがないよう注意する義務を負う」として、使用者の「安全配慮義務違反」を認定している。
会見で弁護団は、「電通最高裁判決に照らしてみれば、本件のように一か月に当直8回、休日2日のみという状況では、心身の健康を損なう可能性は十分だ。病気の種類にかかわらず、健康悪化の予見が可能であれば、使用者の責任がある。ある程度、調査をしなければ、『安全配慮義務違反』を免れることはできない」と指摘。その上で、「『精神の変調が予見可能だったか』と問題をすり替えて『安全配慮義務違反』のハードルを高くし、使用者の責任を認めなかった」と控訴審判決を批判した。
また、控訴審判決が労働基準法と労働衛生安全法に反しているとも指摘。川人弁護士は「(両法は)労働者の健康を守るために作られたものだと論旨に書いてある。電通最高裁判決でも、(両法に)違反することは、使用者の責任につながると指摘している。ところが、控訴審では(両法への)違反があってもなくても使用者の責任はないとの論旨を展開しており、この点でも電通最高裁判決に違反している」と述べた。
のり子さんは「あのような控訴審判決が認められれば、医療者だけでなく一般の労働者たちの過労死を助長してしまう。控訴審の判決を取り消してほしいと思っている」と強く訴えた。
一審・東京地裁の3月29日の判決では、中原さんの当時の業務を「過重ではなかった」として原告側の訴えを棄却。のり子さんらが東京高裁に控訴した。10月22日の控訴審判決では、「過重な業務とうつ病の因果関係」は認めたものの、「病院側が(中原さんの心身の変調を)具体的に予見することはできなかった」として原告側の訴えを棄却。この判決を受け、遺族と支援者らが上告に向けて検討を進めていた。
「小児科医師中原利郎先生の過労死認定を支援する会」は3日、全国の過労死家族会や医療関係者らから、控訴審への批判と抗議のコメントを集めた。川人弁護士は集まったコメントを何らかの形で最高裁に提出する意向だ。
コメントは、同会のホームページからも受け付けている。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~nakahara/
更新:2008/11/04 21:02
キャリアブレイン http://www.cabrain.net/news/article/newsId/18991.html
「中原医師が全国の小児科を憂い、残してくれた遺書の一字一句を、裁判所が読み取れなかった事実に、多くの小児科医が落胆した」-。当直回数が最大で月8回、月平均5.7回と一般の小児科医の平均の1.7倍に上るなど、過重な業務によって過労自殺した小児科医中原利郎さん(当時44歳)の民事訴訟で、遺族ら原告が求めた病院側の「安全配慮義務違反」を認めず、訴えを棄却した10月22日の東京高裁判決に、医師や過労死の遺族らからの批判と抗議が相次いでいる。一方、妻のり子さんら原告が11月4日、最高裁に「上告受理」を申し立てたことに対し、「司法が正しい判断を示すべき」と支援の輪が広がっている。
のり子さんら遺族を支援してきた「小児科医師中原利郎先生の過労死認定を支援する会」(以下、「支援する会」)の会長で、船橋二和病院(千葉県船橋市)心臓血管外科部長の守月理さんは、昨年3月の行政訴訟判決で労災認定され、民事訴訟の控訴審判決でも業務の過重性と中原さんのうつ病発症との因果関係を明確に認めながら、病院側の「安全配慮義務違反」を認めなかったことに対して、「控訴審判決は、全国の病院で常態化している労働基準法、労働安全衛生法違反を追認するばかりか、(医師の労働)環境改善を怠る病院や国に格好の免罪符を与えることになりかねない」と厳しく批判し、原告への支援を呼び掛けている。
中原さんと同じ小児科医として、埼玉県済生会栗橋病院副院長で小児科部長の白髪宏司さんは、中原さんの遺書にも触れ、「日本の小児医療の在り方を学べなくてどうする。医療スタッフの労働環境や心身の健康に留意する姿勢は病院経営の根幹であり、よい医療提供の必須条件。今後の正しい判決により、行政への指導改革を含め病院経営の在り方を再考しなければ、同じことが繰り返される」などと警告している。
また、「過労死・自死相談センター」名誉会員で、「全国過労死を考える家族の会」元代表の馬淵郁子さんは、控訴審判決について、「『うつ病の治療をすれば自死しないで済んだはず』と主張するが、業務の過重性と過密な仕事内容を分析し、治療する時間があったかどうかの重要な個所には言及していない」と疑問を呈した上で、「病院側が過重な業務を課しながら、うつ病を予見できなかったこと、司法が下した判断、その問題の大きさに怒りが込み上げる。『安全配慮義務違反』の黙認で、過労死が増産される」などと抗議している。
さらに、小児科医を志している現役の医大生(4年)は、「裁判で、法的に病院が医師を支えてくれないと分かり、卒業後に研修病院に配属される時、何の支えもないまま医療の世界に飛び込まなくてはならないことに、背筋が凍る思い。判決が小児科を志す学生に影を落とさないこと、子どもを助けようと懸命に働く小児科医が傷つかない世界になることを願う」との意見を「支援する会」に寄せている。
控訴審判決への意見などは既に40件を超えており、「支援する会」では今後、司法に正しい判断を求めるとして、支援の声などを募集している。
更新:2008/11/04 21:08
キャリアブレイン http://www.cabrain.net/news/article/newsId/18992.html;jsessionid=9A045A87031B78B005E27F0988C9C973
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今日のタイトル冒頭の 「神経衰弱」 は...トランプのゲームではありません(^_^;)。
ちょっと間抜け(?)なんですが...今日は、少し前にいただいていた、きき さんからのご質問にお応えしておこうと思います。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20081123/1#comments
> 主人は発病までの2年ほど体を鍛える事にかなり熱中していて鍛えた日は興奮して寝れなかったり、疲れすぎていてあまり食べれなかったりしていました。
> それほどまでに限界まで全力で鍛えていると本人も言っていました。その上家事や子育てもよく手伝ってくれてあまり休むということをしない人で常に動き回っていた人でした。
> 私はこの無茶な鍛え方と日々の過労が原因ではないかなと思っているのですが肉体疲労から発病する事ってあるのでしょうか?(また質問ですみません。。。)
> 前の主治医からも今の主治医からも「ご主人にはエネルギーがあります」と言われました。その意味が私にはよく分からなかったのですが、好きなことをして発病したからなのかな?と解釈しました。一般に発病するとエネルギーがなくなるのですか?
ご質問は2つ、ですね(^^)v。
まず1つ目の...肉体疲労から発病する事ってあるのでしょうか?
これは、はい、です(^^)v(?)。
統合失調症シリーズの記事としてご紹介した記事のうちの、疾患モデルのまとめ、の一連の記事を、注意深く(?)お読みいただけば記載していました(^^)v。
↓ ↓ ↓
疾患モデルのまとめ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070206/1
このうちの...たとえば、以下の記事中...
↓ ↓ ↓
ストレスについて http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070124/1
> ストレス減になる得る、環境には...
> 中枢神経以外の環境ということになりますので、自分の身体、家族、友人、知人、同僚、上司に始まって...近隣、地域、市区町村...国や地球環境...などなどが含まれます。
> また、その地域や職場や国の経済状態とか、職場の雇用制度といった、法や制度も、この際、環境に含めます。
・・・ということで、肉体疲労が、ストレス源に、なり得ます。
また...以下の記事中にも...
↓ ↓ ↓
脆弱性について http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070125/1
> たとえば、深酒をしたり(^^;、精神的にも身体的にもくたびれ果てていたり、寝不足ぎみだったりしているときには、頭の働きが誰だって悪くなっているなぁ~ってのを実感できますよね?
・・・とも記載しておきました。
それと...
これといった”原因”が明確には同定できない、とのことですネ。
これも、精神疾患(...に限りませんが)の発症”原因”を分析する際に、大事な点で、原因は「ひとつ」(...と感じられるような’出来事’)とは限らない、ってことです。
これは、以下の記事の情報からも、ご理解いただけるのではないでしょうか?
↓ ↓ ↓
大事な周囲の役割 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070220/1
この記事中の...2つの図をご覧ください。
縦軸が、ストレス強度、です。
再発の閾値、っていうのがボックスで追記されていますが...これを、発症の閾値と読み変えていただけますか。
すると...日々、さまざまなストレス強度の中で、私たちは暮らしている・・・これが、図中の波のような線の意味、です。
この中には、それだけでは発症に至らない、あまり悪玉ストレス度の大きくない職場、家庭要因も含まれ...
そこに、きき さんのご主人の場合、肉体的疲労、というのが割合大きな...しかしそれでいて、それだけでは発症原因とは考えられない程度の...ストレス強度として合わさって...他にも発症のときに加わった原因があるかも知れませんが...そういう総合的な悪玉ストレスが発症の閾値を超えて、発症した。
・・・という風に理解できます...。
いかがでしょうか?(^_^;)
さて2つの質問。
一般に発病するとエネルギーがなくなるのですか?
・・・という点について、です。
この 「エネルギー」 というのが何を指しているのか、ですが...(^_^;)
心のエネルギーでしょうか?
体力のこと? 気力のこと? ...etc.(^_^;)
...そういう科学的にすぎること(?)は、この際に抜きにします(^_^;)。
(たとえば、心のエネルギー、を例に取り上げた場合...さてそのエネルギーは、物理学等で言うようなエネルギーのように測定可能だろうか?? と天ちゃんは真っ先に疑問が浮かびます。)
ごく大雑把に、精神疾患を発症した患者さんたちを、外から観察していますと...
たとえば、疲れやすい。
またたとえば、意欲が低下しているように見える。
元気がない(ように見える)。
(これは、躁うつ病をかかえる患者さんの躁状態には当てはまりませんネ(^_^;))
喜怒哀楽の感情の動きに乏しい(ように見える。)
・・・etc.etc. (※)
こうした有様を総称して、神経が疲れて、衰弱してしまっているようだ。
・・・ということで、神経衰弱状態、と呼ぶことがあります。
うつ病にかかると、再びうつ病にかかりやすくなる(再発しやすくなる)というエビデンスが集積されつつあります。
うつ病にかかることで、再発に対する脆弱性が高まる、と言い換えても結構です。
統合失調症については、「生活のしづらさ」をまとめられた、台弘先生が、履歴現象、と名付けました。
↓ ↓ ↓
生活のしづらさ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070918/2
これら、再発脆弱性の亢進、履歴現象、といった状態にあれば...不用意に悪玉ストレスをこうむらないように、悪玉ストレスをスルーするとか、環境からのストレッサーから(悪玉)ストレスを拾わないように...
おとなしく(?)、静かに(?)、暮らす。
・・・そういう対処の仕方があり得ます。
前記した(※)のような。
...いずれにしても、そうした諸事情から、いかにも神経が衰弱したように見える患者さんが多い、という精神科医の臨床経験があります。
神経衰弱状態とは、一見、エネルギッシュでない様を言っているとも理解できますから...
そういう主治医も経験されてきた患者さんの平均値に比べて、きき さんのご主人には、エネルギーがあるように感じられる。
・・・ということで、そのように(↑)コメントされたのだろうと推察します。
ところで。
トランプの神経衰弱も、長時間プレイすると、神経が疲れますよね(?)
それは、ワーキング・メモリーを酷使するからだろうと思います。
前頭葉が疲れるんでしょうねぇ~~(?)
確かに、天ちゃんが入院中に接した患者さんの多くは、神経衰弱は苦手だったように思います(^_^;)。
(逆に、トランプ、マージャン、囲碁、将棋などをしていて~精神科以外のスタッフからは「精神科は遊んでいて仕事にあんるんだからいいわよねぇ~」とか、よく揶揄されましたが(^_^;)。そういう「遊び」によって、症状や障がいの回復の程度をかなりよく評価することができます。)
(真剣に遊んでいたことも、無かったと言えばウソになりますが...(^_^;))
(しかし、日々生きて暮らすには、遊びも仕事...という側面があると思います(・へ・)。)
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この週末は、ある集会から、記念講演(!)の演者として招かれました<m(__)m>。
天ちゃんにとって、実は、沖縄県に...と言っても基本的に那覇市でしたが、いずれにせよ、初めてでした(^_^;)。
で、受け入れ窓口の女性にお願いして、帰りの飛行機を遅い時間にしていただき...
その集会自体は、土日の2日間開催されたのですが、土曜日の午後から夜だけの参加にさせていただき...
ほんのちょっとだけですが、沖縄を堪能(?)してまいりましたので、何回かに分けて記事にしようぉ~かなぁ~と思いました。
このところ、ほとんどトンボ帰りばかりが多かったでしたので(>_<)。
沖縄県に住んでおられる読者の方には、内地の精神科医が、丸2日間で、どんな”沖縄体験”(?)をしたか...ご笑読あれ(^_^;)。
金曜日、1日の仕事を終え、集会側でご用意くださったホテルについたのは、あと3分で明日が今日になる、という有様でした(^_^;)。
飛行機が気流の関係と、上空の強風の関係で遅れたこともありましたが...
実は...後で気づいたのですが、集会の懇親会が行われるホテルが宿泊先とばかり、なぜか思い込んでいて(^_^;)、親切にそのホテルのフロントのお兄さんが教えてくれた地図を片手に...「正しい」宿泊先ホテルまでテクテク歩いたってことが大きかった、です(^_^;)。
(この2日間、本当によく歩いた。)
宿泊先ホテル ⇒ http://www.rocore.jp/
こうした、深夜に、初めての土地で宿泊先まで向かう...ってことがよくあるのですが(^_^;)、ちょっとした冒険気分に浸れますし(^_^;)、なかなかスリリングですよぉ~(?_?)。
翌日気づいたのですが、上記のURL(↑)でもPRしているように、国際通りの端で、県庁のすぐそばにある、しかもオープンしてまだ間もない、新築の匂いのする洒落たホテルでした(^^)v。
辻向い(?)にできたRYUBOというデパート(?)が元あった場所にできたホテルだ、とあるドライバーさんが(ホテル前に着いてから)教えてくれました。
タクシーでこのホテルに戻ることが何回かあったのですが、ドライバーさんはどなたも、このホテルの名前を告げただけでは...ハテナ?(?_?)ってカンジでした(^_^;)。
ホテルでさっそくTVをつけてみて気づいたのは...
沖縄テレビ(OTV)のニュースは、基地のこと、干潟のこと、などを報道し、労働組合や住民の声を取り上げていましたが、
NHK総合などのニュースでは、こちらと同じ。
この落差に、出鼻から、驚きました。
(つづく...でしょう(^_^;))
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天ちゃんも、その昔、駆け出しの研修医だったころ、師匠の経験談や、中井久夫先生のご著書の影響などあって...
同期の精神科研修医の間で、精神科薬を飲みだめしてみることが、ちょっとブーム(?)になりました。
また、今は亡き某科長さんの取り計らいで、ある総合病院の精神科病棟に”体験入院”させていただいた折には...
記憶では、ハルシオン0.25mg、ユーロジン1mgを眠前に処方していただいたのですが...人生発の睡眠薬の使用と、内科研修の蓄積疲労(^_^;)からか...
翌日の夜まで眠れて、ビックリ!(@_@;) でした。
今日は、asdfg さんの体験を本文記事として、掲載させていただきますm(__)m。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20081121/1#comments
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記事を読んでいて、参考になるかなと思われることがありますのでコメントします。(私の経験談です。)
まず、私は3年ほど前リスパダールとフルニトラゼパムを服用していましたのでその頃どのような気分だったのか、疑問に答える意味で、感想を書いてみたいと思います。
(精神科の薬の作用は、個人により大きな差がありますので一例としてお読みいただければ幸いです。)
服用していた状況ですが・・・、
私の場合は、統合失調症→急性一過性精神病性障害と病名が変わり、診断名の変化とともに、リスパダール→ソラナックスと薬も変わっていきました。(メジャー・マイナートランキライザーを服用中はロヒプノールも服用していました。)
その後、トランキライザーを服用しなくて良いといわれた後に、更に眠剤を漸減させ最終的には何も服用しなくてよくなりました。(2年ほど前の話です。)
さて本題のリスパダールを服用していた当時の気分ですが、ちょうど温泉で長湯をしてでろでろに体が溶けているような感じです。
気分は悪くありませんが、あまり物を考えられなくなります。(というか頭の働きが薬で鈍らされているような感覚でした。)従ってもの覚えも悪くなりました。
ただこれらは薬の影響だと思います。薬が抜けた現在ではそのようなことは全くなくなっているからです。
表情が硬いのは、たぶん病気自体のせいではないでしょうか。私も表情や動作の硬さが取れるのに結構時間がかかりました。
この病気は、本当にゆっくりとした時間の中で小さな波を繰り返しながら次第に回復していきます。例えば、夕方や雨の日になると調子が悪くなるとか、ほんのちょっとした事柄が気分に影響するとか。
回復が始まった頃は、家の部屋を移動するのさえ億劫でとにかく布団の中で丸まっていたい(というかそれしか出来ない)という気分なのでした。
(これから自分はどうなってしまうのだろうという人生や自分の精神に対する漠然とした、しかし、非常に大きな不安や恐怖が大きかったように思います。)
回復するにつれて本当に少しずつですが外部と接触することができる(したく)なるようになります(ただし、気分的には全然余裕が無いし、傷つきやすいむき出しの状態なのでバランスを崩しやすかったです。
とにかく生きてさえいれば何とかなる半ば投げ出した、半ば諦めた思いで日々を過ごしていたように思います。この気持ちのお陰で回復を焦らずに済んだのですが。)。
本当に少しずつ(殆ど変化が見られないようなときもあるのですが)小さな波を繰り返しながら回復していったように思います。(回復の感じは波線矢印が右往左往しながらも次第に回復方向に向かっている感じと思っていただければ近いです。
私も急性だったように思います。現在から振り返ってみると、私自身でもそう思いますし、周囲の方(他人)の意見を聞いてみても、前日までは全然普通だったといっていました。(ただし、医学的見解は異なるかもしれません。)
ところでご質問の薬をやめるまでの期間についてですが、
リスパダールは発病から1ヶ月半。
抗不安薬はリスパと入れ替わりで使用し始め、その後2ヶ月程度でした。しかしその後も何ヶ月かは頓服として使用していましたので、全体では4ヶ月程度でしょうか。
睡眠導入剤と睡眠剤はいずれも発病から9ヶ月頃まで使用しました。ただし最後の2ヶ月程度は分量を漸減する期間でした。
発病の原因については、私も今後の防衛策を立てる上で最重要だと思い、何度も医者に聞いてみたのですが、これだとはっきりいえないだろうということでした。
人間が生活するうえでは沢山の要因が絡み合ってストレスになっているので、それぞれを切り離してこれが今回の発病の原因とは断定できないということでした。
ただそういっても不安が付きまといますので、自分なりに調べた結果、笠原嘉著「精神病 (岩波新書) (新書)」という本に一般的な原因が書いてあるのを見つけました。よろしければ参考になさってください。
私の場合、発病のきっかけは全く思い当たりませんでした。
[引用元] http://blog.m3.com/tenchanoffice/20081121/1#comments
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当クリニックの、相棒の臨床心理士さんも、主だった精神科薬を飲みだめしてきました。
彼女の場合、どの薬を飲んでも、ほとんど目立った変化がなかったようです(^^)v。
単剤を、1回限りですからねぇ~(^_^;)。
でも、相棒はエライ! と心底思っています(^^)v。
[関連記事]
統合失調症の薬物療法 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070215/2
--最近右上ボックスに入れるべき新規抗精神病薬としてロナセンが使用できるようになりました。ドーパミン・セロトニン・アンタゴニストということでDSAとか呼ばれます。
薬物療法の基本スタンス10ヶ条 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070219/1
PS
> 天ちゃん先生、ブログのコメント欄をチャット代わりに使ってしまい申し訳ありません。
> あつかましいお願いなのですが、お許しいただけるようであれば、情報交換のため、もう少しだけお貸しいただくようお願いいたします。
ぜんぜん!!(^^)v 当ブログがお互いに有益な情報交換の場になるのなら、本望です(^^)v。
いつでもご利用くださいマセ~~
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ちょっとタイミングが遅ればせですが...(^_^;)
もう1週間ほど前になるんですねぇ...
実は、ちょうど、ハラスメントがいかにメンタルヘルス(不全)に悪影響を与えるか。
そんなテーマの依頼原稿を書いていたのですが、ちょうどタイミングよくというか...この麻生総理の発言の報(↓)に接しました(>_<)。
11月19日17時57分配信
麻生太郎首相は19日、首相官邸で開かれた全国知事会議で、地方の医師不足問題に関連して「社会的常識がかなり欠落している人(医者)が多い。とにかくものすごく価値判断が違う」などと述べた。首相はその後、記者団に「まともな医者が不快な思いをしたというのであれば申し訳ない」と陳謝したが、医師の資質を批判したとも受け取れる発言で、今後波紋を呼びそうだ。
同会議で首相は、「地方病院での医者の確保は、自分で病院経営しているから言うわけじゃないが大変だ」と強調。その上で、「小児科、婦人科が猛烈に問題だ。急患が多いところは皆、(医師の)人がいなくなる」「これだけ(医師不足が)激しくなってくれば、責任は医者の(方にある)話じゃないか」と述べ、産婦人科に対する診療報酬加算などの対応が不十分との認識を示した。
問題の発言は、医師の多くが産婦人科などでの過重な勤務を敬遠して開業医に流れる現状に、知事側が懸念を示したのに対して飛び出した。首相は同日夜、記者団に「医者は友達にもいっぱいいるが、おれと波長が合わねえのが多い」としながらも、「そういう(社会常識の欠落という)意味では全くない」と釈明した。
[引用元] 時事通信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081119-00000129-jij-pol
...(@_@;)。
全体の文脈の中で述べた発言を、細切れに引用しているせいも大きいでしょうが...「社会的常識がかなり欠落している人が多い」⇒「そういう(社会常識の欠落という)意味では全くない」 なぁ~んてのは、支離滅裂...というほかないでしょう(?_?)。
(2兆円の給付金の迷走も...同様...(>_<)。)
「自分で経営している病院」とは...コチラ ⇒ http://aih-net.com/index.shtml
実の弟さんが代表(?)を務めるASO GROUPの傘下にある病院です。
ASO GROUPのページはコチラ ⇒ http://www.aso-group.jp/
さらに...(>_<)、
11月19日22時52分配信
麻生太郎首相は19日、都内のホテルで開かれた私立幼稚園PTAの全国大会であいさつし「家庭でしつける力がなくなってきた」と指摘した上で、「じいさん、ばあさん、やかましいおやじさんの存在が薄くなってきたせいもあって、幼稚園で何とかしろと負担が掛かってきている。しつけるべきは母親だ」などと苦言を呈した。
首相は「幼稚園は、お子さんの後ろにくっついている親で苦しむ」などとも述べた。
[引用元] 時事通信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081119-00000203-jij-pol
社会的常識のある((^_^;))医師ならば...以上のような暴言も、笑って流せるのでしょうが...(^_^;)
過去記事ですが... http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071016/2
ここで取り上げられた「上司」=麻生首相、と置き換えてみてください。
今日のタイトルをこう(↑)した意味を、ご理解いただけることと思います。
医師不足による医療破壊、幼稚園にかかる負担...
天ちゃんはこのブログで、時折、保健・医療・福祉・教育・保育・介護・労働の領域の切り崩し(規制緩和)政策の舵を切る必要があることを述べてきましたが...
そういう政策の結果、医師不足による医療破壊、幼稚園やPTAにかかる負担が産み出されてきたワケですから、麻生首相の暴言は、確信犯的なものだったに違いありません(>_<)。
医療費の国庫負担を増やし、幼稚園への補助金を増やし、子育て中の親の負担を軽減するような支援策をもっと強化する、などして破壊や負担を、政治の責任で解決しようとすれば済むことです。
...というのは社会常識ですよねぇ~(?)
先の過去記事(↑)で取り上げた、上司も、結果が出せないような部下の状況を(たとえ意識はしていなくても)作っておいて、それが部下の責任であると、人格的な攻撃までしたことが、部下のうつ病、ひいては自殺を結果したのだ、と先の判決は明確に認めたわけです(^^)v。
(「女工哀史」、細井和喜蔵、岩波文庫、第六 工場における女工の虐使、より)
蛇足ですが...(^_^;)
主任とおイクさんの関係は...麻生首相と、医師・幼稚園の先生・PTAとの関係と相似ている、いや、同じではないか!? ということ(・へ・)。
ここに言う「女工」は...後期高齢者であり、非正規雇用者であり、われわれ医師であり、保育士であり、免許更新制が始まる教師であり、長時間過重労働下で働かされている労働者であり、お受験させらている子どもであり、....
ハラスメントの根っこを絶たなければ、ダメ! ということ(・へ・)。
日々、多くの患者さんを担当していて、そう実感せざるを得ない毎日です...。
(暴言に暴力や殺人で対抗するなんてことは、絶対にダメです、モチロン(・へ・)・・・ほかにもいい手だてはい~っぱいありますから・・・蛇足の蛇足(^_^;)。)
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このところ、統合失調症に関連した記事を、いくつか配信してきましたところ、偶然、先輩の精神科医から、以下の番組情報をいただきました。
以下に、ご紹介いたします(^^)v。
先輩、グッド・タイミングの情報提供、いつもありがとうございま~す<m(__)m>。
番組名:今日の健康「正しく知ろう統合失調症」
放送日時:11.24(月),25(火),26(水),28(金)
時間 20:30-20:45 (再放送は翌週13:05-13:20)
チャンネル:NHK教育
詳しくは下記
http://www.nhk.or.jp/kenko/2001/schedule/index.html
講師:丹羽真一教授(福島医科大学神経精神医学)
各回テーマ
11.24 症状と原因
11.25 最新の薬物療法
11.26 生活支援
11.28 Q&A
なお、11.28に向けた質問を受付中で
FAX 03-5454-9001
または上記サイトからの入力
きき さんをはじめ、ご関心のある読者も多いと思います。
録画予約されるなど、どうぞ、丹羽真一先生の、わかりやすい語り口をご堪能くださいマセ~♪
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前回の記事に続いて、きき さんのご質問にお応えします。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060922/1#comments
> こんばんは。先日職場の方と話したのですが、主人の職場は非営利団体なのでまずは週2~3日半日だけ出勤して何もせず場になれるというレベルの所から始めてくれるとの事で、私の方からこういった感じでリハビリをして欲しいと提案すればそのように対応してくれるとの事でした。
たいへん恵まれた環境にいらっしゃいますね(^^)v。
まず、ご主人が、復職に対してどんなお気持ちか確認が必要だと思います。
大変意欲的なのか、まだそうでもないのか。
次に、週2~3日半日だけ出勤して何もせず場になれるというレベルから始めることを、ご主人も望まれているのか、ご確認ください。
そのうえで、現在のご主人の社会生活、家庭生活の状況が、その週2~3日半日だけ出勤して何もせず場になれるだけというのを遂行できるほどになっているのか、それを評価してください。
もしもまだ、通勤を含めて、そういう段階にまで回復していない場合、そのレベルにまで至れるように、在宅でのリハビリ~デイケアや作業所等の社会資源利用も選択肢~を組み立ててください。
具体的な組み立てについては、主治医のご意見もいただくのがよいと思います。
最後に、ご主人が発症されたときの要因の中に、職場側の要因があったのかなかったのか。
もしもあったのなら、その職場側要因が減っているか、なくなっているのかどうか...
職場側要因を職場側が、ご主人が復帰するまでに改善する余地があるのかどうか...
原則現職復帰、ですが、もしもこの点をクリアーするのが難しいようでしたら、職場異動等を十分慎重に検討する必要が出てきますので。
> 主人が最終的にもし統合失調症と診断された場合でも再発予防療法の期間はうつ病と同じでしょうか?主人のケースではどのようなリハビリが理想的だと思われますか?
> 会ったこともなくメールの情報だけなので難しいかと思いますが何かアドバイスしていただける事があればお願いします。
躁うつ病の場合は、躁病相の期間 かける 2~3倍が、うつ病相の期間の予測値でした。
↓ ↓ ↓
標準的なうつ病の経過 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060919/1
双極型の方が短い http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080111/1
うつ病の場合は、治療開始から6~7か月でした(↑)。
統合失調症の場合は...
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070709/1
> [急性期の期間]×2~3倍 = [寛解期の期間]
...ということでした。
次に...統合失調症の場合の再発予防療法の期間ですが...
データは古いものですが...(^_^;)
右図(→)のような「再発率曲線」が知られています。
上の2本が、服薬中止群。
下の2本が服薬継続群、です。
それぞれの2本の下の方が、心理社会的治療を受けていた群。
上の方が心理社会的治療を受けていなかった、「
通常」治療群です。
このグラフ(↑)から示唆されるのは...
やはり(?)服薬を継続している方が再発率は約2分の1。
服薬の有無にかかわらず、心理社会的な治療を受けている方が再発率が低い。
服薬を継続していない方の再発率は、3年くらいでピークになりそう...(?)。
でも、再発率は約80%(@_@;)。
...逆にいえば、服薬を中止しても20%、つまり3年たって5人に1人は再発していない(!)。
そうすると、服薬をやめて、3年たって、再発していなければ、その後一生再発せずに済むかも知れない...(!?)
とすれば、統合失調症と診断された場合の、再発予防療法の期間として無難なのは...3年、という解釈が許されるのではないでしょうか(?)。
専門家によっては、安全を見て、この期間を5年としていらっしゃる方もおられることと思います...。
その一方...
統合失調症の長期経過を見ますと...
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070216/2
20~25年間経過を見れば(^_^;)、経過良好か不良か、ほぼ結論が出そう...(?)。
結論は出なくても、だいたい10年くらいもすれば、どっちか(良好群か不良群か)占えそう...(?)。
...ってことで、服薬は、3~5年は続けていただくのが「無難」そうで、仮に服薬はほんの少量かしていなくても、10年くらいは患者さんを卒業されないほうが「無難」かも...
以下は、天ちゃんの臨床経験から。
再発予防の視点で、服薬を終了後、再発のサインをキャッチしていただいて、早めに受診していただき抗精神病薬を再開し、前駆期をやりすごせたら、通院終了...という間欠的服薬・受診をしてくださっている患者さんもおられます。
この間欠的服薬が、本当のところ、再発予防効果があるのかは、いまのところ決着がついていません。
また、ほんの少量の抗精神病薬...具体的には、定型抗精神病薬のハロペリドール 1.5mgを眠前に、そうですねぇ、もう30年来服用されている高齢の患者さんもいくにんも担当させていただいています。
つい最近は、発症されたときのテーマを達成された、統合失調症の中年の男性患者さんは、どこまでクスリが減らせるか...つい最近の外来では、ハロペリドール 0.75mg/日だけの処方にして経過を見ているところです。
一方、先輩の医師が過去に主治医をなさって、1回だけの統合失調症エピソードを経験後、治療終了されていて...
20年間まったく何の問題もなく、地域的な活動に、子育てにとお元気で活躍されていた、ある女性患者さんでしたが...
何と、25年後に、「再発」されて、天ちゃんが主治医をつとめさせていただいた、って経験もあります。
こんな経験を披露いたしましたのは、前回の記事で書きましたように、エビデンス・ベースの精神科医療を実践してはいますが、やはり、患者さん(ご家族)と共に、日々、実験的な営みの繰り返しである、それが(精神科)医療である、ということをご理解いただけたらって思いもあってのことです<m(__)m>。
> 卒業される方の話が聞けてとても勇気づけられました。治る病気とはいえ、本当に治るの?って思ってしまうので・・・。
糖尿病や高血圧と同様にとらえられる統合失調症ほかの精神疾患ではありますが...
糖尿病や高血圧でも治るってことがあるくらいには、統合失調症ほかの精神疾患でも、治る、ってことはあると思っています。
ただ口惜しいことに、確実に治癒にもちこめる手だてを、十分なエビデンスをもって、解明しきれていない...それが今日の精神医学の到達です...。
統合失調症の治癒、をテーマに扱った天ちゃんの先輩の精神科医の、以下の大変意欲的な書籍(↓)を、ご紹介しておきたいと思います。
ご関心がありましたら、お読みいただく価値のある書籍だと思います(^^)v。星和書店より2002年に出版、現時点で電子書店Amazonで在庫が1冊あるそうです。(ランキングは...低い、です(^_^;)。)
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きき さんのご質問にお応えして、今日のブログ記事といたします<m(__)m>。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20081114/_v#comments
まず、最近気をつけて、ご説明(弁解?)させていただいているのは...
医師が、医学研究を、特にエビデンス・ベースの知見をもとにして、”一般論”としてお話できるのは、要は、患者集団を対象にした研究結果に基づいているワケですから...
あくまで、そういう患者集団同士の”平均値”の比較に基づいた知見にすぎない、という基本的な事実でしかない、ということです。
逆にいえば、無難な意見、ともいえるワケですが...
たとえば...治療薬AよりもBの方が、精神疾患Xの症状に対して有効である。
これが意味しているのは、たとえば100人の精神疾患Xを抱えている患者集団に治療薬Aを服用していただき...
一方、別の100人の精神疾患Xを抱えている患者集団に治療薬Bを服用していただき...
(それぞれ100人ずつに分けるときに、たとえばサイコロをふって偶数が出たら治療薬Aを飲んでいただく方のグループに、奇数が出たらBの方のグループに分ける...それを200人について同様に行う。そうすると、まったく偶然で200人を100人ずつに分けるので、一人ひとりの患者さんのもっておられる多様な個性自体も、まったくの偶然で、確率的にはちゅおどいい具合に、多様な個性自体も、それぞれ2グループに均等に釣り合って分けることができる...理論上は(^_^;)。)
服用前の症状の悪さ(の”平均値”)と、ある一定の期間服用後の症状の改善度(の”平均値”)とを比べてみたら、治療薬Aを服用していただいた患者集団100人の症状の改善度の”平均値”の方が、治療薬Bを同じ期間服用していただいた患者集団100人の症状の改善度の”平均値”よりもよかった。
...そういう医学研究の結果を、私たち医師は情報として知っていて、それから、これら合計200人の患者さん集団と、目の前の患者さんの特徴がほとんど同じであれば、治療薬Aを服用していただくのが、「無難」であろう。
よって、目の前のお一人の患者さんに、治療薬Aを処方させていただく。
という無難な(安全な)意思決定の作業を日常的に、医師は行っているワケ、です。
(理屈っぽくてスイマセン<m(__)m>。)
ちょっと考えてみていただけばおわかりなように...(?)
治療薬Aを服用していただいた100人の患者さんの中には、治療薬Aを服用しても、よくならなかった方、いえ、かえって悪くなった方も含まれているに違いありません。
一方、Bでは、逆パターンの患者さん-たとえばすごく良くなったとか-もいたに違いありません。
ですが、多数の患者さんの”平均値”では、治療薬Aの方が効果があったので、目の前の患者さんには、治療薬Aをお勧めするのが、無難(で安全である)、という次第です。
結局、目の前の患者さんに治療薬Aを、試しに飲んでみていただいて、一定期間後に、そのクスリAが効果があったのかなかったのかを観察・評価してみて初めて、その実際の目の前の患者さんの精神疾患Xの症状に対して、クスリAが効果があったと言えるのかどうか...
そういう手続きでしか、クスリの効果を知ることができません。
試しに飲んでみていただいて結果を見てみる、というのを別の表現をあえてするならば、実験をしている、とも言えるのです。
仮にエビデンス(科学的根拠)をベースにした助言ではあっても、こうした事情を知っておいていただくことは大事、と天ちゃんは考えています。
閑話休題(^_^;)。
きき さんのお一つ目(?)のご質問...
> 今の症状としては、色々な事をすぐに忘れてしまいます。
> たとえば2日前に食べた食事の内容を聞いても覚えていないと言います。あとは表情がまだ少し硬いです。
> よく笑いますが口角が以前ほど上がっていません。これは薬の作用でしょうか?
きき さんのご主人に関してのご質問です。
ご主人のかかられた精神疾患が、統合失調症である、ということを一応の前提にしてのご質問とのことです。
「2日前の食事の内容を聞いても覚えてない」...実は、これは天ちゃんも同じ、です(^_^;)。
(天ちゃんは今のところ、統合失調症に罹患していませんし、リスパダールも服用していませんが。)
ただ、わざわざこうきき さんがお書きになってらっしゃるということは、ご病気される前には、ご主人は2日前の食事の内容を覚えていらっしゃる方だったのでしょう...(?)
という茶化しは置いておいて...<m(__)m>
ご主人には、記憶力の低下がみられる、ということなのでしょう。
また、よく笑うようにはなったけれども、以前のご主人の笑い顔に比べて、口角の動きが「硬い」ということなのでしょう...(?)
統合失調症の病気(病相)の経過(推移)に応じて、主治医はリスパダールを漸減されてきているとのことでした。
また...
> リスパダールって嬉しいとか楽しいという感情と関係のあるドーパミンを遮断してるんですよねぇ?
> そうすると薬を飲んでいる以上はしょうがないのでしょうか?
もってまわっていますが...
以前の記事に書いたとおり...
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070207/1
> 寛解期は、急性期のネガ・ポジの関係にあると理解していただくと良いでしょうか。
> 中枢神経の興奮は冷めやり...うつ状態や呆けたような状態になります。
> 寛解期(回復期)の前期を、寛解後疲弊状態 とか 寛解後うつ状態 とか呼んだりすることもあるくらい、です。
> それと主人は最近暇だからといって毎日出歩いていてほとんど家にはいません(一日中雀荘とか漫喫とかジムとか立ち読みとかしてます)。
...というように、寛解前期、あるいは、暇を感じて好きなことならおできになるようになってきてらしゃるとのことですから、後期に移行したばかりのようです...
記憶力低下や感情の起伏の減弱など、脳機能はまだ病前の状態に戻っていないと思われる時期を、きき さんのご主人は過ごしていらっしゃるとのことです。
以上を総合判断するに、リスパダールの(副)作用という要素もないとは言えないが、たぶん、病状そのもの、まだ十分には回復しきっておられない、1回の統合失調症のエピソードの経過の中で起きている現象が、きき さんのご主人に見られている...のではないだろうか。
それが、天ちゃんの意見です。
(”一般論”から「無難」なコメントをさせていただきました。もっと正確な判断は、やはり主治医が一番可能である。そう思いますので、主治医にお聞きになってみるのが一番と言えそうです(^_^;)。)
> なるべく家でごろごろするように言っているのですが、退屈だと言い色々しています。
> 以前の賢い休養の仕方というのになるべく休むこととありましたが、やはり主人もあまり出歩かずに家でごろごろしていた方が回復のために良いのですよねぇ?
この点については、「いいえ」です。
> 「もうずいぶんとユックリ休めた気分です。」 とか
「そろそろ○○してみたいなぁ。」 とか
> 素直に感じられるようになってきたら...寛解期の前期から後期への移行期に
> 差し掛かったかナ(^_^)、
と判定します。(図の縦の点線のところ、です。)
> 徐々に、昼寝とかも不要になって、自然な睡眠リズムとか、食欲とかも戻ってくる時期です。
> アレしなきゃコレしなきゃ、とか焦りや不安から、動き出すと、急性期の症状が再び
> ぶり返して表れてくることが多いですので、要注意、です。
> この時期から、ボチボチとユックリ、退院や社会復帰に向けて、
> リハビリテーションのプログラムを開始していきます。
↑ ↑ ↑
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070207/1
以上のように過去記事に書きましたように、「徐々にリハビリテーションのプログラム」を開始していく段階にまで回復されてきたのだろうと思います。
きき さんのご主人のゴールは何でしょうか?
そのゴールに向けて、リハビリのステップを踏み出す段階にいらしゃることと思います。
どうやら、現在、ご主人を中心にしながら、主治医とご相談いただいて、リハビリプランを立てるのが良い段階に到達されたのだろうと思います。
どうぞ一度、主治医の見立てを共有していただき、ご主人を交えてご相談になってみてください(^^)v。
(つづく)
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今日の午後は、某保健センター主催の、「家族教室」の第2回目の講師をつとめてまいりました(フゥ)。
「家族教室」自体は、もう数回続くのですが...天ちゃんのお役目は、これで終了です。
第1回目が、統合失調症とは? 最新の治療と対応 でした。
今回は、最新の薬、再発予防と対応 でした。
この保健センター管轄の地域だけではなく、所属する自治体全体の住民に-といっても統合失調症をかかえた患者さんのご家族が主体ですが-公報等で案内がだされたそうで、大変たくさんの方がご参加くださいました。
ちなみに...
残りの回では、家族が健康でいるために、地域の資源の活用について などがテーマです。
担当の保健師さんからは、来年度の 精神保健相談医を要請されましたが...
正直なところ、11月1日号の東洋経済でも特集されたように...

医療機関の7割が赤字経営!! ですから(>_<)。
当クリニックですら、特に広報活動を一切していなくても、受診希望の患者さんはい~っぱい(^_^;)
そして、クリニックで待っていて、同じ時間だけ、患者さんの診療をした方が、今のところ、金銭的には全然効率的であることがひとつ。
(それでも、今年度は、外来単位を増やし...お仕事を強化しています。けれども経営数字は悪化の度合いを弱めている、くらいにしか効果が出ていません(@_@;)。)
(ついでに...こんな記載をブログに載せると...「常識に欠ける」医者って言われる昨今です(!?(?_?)))
それと...
天ちゃんの所属する法人の精神科医師が来年度までに、ナント!(@_@;) 複数退職されることが決まってしまいました(>_<)。
それに伴って、天ちゃんの働き方、お仕事の中身が、相当に影響(制約)を受けることが間違いナシ...といった状況がふたつ。
主に、以上の2つの理由から、とても来年度の外部的なお仕事(まして機会損失の大きいものは特に)を予めお引受けすることが、ほとんど不可能な事態になってしまっています(>_<)。
(実際どうなるかは別にして...当クリニックの閉院も選択肢のひとつに...医者がいなくなればその分何かを削らざるを得ませんから(>_<))
...と愚痴は、これくらいにして(^_^;)。
さて、今日出かけた地域は、実は、天ちゃんが云十年前の医学生の頃、4畳半の安アパートに住んでいた(貧乏でしたので)、その地域だったんです。
思いのほか、その昔の街並み、景色を残していました(^^)v。
でも、バイト代が出たら必ず食べに行っていた喫茶店、サラダスパゲッティーを食べに行ったお店と、スープスパゲッティーを生まれて初めて食べたお店と、両方とも消えてなくなっていました(>_<)。
(今回の金融危機では、特に外食産業では、11月に入ってパタッと客足が落ちているそうです~天ちゃん調査(^_^;)。)
その昔、ご一緒に働いたことのある看護師さんも、なぜか聞きにきてくれていて...(お元気そうでした(^^)v)
<さっきの質問用紙の、答えにくいあの質問は、まさかNさんが...いじわるしたんじゃぁないでしょうねぇ~!?>
って帰りがけに声をかけたら...
「冗談でしょぉ~ そんなことするはずないじゃな~い(^^)v」
タイトルの”チョコレート”は...
実は、統合失調症を患って、不幸にも亡くなられた息子さんの死後に、ご自身がうつ病を発症されて...天ちゃんが一時期主治医を務めていたお母さまが、休憩時間の合間にソット渡してくださったのでした<m(__)m>。
うつ病が平癒され卒業された数年前と変わらず、多くを語りませんでしたが...高級チョコレートに添えて、直筆のお手紙がありました。
...迂闊にも、今日のような家族向けの講演を知って、もっと早く参加していれば、息子を失わなくて済んだと思います...かしこ。
帰りの電車を待つホームで、中年の男性から声をかけられました。
「さっき、(天ちゃん)先生の講義を、最前列で聞いていたモノです。妻の発症を機に...云々。」
この男性は、一回りほど若い奥さまが、単身赴任中に(幼子を一人でかかえる状況になったそうで)統合失調症を発症された方です。
それを機に、脱サラして、身につけられていた専門技術で自営業を始められた方です。
前回も、質問用紙でご質問くださっていた方です。
そういう大英断をなさった夫としての潔さ、奥様を支えながら自営業を軌道に乗せられてきた御苦労などを、いくつか電車をやり過ごしながら(^_^;)、お聞かせいただきました。
帰宅後...子どもたちと、他愛もない雑談をしながら...
父親がその昔過ごした地域の保健センターに呼ばれて、講義をしに行ってきたこと、その地域がどう変わり、でも何は変わらずに残っていたかなど、を語りながら...
年の小さいもの順に、希望のチョコレートを堪能させていただきましたm(__)m。
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