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本日、池袋の東京芸術劇場にて、樫本大進Vnソロ・鄭明勳指揮・ドレスデンシュターツカペレの演奏会があった。曲目はブラームスのヴァイオリン協奏曲と交響曲第4番。
樫本大進は以前V.フェドセーエフ/ウィーン響と、このブラームス・ヴァイオリン協奏曲を共演したことがある。この時の演奏では、第3楽章の冒頭の主題をかなりムリにリズムを揺らして弾いていた。フェドセーエフはこの主題の弾き方に忠実に従ってオケも同じようなリズムで従った。今回樫本が同じように弾くのか、チョンがつきあうのか、ちょっと注目していた。

今回も樫本は少しテンポを揺らしたが、フェドセーエフとの時ほどではなかった。チョンもこれにつきあっていたが、さほどおかしなリズムにはならなかった。

交響曲第4番の方は、オーソドックスな印象であった。しかし、チョンの指揮とドレスデンシュターツカペレの演奏を見ていて思ったが、果たしてどの程度練習したのだろうかと、ちょっと疑問に思った。演奏としては一級オケ、下手などということはあり得ない。しかし、チョンのモーションとオケのアゴーギクがあまり合っていない。比較的大げさなモーションの時も、鋭い盛り上がりは見せない。またピアニッシモの部分で特にオケに任せきり、チョンの意志がどこまでオケに伝わっていたのかわからない。そのピアニッシモにはいかにも緊張感がない。このあたりはインバルと対照的である。
チョン・ミョンフンは最近料理本など出版したらしい。そんなものを書いているヒマがあったら、もっとオケとの練習時間を取って、自分の作りたい音楽をオケに伝えて欲しいと思う。
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