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車で聞いていたラジオで偶然知った。元キックボクシングチャンピオン大沢昇氏が始めた食堂で、尋常ならざる辛さのカレーを出すお店があると。それが大沢食堂だった。
ラジオ局から何人か赴いてその“極辛カレー”にチャレンジするというもの。ありがちな結果として、全員“討ち死に”だったように記憶している。
当時大沢食堂は巣鴨駅から白山通りを北上した、豊島青果市場の並びにあった。市場の職員が食べに来るので、なんと開店は22:00、終了は翌日の14:00であった。マスターの大沢元チャンピオン(諸サイトでは会長と呼ばれている)が一人ではとても無理なので、朝から昼の部は誰かに手伝ってもらっていたようだ。
お店は昭和の雰囲気を残す、と誰かが書いていたが、よくあるL字型のカウンター席に囲まれた調理場、そして4人掛けのテーブル・椅子が2~3組あった。夜の時間は会長が一人でやっていたので、カウンター席でない客もできた料理をカウンター越しに受け取ったり、片付けたりと手伝っていた。
そこで出されるのが極辛カレー/極辛カレーラーメン/極辛カレーチャーハン。もちろん他にも色々メニューがあった。しかし一部のファンの間ではすっかり有名になったこのお店でチャレンジすべきはこの極辛カレーである。注文しようとするとマスターにまず中辛を勧められ、食べられたら次回に、と言われる。中辛もそこそこ辛い。

洗練された欧風カレーとも、日本人の味覚にうまく合わせたインドカレーとも違う、パンチのある modified 家庭カレーとも言うべき味。福神漬けでなく、紅生姜が添えられる。味噌汁が付く。
大沢食堂が巣鴨にあった頃は、まだ極辛を完食した人は少なかったらしく、何とか私も会長に少し顔を覚えてもらえたようだった。
その後白山通り=国道17号の拡幅が決まり、用地買収のために大沢食堂は現在の本駒込‥三田線千石駅近くに移転した。しかしターゲットのお客さんがやっちゃばの人たちから、近くの東洋大学学生?などに変わったせいか、営業時間はまともになり、昼は14:30までで一旦昼休み、夜は22:30までとなってしまった。
お店も新しい、広いきれいなスペースになり、またネット上で有名になったせいかお客さんも増えて、極辛カレー完食者の数も増え、私の優越感?もすっかり薄らいでしまった。
激辛カレーチャレンジャーの定番のお店として君臨しているように思われる。
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