西田病院小児科研修記(その3) M4(○○○○)
早いもので、私が初めて西田病院を訪れてから一年が過ぎ、今回三度目の研修となりました。三回の研修日数の総計は約二週間となります。この間、田原先生をはじめ、西田病院小児科のスタッフの皆さんには大変お世話になりました。
私は今卒業を控えて、自分の進路を決めるべく各地の病院の見学を行っています。ここに来る前にも救急医療で有名な沖縄県立中部病院で二週間勉強してきました。そしてこの沖縄県立中部病院が私の第一志望の研修病院となりました。それともう一つ、私の志望する科は小児科です。一年前の私は、大学のある内科の先生に憧れ、その先生のもとで血液凝固の研究をするか、基礎の学者になるかと迷っていました。ところが、田原先生を知り、西田病院に来てから、私は小児科をやりたいと思うようになりました。なぜ私は小児科を選んだのか、それは田原先生がたまたま小児科医であったからだと思います(なんと単純な!しかし人生とは案外そんな事で方向が変わるのかも知れません。)
それと最近考えている事があります。私のように病院まわりをしていてはたして力が付くのかどうか。その間に国家試験用の問題集でもやっていた方が能率的ではないのか?その答えはすぐには出ませんが、このような事がありました。
*成績は同程度のA君とB君。A君は主に本で勉強し、B君は病院見学をよくしていた。
(その1)
教授:(子どもの体の白い斑点を指さし)これは何ですか?
A君:尋常性白斑です。
B君:水痘のあとです。
(その2)
教授:心臓の音の所見は?(同じ人で)
A君:雑音なしです。
B君:収縮期雑音があります。
(その3)
教授:外来で出来る心臓の検査をあげなさい。
A君:心臓カテーテル検査・・・
B君:心電図、胸写、エコー・・・
自分のやっている事が正しいと言うつもりはありませんが、面白いと思われた例をあげてみました。
最後に鹿児島大学の学生を何度も快く引き受けて下さいました西田病院の皆様に厚く御礼申し上げます。
平成元年8月9日
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西田病院小児科研修記(その2)
M3(○○○○)
春休みが来ました。鹿大の専門三年生の場合、春休みは人によって天と地の差があります。昨年の九月の試験に全勝していれば進級決定ですが、大多数の人は追試の嵐と戦わなければなりません。かくいう私も追試三つを抱えることになりました。このような追試の合間をぬって春期の病院研修計画を立てました。やはり、夏休みにお世話になった西田病院に行きたいと考え、3月13日~3月16日のスケジュールを組んでもらいました。というのも、前回の研修の後に、殊小児科においては飛躍的に力が付いたと思ったからです。この事は小児科の(大学の)臨床実習でよくわかりました。この点、小児科部長の田原先生はじめ西田病院のスタッフの皆さんに心から感謝しています。唯、まだまだパワー不足に加え、生来ののんびりした性格(生まれが南方系ですので)の為、数多くの与えられた機会をつぶしてしまったような気がします。例えば、病棟の患児の見方、処置の仕方、エコーの勉強などです。今後の大学内外における勉強の際に反省として生かしていこうと思います。
また、西田病院全体としての症例の多さ、豊富さや、救急をしているとう言う点などを考えても若手の研修医にとっては非常に良い研修施設となるのではないかと思います。最後に田原先生、小児科の皆さん、そして西田病院全体の益々の御活躍をお祈り申し上げます。本当にありがとうございました。
平成元年3月16日
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