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原爆の悲劇を繰り返すことなかれ(8)! >
masa / 2006.12.12 22:43 / 推薦数 : 1
少年の家は、とても貧乏だった。当時は、給食がある訳でなく、家から弁当を持ってくるしかない。しかし、その少年の弁当は、いつも、白いご飯とその真ん中に梅ぼしが入っただけのものだった。母子家庭で、母は、水商売をしている関係で、その少年は、田舎のおばあさんの所で生活していた。
運動会の時、少年は、担任の先生から、「先生、どうもお腹の調子が悪くて持って来た弁当、食べられないんだ、君のと換えてくれるといいんだが・・・」と言われた。貧しい家の少年は、運動会の時も、誰も応援に来る訳でなく、やはり、その日も、日の丸弁当であった。先生のは、その日は、いつもより、飛び切りすごいご馳走の弁当。少年は、そんなご馳走の弁当、今までに食べたことがなかったので、大喜び。
そして、翌年も、担任の先生が代わったが、やはり、その先生も、運動会の時に、お腹をこわしてしまったと言うので、その少年は、喜んで交換した。
で、成人して分かったことだが、先生達の申し送りで、その子の為に、お腹をこわしたことにしていたのである。
(佐賀のがばいばあちゃんの本より引用)
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