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  直ちに伝令が船舶司令部に飛んだ。直ぐにトラックで迎えに来てもらい、やっとのことで医務室で治療を受けることになった。司令部に帰隊する途中の木造の家々は殆ど焼失し、市内は丸焼けと化している。


 私が失神して、死体置き場にほおり込まれ様としている間に、何百発かの爆弾と焼夷弾が投下されたのであろうか?余りにも無惨である。


 まてよ、私が引率していた部下はどうなっているのだろうか?市内は、焼け野原になっているが、部下達には、全員助かって欲しい。心配でならない。1名でも生きてくれ。誰に聞いても情報がない。皆無事であって欲しいと祈るばかりだ。


 医務室の軍医殿に聞いて唖然とした。爆弾は唯の一発で、見た事も聞いた事もない新型の爆弾であると知らされて信じられなかった。私は、兵器や爆弾の専門の学校である陸軍兵器学校の卒業生であるのに、どんな爆弾なのか、皆目見当が付かない。


 陸軍技術軍曹の近本は、馬鹿であった。軍医は陸軍病院に入院せよとのことであったが、既に病院が焼失してないので、自分の隊に帰ることとなった。


 兵舎の中は、被爆で負傷した民間の人達が収容されて一杯であった。まさか、私の個室だけはとドアを開けて見ると、3名の娘さんが独占して寝ているではないか。


 軍務中負傷して帰った私は、何処に寝たらいいのか、直ぐに当番兵を呼び、「俺は死んで帰って来ないと思ったのか!」、腹立ち紛れに思わずビンタを一つくらわせた瞬間、当番兵はワッと涙を飛ばしながら私に抱きついて来た。


 「無事で帰隊される事を一生懸命に祈り、お待ちしていたのであります。」
 私の胸に顔を付けてワイワイと泣く。思わず私は、金山一等兵の両手を握り締めて私も泣いた。私が一番かわいがっていた金山一等兵である。
 「お前、俺が生きて帰って来るのを待っていたのか!」
 涙、涙である。
 「俺の部下は何名帰っているか!」
 「約12、3名、負傷して帰って来られております。」
 「その次は!」
 「まだ、はっきりとわかっておりません。」
 「上官殿が帰って来られたので、自分は、一番嬉しいであります。」
 又、私の腹に抱きついて泣く。
 「全員帰隊しているか調べて来い、俺はどうなってもいいんだ!」
 「ハイ。」
 これも上官命令である。私にはそれしか言えない。そのあとの部下はどうなっているのか、1名でも多く帰隊して欲しい。


 ふと私の寝る上段の畳を見る。3人の娘さんは、上半身を起こして、目を丸くしてこの有様を見ているではないか。軍人同士のこのよりとり、被爆している娘さん、どうも済みません。頭半分白い包帯をしている私から追い出されるのではないかと恐ろしがっている様子である。いや、絶対にここから出しませんから、どうぞ、そのままごゆっくりしていて下さい。

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2006.12.07 09:39 |  写真集(外国編)  |  masa  | 推薦数 : 0

モントリオール

 これが、モントリオールの丘の上にある大学です。

 

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2006.12.07 07:30 |  くだらない話  |  masa  | 推薦数 : 0

話をしながら、自分も勉強。

  今週、2カ所の中学校で話をした時、驚いたのは、2校とも、CDを前もって送っていた関係で、スライドの内容がちゃんとプリントアウトされて、小雑誌として用意されていたことである。


 (しかし、実際のスライドは、直前まで作成していたので、それとは、少し違っていたが)


 学会の準備にしても、以前は、発表1週間前に出来上がっていないと、間に合わなかった。今は、1週間前から作成していて、その日の朝に完成ってこともある。


 思うに、最低条件として、間に合えばいいのであって、早くからそれで縛られる必要はない。


 御所浦北中学校の校長先生が、次の様に言ったのが印象的だった、・・・私が昔、高校3年生になった時に、学校で受験に関係ない科をすることになった。その時、先生が、「今から教える科目は、受験と関係ないので、先生も、気が楽だ。それで、受験のことを考えずに、楽しく教えることが出来る・・・」と。


 大学入試の為に、中学校から、更には、小学校から受験勉強をしておくなんて、馬鹿げている。それは、自動車免許を取るのに、1年前からするのと、少し似ていると思う。


 大学受験の場合は、理想的には、高校3年生の2学期の終わり頃からでいいと思うのだが、競争になっているので、他以上に頑張ることが要求される。それは、もう、教育とは言えない。受験の為の学校となり、本来の高校のあり方から逸脱してくると思う。


 その点、職業高校の方が、知識がしっかりと身に付いていると思う。今の時代、大学よりも専門学校で何かを身に付け様とする動きがあるのは、当然のことだと思う。


 あちこちで話をすると、聞いてくれている人以上に、自分が勉強になっている。

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