研修医が学生から社会人になって、一番辛いのが休暇の少なさではないかと思う。学生時代、特に大学生は休みが多い。夏休みなどは2ヶ月近くあったはずだ。社会人になれば、いくらよくとれても1週間連続でとれれば御の字だろう。しかし、社会人1年目ともなれば、そう簡単には休めない・・・という考えはどうやら過去のもののようで、今どきの研修医はしっかり休暇を確保しているようである。
それなりに予定も立てているはずだし、人それぞれ事情があると思われるので、申請のあった休暇については、私は基本的にすべてOKしている。しかし、彼らに対する評価は当然のことながら厳しくしている。
かなり昔、といっても自分が社会人になってからだったと記憶しているが、ミュージシャンの松任谷由美が、自分のラジオ番組で、リスナーからの投書に対して興味深い回答をしていたのを、時々思い出す。それは、「学生時代というのは、試験でいい点をとればそれでよかったかもしれない。しかし、社会人になると試験はないかもしれないけれど、ある意味毎日が試験、自分の周囲の人全員が試験官、という状況だと考えたほうがいい」。
当然、こうしたことは研修医に対してだけでなく、自分自身も肝に銘じなくてはいけないと思う。しかし、大した理由もなく軽い気持ちですぐに休みをとるような人間は、結局試験を受けに来ない学生と同じではないかと思う。こうした人たちに、何か仕事を任せることはできない。しかしこうした人たちに限って、「何もやらせてもらえない」とか不満を述べていることが多いのではないだろうか。
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