2007.08.27 16:36 |  スポーツ  |  その他(一般)  |  枕流  | 推薦数 : 0

世界陸上を見て感じること

いよいよ世界陸上が開幕した。開催前の放送局の宣伝には、はっきり言ってうんざりしていて、「絶対に観ないぞ」と思っていたが、いざ開幕して少し観てしまうと、そこからチャンネルを変えられなくなってしまった。

 

やはり真剣勝負というのは、それだけ人を惹きつける何かがあるということなのだろうか。それでも、あのアナウンサー達のわけのわからない絶叫口調には、相変わらず閉口しているが・・・。

 

日本人選手は、今回もやはり「世界の壁」に苦しんでいるようだ。今までなら、オリンピックを含め、「日本は弱いな~」という感想しか持たなかったのだが、今回は少し違う印象を持ちながら観ている。それは、「世界最速」「世界最高記録保持者」といわれる外国のアスリート達をみていると、みな目がうつろなように見えた。

 

当然、試合前に緊張しているから、リラックスした普段の表情と違って当然だと思う。しかし、彼らの表情からは、「力強さ」よりも「はかなさ」を感じ取ってしまう。外国、特に米国や共産圏の国々は、勝つか負けるかでその後の人生がまるで違う。それは日本でも同じなのかもしれないが、日本の場合はお金よりも名誉のほうが大きいように思う。外国のトップ選手の場合は、名誉もさることながら、負ければお金も失ってしまうような悲壮感があるのではないかと思う。それが、海外の一流選手と日本選手の差につながっているのかも知れないが・・・。

 

しかし、今回はなぜか、そうした海外の「うつろな目」をした一流選手よりも、日本選手のほうに好感を持ってしまう。少なくとも彼らの目つきのほうが、遥かにしっかりしていたし、スポーツは所詮スポーツ。勝つか負けるかで余りにも巨額のお金が動いたり、ドーピングまでして勝ちたいと思う選手が出てくる近年の状況は、やはり異常だと思う。

 

勝者と敗者に差があって当然だとは思うが、敗者の生活基盤そのものまで奪ってしまうほどの差がつくのは行き過ぎだと思うし、そうまでしてメダルを取れる選手を国を挙げて育てる必要が、本当にあるのかと感じずにはいられない。

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2007.08.23 20:11 |  その他(一般)  |  枕流  | 推薦数 : 0

総理の器

7月の参院選で自民党が歴史的大敗を喫し、安倍首相退陣かと思われたが、御本人が早々と続投を表明したため、来週月曜日の内閣改造に焦点が移ることとなった。

 

これまで散々言われてきたことだが、安倍内閣は発足当初から「お友達内閣」といわれ、露骨な論功行賞人事が目立った。「サプライズ人事」で世間を文字通りアッと言わせてきた前任の小泉氏とは正反対だった。しかし、そのツケは、余りにも大きく、しかもすぐに支払わされることとなった。相次ぐ閣僚の失言・辞任、あげくの果てには自殺者まで出した。

 

現在の日本では、総理大臣というのは、官・民あわせたあらゆる組織の中で究極のトップといえる。トップの条件としては、色々な要素があるのだろうが、やはり一番は人事のセンスではないかと思う。現代のような複雑な社会構造の中では、全ての知識や情報を一人で持ち、適切な判断を下すのは絶対に無理である。したがって、下の者に権限を持たせて、トップは大まかな方針なり方向性を打ち出せればよいわけである。そこで、その「下の者」を誰にするか、ということが重要になってくる。

 

「お友達」であろうと「論功行賞」であろうと、結果的に皆が納得し、適切だと思われるような人事なら、全く問題はないと思う。よく言われるように、政治は結果責任なのだから。しかし、任命した閣僚の「過去」がゾロゾロ出てきて、収拾がつかなくなってしまうようなら、やはり人事そのもののセンスを疑わざるを得ない。結局それはトップ、つまり総理としての器がないことを何よりも示しているのではないだろうか。

 

来週月曜の内閣・党三役の人事がどうなるか。安倍首相自身の資質が問われる正念場といえるだろう。

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