最近家の近くに本屋がオープンしたので、良く立ち寄るようになった。中をうろついていると、上記の本が目に留まった。著者は辛口批評で有名なセルジオ越後で、つい買ってしまった。
日本のサッカー創生期からオシム就任までについて、著者の私見が語られているが、相変わらず歯に衣着せぬ内容だ。特に、日本サッカー協会に対しては辛辣で、「干されるんじゃないか?(もう干されている?)」と心配したくなるような内容である。
ただ、著者が指摘する日本サッカー協会の問題点と言うのは、日本の組織に共通する弱点のような気がする。残念ながら、自分自身の所属する、あるいは過去に所属した組織に、同様の芽が全くない、といえば嘘になるだろう。
最近、自分が買って読む本は、「日本」に関するものが多い。特に、日本人の勤勉さとか誠実さをテーマにしたものには弱い。「自衛隊がイラクから無事撤収できたのも日本人そのものに対する信頼が彼ら(自衛隊員)を守り・・・」などとあると、その本・雑誌には、つい手が伸びてしまう。しかし、上記の本は、逆に日本人の勝負に対する甘さをズバリ指摘してくれていた。
私自身、以前から、プロスポーツ選手の高額報酬には疑問をもっていたが、日本人のプロスポーツ選手の場合は特に、実力以上にもらっているような気がする。サッカーに関して言えば、日本の経済力のおかげで、Jリーグ選手の報酬は、世界基準で見た実力よりも多いと言えるのではないか。更に、その中で甘やかされ、海外に行くと通用しない・・・。今回のワールドカップでそのことが証明されたと思う。更にいけないのは、日本人の「忘れっぽさ」で、W杯での反省がなされないまま、もう「オシム・ジャパン」を持ち上げてしまっている。
中国や韓国に「先の大戦についての反省と謝罪が・・・」などといわれると腹が立つが、サッカーに関してはもう少し「反省」が必要な気がする。それと、W杯の中継で、関係のないタレントを司会に起用するのは勘弁して欲しい。プロ野球でも、オールスター戦などではよく関係のない芸能人がゲストとして招かれたりするが、全く聞くに堪えない内容である。普段のシーズンの解説者(私は江川氏と掛布氏のファンです)は、「あ、そういうことだったのか」と気づかせてくれる解説をしてくれるが、サッカーにはまともな解説者がいないのか(それこそセルジオ越後だけ?)と思ってしまう。
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