2006.08.27 15:29 |  医療制度 / 行政  |  仕事 / 職場  |  その他(一般)  |  枕流  | 推薦数 : 3

学校と病院、教師と医師

自分が中学生の頃、学校が荒れ初め、「校内暴力」などが問題になり始めた。最初の頃は「学校が悪い」「教師が悪い」と、それまでは尊敬の対象だった教師がバッシングされ始めた。丁度、武田鉄矢主演のドラマがもてはやされた頃だ。その後、教師はマスコミや社会から散々バッシングされ、それは今に至るも続いていると思うが、それでも最近になってようやく「家庭」「親」の問題がクローズアップされるようになってきたように思う。

 

しかし、あまりにも気づくのが遅すぎた。最近では生徒やその親の歓心を買おうとする教師が増えてしまい、「勉強を教える」という根本を忘れたような人が多いように思う。それを反映してか、以前なら考えられなかったような教師の犯罪も多発しているように感じる。逆に、「百マス計算」で知られる陰山氏などのように、教育の基本を忘れていなかった人たちが、支持を集めるようになったと思う。

 

翻って、医師のほうはどうかというと、20-30年前に学校でおきていたことが、今医師に降りかかってきているような気がする。深夜に何のためらいもなく受診する患者たち、「医療ミス」に対する理不尽な判決・・・。いずれ真実は明らかになってくると思うが、学校の場合と同じようにそれに20年も30年もかかってしまうようだと、もはや建て直しがきかなくなってしまうのではないかと最近は危惧するようになった。

 

学校と病院、教師と医師というのは、本当に似た関係にあると思う。マスコミによる無分別なバッシングに加え、何でも米国式礼賛の風潮、それにおもねる一部の関係者・・・、数え上げればきりがない。ただ、こちら側にも問題がないわけではない。学校の場合、日教組との関係で共産主義思想に染まってしまって「何でも平等」がよいと考える教師が多く、それが結局自壊につながってしまった面もあるように思うが、医師に関してはどうだろうか?医療は現在のところ国民皆保険で一種の「平等」な状態が保たれているが、これをこのままの形で続けていくと、医師も教師と同じ運命が待っているのではないか?それでも学校の場合は、公立とは別に私立や塾・予備校があって、それが代替機能を果たしたと言えるが、病院の代替機能を果たす機関は何になるのだろう?

 

現在、医療費抑制が叫ばれているが、先進国中日本の医療費は最低レベルで、教育に関してもお金を出していないとよく言われる。防衛費も世界有数とはいえ、GDP比にすれば他の先進国に比べてそんなにお金をかけているとは思えない。とすると、世界第二位の経済大国と言われる我が国の予算は、一体何に使われているのだろうか。

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