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2006.08.03 19:21 |  スポーツ  |  その他(一般)  |  枕流  | 推薦数 : 0

ただ勝ちさえすればよいのか

昨日のボクシング。亀田は判定でベネズエラの選手を下してチャンピオンになった。

 

試合直後から、抗議の電話が報道各局に殺到。各種批判記事もオンパレードなので、今更ここに書くのも変だと思うが、やはり一言言わずにはいられない気分だ。

 

亀田三兄弟に熱狂的なファンも大勢いるようだが、試合後の歌に代表される派手なパフォーマンスを見るにつけ、私自身は彼らに対しあまり良い印象を持っていない。一緒にしてはいけないのかもしれないが、取り組み後の一悶着でちょっとした騒動になったこの前の大相撲は、「礼に始まり礼に終わる」が一つのキーワードだった。ボクシングの場合は、試合前からの激しい舌戦が恒例なので、対戦相手をボロクソにけなしても良いのかもしれないが、少なくとも自分が勝った試合後、敗れた相手の目の前で歌を歌うなどのパフォーマンスは、私にはどうしても受け入れがたいものだった。敗者への思いやりが、そこには微塵も感じられないからだ。

 

こういう流れからすると、とにかく「勝ちさえすればよい」という亀田陣営にとって、KOされず判定にさえ持ち込めば、後は何とでもなる試合だったのだろう。しかし、彼はまだ19歳。今回もし敗れていれば、多くの教訓を学べていたと思う。勝って反省するのは至難の業で、負けなければ真の反省はありえないと思う。今回の「勝利」で、彼が選手として短命に終わってしまい、真のボクサーになれずに、単なる「ボクシング芸者」で終わってしまうのではないかと、危惧するのは私だけだろうか。

 

昔は、こうした世界戦で、日本の選手がいかによく戦っても、外国(特に欧米)の選手の勝ち、と言うことがよくあり、子供心にも随分口惜しい思いをしたものだ。今、日本は発展途上国の選手に対して同じことをしているように思えてならない。「弱いものいじめ」をしたしっぺ返しは、必ずあると思う。その時になって後悔するようなことがないようにしてもらいたいものだと思う。

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