一昨日、滋賀県知事選挙があり、新駅反対派の候補が新駅推進派の現職知事を破って当選したというニュースがあった。
私は滋賀県民ではないが、既に着工した事業にストップをかけようとする側に一票を投じた県民の気持ちというのは、今ひとつ理解できない。特に、この駅は、地元の長年の悲願であったはず。公共事業=無駄遣い、のように言われているが、新幹線の駅となると話は別ではないか。ほかの公共事業よりもはるかに受益者が多いと思われるからだ。更に、新神戸駅や新富士駅のように、在来JR線と全くリンクしていないところにポツンと新駅が出来るわけではない。また、東北新幹線延伸時や九州新幹線のように、新幹線が出来るのと引き換えに、並行在来線が第三セクターになってしまうわけでもない。
南びわ湖駅は、米原~京都間に建設が予定されているが、この間は新幹線では1駅20分だが、在来線新快速だと50分かかる。滋賀県唯一の新幹線駅が、県のはずれにある米原駅のみという状況は、県外に住む自分がみても気の毒な状況だと思っていたのだが・・・。県庁所在地の大津や湖西線沿線の住民は確かにこの駅が出来ても、京都へ出るほうが早いだろうし、米原以北の住民には殆ど関係のない話かもしれない。しかし、米原~京都間をJR在来線に乗っていくと、沿線はかなり開発が進んでいる印象を受ける。せっかくの新幹線新駅をどうして自らドブへ捨ててしまうのだろう。
イベントを中止した知事というと、市民運動と関係の深かった青島幸男東京都知事が、世界都市博を中止したのを思い出す。当時は、この決定に拍手喝采だったが、結局中止してあの辺りの開発が遅れ、損をしたのは東京自身だったように思う。今回当選した新知事も、バックに「プロ市民」たちの影が見える(以前、草津駅前で、新駅反対のビラ配りが行われていたのを思い出した)。今回も、後になって、結局損をしたのは滋賀県民だった、などということのないようにしてもらいたいものだと思う。
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