2006.07.30 07:06 |  診療  |  仕事 / 職場  |  その他(医療関連)  |  枕流  | 推薦数 : 1

研修医

毎年、病院に研修医が来る。自分は十数年前のことになるので、当時の詳しい記憶は徐々に薄れつつあるが、現在自分が研修医を指導する側になって、少し感じたことがある。

 

研修医1年目というのは、それこそ医療現場については何も知らないわけだが、短期間のうちにいろいろなことをすばやく吸収して、その成長の早さに驚かされることが多い。ところが、2年目になると個人差が出てくる。場合によっては1年目の時より退化したのでは?と思わせるような人が時々いる。

 

よくみてみると、そういう人というのは、自分の志望科がいつまで経ってもはっきりしなかったり、コロコロ変わっているような人が多いような気がする。将来の自分の目標が描けていないために、どの科を回っても、そこで何を習得したいのかがはっきりしない。中途半端な気持ちで来ているので仕事にもミスが多く、こちらとしても多くを任せることが出来ず、結局「お客さん」で終わってしまう。結局、その科に興味が持てず消化不良のまま終了、そして次の科へ・・・というパターンではないだろうか。

 

何やら偉そうなことを書いているが、研修期間というのは、自由に科を選べてあらゆる可能性がある一方、何も目標がないと無為に時間が過ぎてしまいかねない。「自由には責任が伴う」とはよく言われることであり、「自己責任」といってしまえばそれまでなのだが、無自覚のうちにその「責任」を取らされている彼らを見ていると、少し気の毒に思ってしまう。

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2006.07.16 18:21 |  その他(一般)  |  枕流  | 推薦数 : 0

安保理決議採択に安堵

北朝鮮のミサイル問題で、国連安保理は全会一致で決議を採択、というニュースを今朝知った。先にも書いたように、一時、強硬姿勢を崩さなかった日本のほうが孤立しかけてかなり気をもんでいたので、このニュースには正直ほっとした。今回、日本政府は良くやったと思う。正しいほうが勝つとは限らないのが外交だからだ。同時期に開かれていたG8の首脳たちの表情も、採決前と比べると、皆笑顔と安堵の表情だったように見えた。

 

今回の一連の騒動で、中国と韓国は完全に面目を潰されたのではないか。何が何でも北朝鮮を擁護してきた両国だが、方針を変えるのには良い機会になるのではないだろうか。いや、そうしないのなら本当に北朝鮮と心中しようとしているのではないかとさえ思えてくる。今回、中国は外交で日米に敗れた格好だが、その中国より更に立場がない、というよりそれこそ「世界の笑い者」になりかねないのは韓国ではないか。

 

ミサイルを事前通告になしに発射した北朝鮮を擁護しただけではなく、その後の日本の首脳の発言にまで噛み付いてきた。今までの経緯から見ると相変わらずの対応ともいえたが、今回は日本が溜飲を下げたと思う。大体、他国から攻撃を受けて、その攻撃基地を叩く可能性に言及しただけで、どうして当の北朝鮮からではなく、韓国から抗議が来るのか、全く理解不可能である。何でも日本憎しでやってきた同国だが、そろそろ頭を冷やしたほうが良い時期に来ているのではないかと思う。それとも、本当に北朝鮮と心中するつもりなのだろうか。

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2006.07.15 20:21 |  車 / バイク/ 船  |  その他(一般)  |  枕流  | 推薦数 : 0

トヨタ自動車に異変?

リコール問題で国交省との意見の対立が表面化したトヨタ自動車。GMを抜いて世界一目前とのことだが、以前の同社なら考えられないような話なので、その先行きに少々不安を感じ始めている。

 

売り上げでなく、利益が一兆円ともいわれ、同社の経営手法に学べと、昨今は書店にも結構トヨタがらみの本が多いように思う。三菱自動車の問題が出た時に、我が家はトヨタ自動車でよかった・・・と胸をなでおろしたものだが、こういう問題が出てくると、自動車会社はどこも同じなのかと思ってしまう。

 

評論家の佐高信がトヨタ批判の本を出していたのを、少し立ち読みした。彼の主張はいつも過激すぎて、いまひとつ共感できないことが多いのだが、この件に関しては結構なるほどと思わせることを書いていた。また、驚きだったのは、その本の中で、(間違いだらけの車選びシリーズの)徳大寺有恒と以前対談した内容が載っていたのだが、『間違いだらけ・・・』の中では徳大寺氏は、トヨタを褒めて日産をけなすことが多かったように思うが、その対談の中では結構トヨタ批判をしていたことだ。対談自体は98年ごろに行われたようなので、自著とある意味相反する内容を喋っていたことになる。

 

それはともかく、トヨタ自動車に関して私が最近不思議に思うことは、「国内シェア50%」「GMを抜いて世界一の企業になる」ことに、果たしてどんな意味があるのか、ということだ。これらを達成して、何をしたいのかがよく解らないのだ。プリウスなどに搭載されているハイブリッド技術は、既に世界の賞賛の的だし、自動車社会の未来を展望するような目標を掲げてくれるのなら合点がいくのだが・・・。だいたい先に挙げたこと自体が会社の目標というのは、少し妙な感じがする。かつてあのホリエモンが、「時価総額世界一を目指す」といっていたのとダブってしまう。

 

今回のリコール問題や、会社の目標、更には、奥田会長が小泉首相の頭越しに中国の首脳にこびへつらったりと、いままで私がトヨタ自動車に対して持っていたプラスのイメージと違った面が出てきているように思う。トヨタが先に挙げた目標を達成した後、「第二のGM」にならないことを切に願う。

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2006.07.12 22:44 |  生活 / くらし  |  その他(一般)  |  枕流  | 推薦数 : 0

日本の外交・外務省のあり方

北朝鮮のミサイル問題で強硬姿勢を打ち出した日本だったが、国連安保理での雲行きが段々怪しくなってきている。中国が北朝鮮を説得中というが、実は中国の外務次官は北朝鮮にいるだけで、安保理での切り崩し工作のための時間稼ぎではないかとも囁かれている。

 

日本の周囲はこんなヤバい国ばかりだったのかと、今更ながら愕然としてしまうが、国連も大して役にはたたず、米国もここへ来て中国に気を使い始めており、結局このままでは日本は孤立してしまう危険さえ出てきたといえる。

 

対米一辺倒外交のツケが回ってきたともいえるのだが、それにしても日本の外交、結局のところ外務省の無為無策ぶりが露呈したともいえる。国連がらみで言うと、常任理事国入りの問題で失態を演じたのが記憶に新しい。米国と仲良くしているという割に、結局米国の真意が読みきれずに、というかあまり米国と事前の打ち合わせが不十分なまま突き進んで、結局最後に米国に裏切られた格好になってしまっている。

 

一体、多くの予算を使って外務省は米国をはじめとする外国で何をしているのだろう?プールつきの大使館を新築したりワインを買いあさっても、それを有効活用してくれれば何の問題もない。しかし、海外旅行・ホームステイ気分で外国へ行き、外国でお役所仕事の延長をやっているだけだとしたら、全く許せない、というか正直情けなくなる。

 

外務省に入る人間は、どうしても人材がその関係者に限られてしまい、他の省庁よりも身内意識が強い、ともいわれる。狭い世界の中での序列で、出世から何から全て決まっているのだとすれば、これはまさしく戦前の軍部と同じである。もっといろいろな人材を登用して、外交交渉が有利に展開できないものかと思う。商社などで海外勤務の長かったような人が、今の日本になら大勢いるはずで、人材そのものがいないわけではないと思うのだが、どうだろうか。

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2006.07.05 20:28 |  映画 / 音楽 / 読書  |  その他(一般)  |  枕流  | 推薦数 : 0

北朝鮮のミサイル

私が尊敬していた人物の一人に、今はもう亡くなられてしまったが、京大教授だった高坂正堯氏がいる。テレビ朝日系列で田原総一郎が事実上のメインキャスターを務める『サンデープロジェクト』に良く出ていた。あの独特の語り口と、鋭い洞察力にはいつも感心させられていた。もし、氏がご存命なら、先の同時多発テロとそれに続くアフガン・イラク戦争、現在の北朝鮮問題をどのように見るだろうと、時々考えることがある。

 

そんな氏の遺稿とも言うべき本の中に『世界史の中から考える』(新潮選書)がある。その中に、1990年におきた湾岸戦争とフセイン大統領に関する記述がある。少し拾ってみると、

「・・・しかし、彼(フセイン大統領)が非常識な作戦を決定し、それが行われるという事情は、むしろ彼の政権の弱みというべきであろう。それも道徳とか神を持ち出すまでもなく、政治的軍事的に言ってもそうである。・・・(中略)・・・というのは、そのことは独裁者にはその命令を批判したり、逆らう人がいないことを意味する。・・・(中略)・・・(クウェート侵攻以前にも以後にもフセイン大統領は多くの政敵や軍事部門の責任者を更迭・処刑したが)そういう状況でフセイン大統領の命令に逆らう人は出難い。しかし、そのことは、政治的軍事的に見て愚かな作戦を彼が考えたとき、それもまた実行されることを意味する。それは負けを早める。」 

 

金正日とフセイン大統領を単純に同一視することは出来ないし、北朝鮮は後ろに中国がついているから、フセイン大統領のイラクよりも厄介ではある。しかし、独裁者に典型的な負け方、という点で、両者は共通項が多いようにも感じる。今回の北朝鮮のミサイル発射は、その象徴的な出来事になりうるかもしれない。

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2006.07.04 19:06 |  生活 / くらし  |  その他(一般)  |  枕流  | 推薦数 : 0

南びわ湖駅

一昨日、滋賀県知事選挙があり、新駅反対派の候補が新駅推進派の現職知事を破って当選したというニュースがあった。

 

私は滋賀県民ではないが、既に着工した事業にストップをかけようとする側に一票を投じた県民の気持ちというのは、今ひとつ理解できない。特に、この駅は、地元の長年の悲願であったはず。公共事業=無駄遣い、のように言われているが、新幹線の駅となると話は別ではないか。ほかの公共事業よりもはるかに受益者が多いと思われるからだ。更に、新神戸駅や新富士駅のように、在来JR線と全くリンクしていないところにポツンと新駅が出来るわけではない。また、東北新幹線延伸時や九州新幹線のように、新幹線が出来るのと引き換えに、並行在来線が第三セクターになってしまうわけでもない。

 

南びわ湖駅は、米原~京都間に建設が予定されているが、この間は新幹線では1駅20分だが、在来線新快速だと50分かかる。滋賀県唯一の新幹線駅が、県のはずれにある米原駅のみという状況は、県外に住む自分がみても気の毒な状況だと思っていたのだが・・・。県庁所在地の大津や湖西線沿線の住民は確かにこの駅が出来ても、京都へ出るほうが早いだろうし、米原以北の住民には殆ど関係のない話かもしれない。しかし、米原~京都間をJR在来線に乗っていくと、沿線はかなり開発が進んでいる印象を受ける。せっかくの新幹線新駅をどうして自らドブへ捨ててしまうのだろう。

 

イベントを中止した知事というと、市民運動と関係の深かった青島幸男東京都知事が、世界都市博を中止したのを思い出す。当時は、この決定に拍手喝采だったが、結局中止してあの辺りの開発が遅れ、損をしたのは東京自身だったように思う。今回当選した新知事も、バックに「プロ市民」たちの影が見える(以前、草津駅前で、新駅反対のビラ配りが行われていたのを思い出した)。今回も、後になって、結局損をしたのは滋賀県民だった、などということのないようにしてもらいたいものだと思う。

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