日銀の福井総裁が、インサイダー取引疑惑で逮捕された村上ファンドに資金を提供し、ぼろ儲けしていたことが問題になっている。本人に辞任する気は今のところないようで、首相も罷免する気はないようだが、私はやはり責任をとって自ら辞任すべきだと思う。
以前、本で読んだことがあるのだが、日露戦争の時、明石大佐という人がいて、機密費をふんだんに(現在のお金で百億円相当)使ってロシアの後方かく乱作戦を行い、陸軍何十個師団分にも相当するといわれる活動をしたとされる。しかし、彼は、妻から自宅の屋根の修理が必要だと言われた時、大金を託されている手前、雨漏りでも我慢するよういい含めたという。
何も、日銀総裁だから一銭も儲けるな、とは言わないが、「李下に冠を正さず」「瓜田に靴を入れず」との諺もある。仮に、法律的に問題がなくても、疑われるような行為は慎むべきではないのか。この問題が明るみに出た後の往生際の悪さといい、これが経済大国といわれて久しい日本の金融政策のトップの姿なのかと思うと、本当にがっかりさせられてしまう。
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