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2010.09.29 21:41 |  診療  |  研究  |  その他(医療関連)  |  その他  |  疫学  |  若紫  | 推薦数 : 1

みんな苦手な医療統計

みんな苦手な医療統計

先月、『Fundamentals of Biostatistics』の第7版が出版されました。

t検定が何かも、ノンパラメトリックが何かも分からなかった私に、
さまざまな検定のつながりを教えてくれた1冊。

結局みんな「観察値から期待値を引いて、SDで割る」だったんだ…と。

この感覚ができてから、格段に理解度アップあげ

 

新しい版どうしようかなぁ…と悩んでいた私に、母は「なんで迷ってるの?」と、不思議そう (笑)。

やはり買いましょうgi (8)

 

若紫

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2010.09.27 17:14 |  診療  |  研究  |  その他(医療関連)  |  その他  |  若紫  | 推薦数 : 1

待ちに待ったPARTNER

第百三夜  待ちに待ったPARTNER

第五十七夜で御紹介したカテーテルでのAS治療、待ちに待ったRCTがでました。

すごい、結果です…。

何の評価もなく結果からいってしまうのも何なんですが、Figure 1の赤と青のラインが1番に目に入ってきて驚きました。

ビデオも必見です★(←クリック)

 

平均年齢 83歳のsevere ASかぁ…高齢者のカテーテル治療は課題が多いのも事実です。

でもこの治療で少しでも再入院が減って、おうちで家族と過ごす時間が増えるのであれば、
行動範囲が広がって毎日が楽しくなるのであれば、
…大きな選択肢のひとつになり得ると思います。

短期予後評価とともに、もっとQOL評価に重点をおいてほしい分野です。

 

若紫

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2010.09.25 21:08 |  診療  |  研究  |  その他(医療関連)  |  その他  |  若紫  | 推薦数 : 2

抗精神病薬とDVT

第百二夜 抗精神病薬とDVT

抗精神病薬とDVTの関連をみた大規模な研究が出ました。
NCC デザインです。(→ NCCデザインとは?) 

あがった薬剤は、Prochlorperazine, Risperidone, Haloperidol, Olazapine, Chlorpromazine, Trifluoperazine, Quetiapine。
Quetiapine ではHR 2.81 (1.75-4.50), Haloperidol 2.17 (1.55-3.02) と、
結構はっきりでています。
どういう目的で処方されたかが分からないのはやはり限界ですが、とても興味深い結果です。

またさすが統計家の研究、解析について非常に丁寧な印象を受けます。
BMIや喫煙状況は1/4でデータが欠損していましたが、age, sex, index year でmodel を作り multiple imputationが使われています。

若紫

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2010.09.24 20:05 |  診療  |  研究  |  その他(医療関連)  |  糖尿病  |  若紫  | 推薦数 : 1

第百一夜 ACTION !!!

第百一夜 ACTION !!!

ついに、FDAが動きました。(これまでの経緯は、コチラ

私はCNN NEWSで知ったのですが、NEJMに早速出ていました★

Avandia の処方を続けるためには、医師はその理由を明確にしなければいけません。

なぜAvandiaか…。なぜAvandia以外ではダメか。

かなり処方が減ることが予想されますね。

FDAの発表を受け、ヨーロッパでは市場撤廃への動きが出ています。

Avandiaの件は、市場に出てる薬に関する regulation について考えさせられました。

 

若紫

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2010.09.23 18:52 |  診療  |  研究  |  その他(医療関連)  |  その他  |  若紫  | 推薦数 : 1

新しい文献整理法

よく知られた文献整理方法は、EndNote や RefWorks を使うもの。
これは論文を書く時のreference の作りやすさから、広く用いられていますが、

現場にいる我々、原稿や論文書くためだけに文献を読んでいるわけではありません。

気になっているトピックス、患者さんの疑問 etcから読む…のが主流なんです。

私はずっとEndNote (& EndNote web) を使っていましたが、最近 EVERNOTE に変えました。

その手軽さと、のちの検索のしやすさは比べ物になりません。

「あ、これ読みたい」と思ったら、貼り付ける、memoをする、思いつくtagをつける…これだけです。

そして、無料!!

千夜千論の論文もみんなここにしまってあります。

 

若紫

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2010.09.22 19:56 |  診療  |  研究  |  その他(医療関連)  |  その他  |  若紫  | 推薦数 : 1

祝百夜★ストッキング事情

★第百夜★ ストッキング事情

脳梗塞急性期などにDVT予防として使うストッキング、どれを使っていますか?

ひざ下? 太ももまでくる長いタイプ? それともフットポンプ?

ひざ下と長いのの直接対決が、Annals of internal medicine に報告されています。

タイトルは、

"Thigh-Length vs Below-Knee Stockings for DVT Prophylaxis After Stroke.  A Randomized Trial"

  P: patients with stroke
  I:  Thigh-length stocking
  C: Below-knee stocking
  O: preventing DVT
  Design: RCT

そしたら、Discussion の最初のパラグラフ

"DVT prophylaxis with below-knee stockings in immobile patients with acute stroke is associated with a higher risk for proximal DVT than prophylaxis with thigh-length stockings."

実際どのくらい違ったかというと、長いの98 pts(6.3%), ひざ下138 pts(8.8%), p=0.008

長いのでも結構起きてる…そして、ひざ下はもっと多い
blind や 評価方法とその妥当性にlimitation はありますが、過大評価にはならないよう配慮されており、実際はもっと多いのかもしれません。

明日からは、長いのか、フットポンプかなぁ…(✿ฺ-ω-)ゥンゥン

 

千夜千論も100夜を迎えました!
いつも読んでくださっているみなさま、応援してくださるみなさま、本当にありがとうございます。

これからもよろしくお願いいたします。

 

若紫

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2010.09.21 21:31 |  診療  |  研究  |  その他(医療関連)  |  冠動脈疾患  |  高血圧  |  糖尿病  |  脂質代謝異常  |  若紫  | 推薦数 : 1

ポリキャップで予防?

第九十九夜  ポリキャップで予防?

最近合剤がたくさん出てきて、薬剤名など混乱しそうですが… 
ポリキャップはさらに上をいく、ラミプリル, アテノロール, HTCZ, シンバスタチン, アスピリン の合剤!

さて、「Abstract から読まない理由」を一緒に実践してください★
タイトルは、
Effects of polypill (Polycap) on risk factors in middle-aged individuals without cardiovascular disease (TIPS): a phase II, double-blind, randomised trial

ここで、PICO と Design が分かっちゃう!

 P: middle-aged without CVD
 I:  Polycap
 C: Control (あえて書いてないから、複数かconventional かと予想がつく)
 O: Effects on risk factors
 Design: RCT, double-blind

そして、Discussion の最初のパラグラフ
"the Polycap is non-inferior to its individual components in lowering BP and HR."

これが非劣性試験であることと、最初に筆者が伝えたい結果が分かります。 

どうでしょうか?

 

若紫的には、非劣性というところがポイントです。

最近の循環器領域、新しいカテゴリーのお薬、出ていません。

いまの動きは、いろいろなバリエーションの模索。

だから、すべての患者さんにいい!といった万能薬的な役割を期待しすぎちゃいけないと思うのです。

著者らも次に行われるであろう大規模試験に向けて、対象者の選択について述べています。

 

でも、こういうことからも、きっと新しいことも生まれてくるのです…

 

若紫

 

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2010.09.21 13:53 |  診療  |  研究  |  旅行 / 宿  |  その他  |  若紫  | 推薦数 : 1

Balance:新たな視点を

先週はお休みを頂いており、南の島でのんびりしておりました。

たびの中で出会ったこと、考えたこと、みつけたこと、いーっぱいありますが、

心に残っている、ある方のこのことば。

「善と悪、どちらも力はおなじ。どちらも勝たない。Balance がたいせつ…」

 

この"Balance" の考え方、研究を解釈する1つの視点にしてみたいな…。

今晩から、千夜千論 再開です。

頑張ります。

 

若紫

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2010.09.20 23:00 |  診療  |  研究  |  映画 / 音楽 / 読書  |  その他(医療関連)  |  その他  |  若紫  | 推薦数 : 3

Kindle と医学書

お誕生日にKindle を頂きました ♪

今日はそのKindle と医学書についてです。

御存じの方も多いかと思いますが、今はまだamazon.com だけ(英語 only)。

医学書・内科系ではCURRENTがありました。$74.95が、kindle版ではなんと$41.55!!

図表はややpdf 的な若干のぼやけた感じがありますが、

文章は大変みやすいです。

CURRENTの本はさすがに持ち歩けませんが、Kindle なら問題なし★

また音声機能を使うと、読み上げてくれます。

ただ、それ以外の内科系有名成書はあまり見当たりません。

ハリソンなどもmanual や問題集はありますが、成書 kindle edition はないようです。

内科系お仕事のためだけが目的だと…、ちょっともったいないです。

Kindle はやっぱり読書好きのためのモノ ( *´艸`)♪

 

若紫

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2010.09.17 18:22 |  診療  |  研究  |  その他(医療関連)  |  疫学  |  若紫  | 推薦数 : 4

Abstractから読まない理由

昨日「抄読会論文の選び方」をご紹介しましたが、なぜAbstract から読まないのか…

それは、理由があります。

1. Abstract と 本文の分量を比較してみましょう。

Abstract  Results > Methods > Background ≒ Conclusion
本文  Discussion > Introduction > Methods >or≒ Results

全然違うのです!!

結果の強調された Abstract から、研究に対する変な先入観(枠組み)を作ってしまいやすくなります。

2. より簡単に、有用な情報を得る。

Discussion の 1st パラグラフはAbstractよりはずっと短い。

読むのも簡単!

でも、「この研究でこれが言えたんだ」ということがストレートに伝わってきます。

いわば、シンフォニーのサビなんです。

これを最初に読まない手はありません。

 

みなさまの読み方・選び方もぜひ教えてください。

 

若紫

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若紫
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