「メモ」や「ノート」のとり方が一時流行りましたが、みなさまはどのようにされていますか?
私はRhodia block 愛用歴が長いです★
白衣のポケットにNo.11を入れて、あらゆることをmemo。
病棟ベースの時期はこの大きさが一番使い勝手がよかったのですが、
研究ベースの生活で思いついたideaをすぐに書きとめたいと思うようになった今日この頃…、
No.16に乗り換えを考えています。
カバーはワインレッド(+名入れ)を検討中です。
若紫
↓ これは今まで愛用していたモノ(お写真はgoogle画像からの借り物です)。

Rosiglitazoneは、心血管リスクを増やす…
2007年にNissen先生らが報告したmeta-analysisは、衝撃的でした。
(Nissen先生は、循環器内科医ならば誰もが知る有名な先生です)
2007年7月、EMDACとFDAの合同会議では、心血管リスクに対して患者へ十分説明すること、また今後さらなる研究が必要であることを条件とし、Rosiglitazoneは市場に残りました。
3年後…、何が変わったでしょうか?
その後のいくつかの研究で、やはりRosiglitazoneが心血管リスクを上げることが報告されました。
またこの薬剤が脂質や心血管に与える影響についての機序も、いくつか解明されてきました。
2010年7月の合同会議での投票結果は(全33人)、
・市場から撤廃させるべき 12人
・処方を規制すべき 10人
・さらなる注意喚起 7人
・現行維持 3人
・棄権 1人
結果は二極化しました。市場に残したい意向と、撤廃あるいは規制すべきとの意向と。
現在でも60000人を超える患者がRosglitazoneを内服しています。
みなさまはどう思われますか?
若紫
Rosiglitazone vs pioglitazone。
Medicareのデータからの後ろ向きコホート研究がJAMAに発表されました。
Pio と比較して、Rosi のHRは、
AMI 1.06 (95%CI, 0.96-1.18)
stroke 1.27 (95% CI, 1.12-1.45)
HF 1.25 (95% CI, 1.16-1.34)
death 1.14 (95% CI, 1.05-1.24)
本研究のCorresponding Authorは、FDAの方のようです。
日本でも厚労省下いろいろな研究が行われていますが、
「報告書」という形だけでなく、こうして論文としてきちんとアウトプットされることも大事なのではないかと思います。
これまで、いくつかの癌について糖尿病との関連が指摘されていました。
肝癌、膵癌、子宮癌、大腸癌、乳癌、膀胱癌…
Diabetes Careに、以下の4つの観点からまとまった文献があります。
Is there a meaningful association between diabetes and cancer incidence or prognosis?
What risk factors are common to both diabetes and cancer?
What are possible biologic links between diabetes and cancer risk?
Do diabetes treatments influence risk of cancer or cancer prognosis?
循環器内科は癌を診ることは極めて少ないのですが、こういった知識の整理は、慢性疾患を診る上でとても大切です。
…糖尿病は、とても不思議な病態ですネ。
若紫
DURATION-2の結果が、Lancetに出ましたネ。
欧米では2型糖尿病に最初に投与されるお薬は、メトフォルミン。
それでコントロール不良であれば、「BOT, SU or チアゾリジン系」となります。
どの薬を加えるか?…最近日本でも話題のDPP-4, 日本ではまだ未発売のGLP-1, pioglitazoneを比較しています。
平均的に安定して効果があるのは、、、GLP-1でしょうか。
しかも週1回でいいのですから、早く日本にも入ってきてほしいです。
若紫
「こんな研究があるんだよ!」…と教えて頂いた、1996年の論文。
タイトル通り、ドラマを見て、CPRについて分析して、NEJMなんです![]()
その発想のユニークさに驚きました。
常に豊かな発想でクリエイティブな科学者であるって、素敵ですね。
若紫
其の一 「ペン」
研究生活に欠かせない、こだわりのものたちをご紹介したいと思います
まずは、ペン…
こだわりのペンを走らせる母に小さい頃から憧れ、私のペンの歴史はパイロットから始まりました
そして5年前に出会ったのが、モンブランのグレタ・ガルボ・エディション
ボールペンとともに、いつも持ち歩いています
先日少しひっかかるような違和感を感じ、リペアクリニックで調整して頂きました
ずっとずっと使っていきたいペンです

若紫
先日の日本動脈硬化学会も含め、日本での最近のLipid関連はアツイですね![]()
JALS-ECC がCirc J.に発表されました。
今回は(これまでいろいろ議論ありましたが)、nonHDL。
~117 AMI 0.34/千人・年
118-141 AMI 0.55/千人・年
142-166 AMI 0.51/千人・年
≧167 AMI 1.2/千人・年
日本人、AMI 少ないですね。
strokeはもう少し違う結果になっています。
JALSの報告は、とても注目しています![]()
若紫
腎マーカーとしてどちらを使うか、日常臨床でも、そして色々な研究の解釈を考える上でも、悩ましい問題です。
一度腎臓の先生に御意見を伺いたいと思いつつ、そのままになっていましたが、先日、lancetにmetaがでました。
eGFR≧75では死亡率と関連せず,<75では死亡率と負の関連があり、
ACRはlinearに死亡率と関連があって、
両方とも独立して死亡率と関連しており、
どちらも大事な指標という結果でした。
しかし、CKDの定義に入らない段階でも死亡率が上昇しているのですね…。
「最近、千夜千論すすんでないよ」…との御声を頂戴しました。
このブログを見てくださったみなさま、ありがとうございます。
若紫
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