それで、どういう状況が起こってくるかというと。
まず、開業医の患者の取り合いが当然激化する。
総じてディスカウント合戦になると思う。支払いと人件費で。
医療費を安くするには処方する薬剤をゾロにしてさらになかでも安い薬剤を選ばすように院外薬局に働きかける。長期投与も患者からは好まれるが再診料が減るので、全体の集団パイが大きくないと難しい。
バス停まで送り迎えとか、送迎バス系、介護タクシーレンタル通院なども結構はやるだろう。
場合によってはタクシー会社と契約するかもしれない。
看護師は接客係へ大変身だ。「接遇」なんつう、常識があればどうでもよかったことが、医療が客商売化するにつれて、「常識」となっている。
まあ、こんなこともうやっているよ、って医療機関も多いと思うが、その次のステップとしては、おそらくバースディカードとか、健康チェックカードとか、ネットでカルテ確認は当たり前、24時間電話で、医療相談とか開業医レベルでやってしまうだろう。
いやー、ワーキングゼロだね。。
紹介される側の病院も、悲惨だ。
もし、イギリスのように、出来るだけ窓口医療で抑えるという政府方針があれば別だが、紹介しまくって、紹介されまくるという、win-win関係が「病診連携」として認められているので、なおのこと医療費は高騰するだろう。
生保ビジネスがはやる、はやる!
もはや亡国モードと言うべきだろう。
それを解決するには、フリーアクセスをまず是正しなければならない。
自己負担比率をあげるわけである。
医者の方も、これだけ患者に払ってもらうわけだからとある程度慎重になるだろう。
内科なら一日30人くらいがペイラインにしないといけない。
医学部学生数を増やすのは論外だろう。
しかし、やがて、医師が多いことに気づいて、司法試験のように、合格率で医師数を調節するのは間違いない。
多分、初期研修2年終わって、3年目に開業と言うやつも増える。
今の民主党政権、いろいろあるとは思うが、期待しておる。
永妻大臣に言いたいのはとにかくおそれずに医療改革することだ。今回の診療報酬もだいぶ、厚労省に取り込まれたが、それなりに結果を出したと思う。
国民全体のことを考えるのであれば、亡国モードからのシフトを前提に医療プランニングをしてほしい。
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いろいろ、医療のディスカウントなど、書いてきたが、なんだかいろいろ調べていくと、これから3年くらいは不況を脱するのが難しいようである。
だれでも知っていることだが、数字で書かれると、改めて気づかされることを書こう。
1)看護師が看護師になるまでにかかる費用、おそらく最も安い公立学校は年間20万~30万、高いところで私立医学部の併設看護科で、200万~300万くらいか。
とりあえず最も安いところでは3年間、100万円以内で看護師になれる。しかも技能取得と収益が同時並行で獲得できるというおいしい職業である。
21歳で看護師になったとして、常勤であれば最初の1年目で、楽勝経営大国の沖縄県でさえ、年俸300万はある。結構でかい!そして同じ職場であれば給料は上がっていく。ただ、上限はいわゆる「副院長」待遇で1000万くらいではなかろうか。日本では100人もいないだろう。市場価値はもちろんたかい、どんな無能なやつでもどこかで働ける。
2)薬剤師は、国立大学なら年間50万×6年、私立なら350万から400万×6年、2400万!くらいか。24歳で就職したとして、しかしながら、看護基準のように「おいしい」基準がないので、収入は就職先でだいぶ違う。お金だけで言えば最も高いのは、製薬会社のMRだろう。最も安いのは、チェーン薬局の店員か院外薬局の袋詰め作業役だろう。病院薬剤師はその中間か?初任給、だいたい、250万から700万の枠に入ると思う。
薬剤師の給料はだいたい変動枠が乏しいと思われる。おおざっぱにいってずっと同じ給料であることが多いと思う。
そして、市場価値としては最も低い。とにかく量産しすぎ。
ただし、製薬会社は別だ。2000万以上かせぐやつもざらにいる。
3)医師は国立なら50万×6,私立なら400万~1000万×6である。初任給は先日のニュースでも話題になっていたが、とりあえず、初任給300~400万が相場だろう。
まあ、医者はご存知のように儲かっているところの理事長は、法人法の縛りはあるが、あの手この手で「経費」にして、お金をおとしている。最も多い人は2億くらい稼ぐのか?ただし新規の病院開業は廃院を買い取らない限りできない。
4)その他、放射線技師、臨床検査技師、等あるが、病院業務で、収入が最も低いのは事務長等幹部をのぞく事務系だ。今回はちょっと、考察対象とせず、いずれまた。
さて、一般的には職業技術的には1)2)3)の順に難しそうだ。まえは、薬剤師の仕事ってもっとも、業務内容を覚えるのが簡単だったかもしれない。いまは怪しいやつも多いが薬剤情報提供にお金がついているのでそれなりに勉強しないといけない。そして、学歴的にも1)2)3)の順に難しい、これはおおかた賛成出来ると思う。
これに加えて、考慮しなければならないのが、「市場価値」だ。ようするにどれだけ市場からニーズがあるのか、買い手、売り手のバランスだ。
これは1)3)2)となるだろう。看護師が足りている、という医療機関を私は寡聞にして知らない。医師は足りないのは、「治療が出来る医師」が足りない、「地域偏在」、本質的にたくさん雇えない、事務系人件費削減のための書類業務の過多等の理由による。
絶対的に足りないというのは、地域偏在だろう。
さて、以上の、「技能」「資格経費」「資格難易度」「市場価値」「所得」の5つの指標から、どの職種がもっともおいしいかというと、
1)3)>2)
となると思う。
先日も書いたが大学病院の看護師と接していると、人格を否定されたような気持ちになる医師も多いことであろう。
さて、その中で、この不況下、先日も書いたように競争は激化する。
開業医が増えるということは、医師が足りないというのは病院での話であって、医療機関としては充足していると言うことになるであろう。あくまで、検査、高度医療をのぞいてだが。。
開業の診療点数が落ちたのも大きい。
病床が減っていくことになるであろうから、看護師のうまみもなくなってくるとは思うが、はたして、看護基準のさらなる上昇が政策として出てくるかが見物である。
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