これは、日本全体の平均給与というのを参考にしてみなければならない。
医師の給与というのは、保険点数に左右される。
それは当然だ。
そして、保険請求の源はようするに税金だ。
国家から見れば税金の使い道をどう決めるのか、という視点になりそれには国民の視点を元に決める、そういう認識だと思う。
日本でサラリーマンと呼ばれる人たちの平均年収は1990年代を境に減少している。
おおよそ430万台で推移し現在も下がっている。
大きく言えば日本の経済力が縮小しているということだ。
これが高いのか安いのか?
実はこれも安易に比較は出来ず、たくさん給料をもらっている人とそうでないひとが増えており、つまり中間層が減っていることで、いわゆる格差社会を作っているわけである。
森永卓郎がいうような年収200万以下の時代なわけである。
こういう人たちが急速に日本で増えている。
そして、彼らにもひとりひとり当然のことながら選挙における「清き一票」があるわけである。
選挙制度がある以上、政治家も彼らの意向を無視できない。
医師は一般的に、医師以外の職種の経験がないのでこうした世情には疎い。
医師の給料が安い、と言う場合、たとえば、マスコミ系とよく比較したり、するが、おそらく、平均年俸430万の人たちからすると納得いかないと思う。
つまり多くの国民が医師の年収に対して不満をもっているというのが現状だと思う。
いわゆるキャリア官僚は中央の課長クラス、40歳くらいで年俸1300万くらい+いろんな特典。(これが世間から非難の的になる。。)
公務員のトップ、、県知事で年収2500万くらい。
検事、裁判官でストレートに就職したとして、40歳でキャリア官僚より少し多い。しかし、「特典」は清廉潔癖を求められるのでうまみはない。
思うに、医師の給料も地域差、商売性、病院経営、医院経営等で一色単にできないので、利益追求についてはそれぞれの立場で異なる。
特に外科医は治療に、ハード、ソフトともにチームで必要になるので、純真でやる気のあるやつほどお金の計算ができず自分の医療もできない、生活は乱れる、、で悲惨だ。
多くの勤務医は日々の「臨床医学」に忙殺され、こうした経済原理、経営原理について知らない。
なぜ、今の給料が今の給料として査定されているのか、わかっている勤務医は少ないと思う。
私の知る限りでは関東圏特に、東京の勤務医が一番、経済的な立場で言えば悲惨だと思う。
立地で金が金がかかる割には給料が全国一安いと思われる。バイト代はある程度高いが要するに基本給を補佐する程度だ。
医学部が多い、医者が集まりやすいというのもある。
ようするに国家から見れば、東京の医師の給与をあげてさらに、一極集中してしまうのもまた好ましからぬ状態なのである。
これを解決するにはやはり、診療報酬の地域性、個別性をもっと認めても良いのではないかと思う。
今の診療報酬ははっきりいって社会主義の残滓みたいなもので、経済環境が地域のよって全く異なるのに、中央集権国家のように一律にしているわけである。
これは永妻大臣も「ある種社会主義的な」という表現で述べていたのでわかっていると思う。
医者が足りないとはいうが、果たして、医療の必要より日常生活での改善が「健康」のためには良いと思われる事例でさえ、不安をあおり受診させられている、そういう人も少なくないと思う。特に高齢者。。
こうした状況で、医学部定員を増やすことが将来に禍根を残すことは間違いない。
おそらくは薬学部のような政策の失敗に至るであろう。
私は勤務医がもうちょっと自分の給料の査定に対して敏感になり立ち上がる必要があると思っている。ヒマも気力もないとは思うが、経営者に、なぜ俺の、私の給料はこれだけなの?と一度聴いてみることをお薦めする。
ただし、あなたがまじめな勤務医だという条件でね。
そんなやつは首だ、と言われるような組織は、ダメ組織だと言っておこう。
しかし怒って開業しないでください。。。
あなたはまだ経営の勉強が足りないのです。。。
だから搾取されるわけです。
労働運動を煽るつもりはないですが、そういう方法もあることを知っておくべき。
転職会社に登録するのが趣味でええ加減な診療で、薬売りの少女になっている人の給料はもっと下げるべきだと思うが。。
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