英国の医療改革を紹介した本である。
ようするに、、
医療費の抑制と質の高さを維持するには、患者の受診機会を減らす、、それしかないのだと言うことがよくわかる。。
ちなみに日本では、これに加えて、逮捕されないように、訴訟を起こされないように、対策をたてねばならないという、法務省との「軋轢」を解消しなければならない。
まあ、こんな国はアメリカと日本だけだ。
そう言う意味では、日本は米国州、日本であることを認識しよう。
イギリスではGPとよばれる、門番がいて、なるべく安い診療費ですませようとして、専門病院への紹介に制限を加えている。もし、日本でいま、そういう「良心的な」医療をして、万が一、その患者が急変したら、その医者はヤブの烙印を押され、場合によっては増えてきた弁護士に煽られて訴訟を起こされる。
英国のGPだって、専門病院への紹介を断ったばかりに殴られたり、待ち期間が長いことでコロされたりしたひともいるのではないか。
かつての植民地から医師を逆輸入するという大技もしてたり。。
またGPは自由診療でバイトが可能らしい。
つまりそういう枠があるということは、「格差医療」が存在するということだ。
けして公平なんかではない。
日本では訴訟件数の増加にみられるように、おそらく、1990年代から、アメリカの年次要望書、司法制度カイカクが「強制」された頃から、増えてきたと思うが、すなわち、もう、20年近く、「なんかしたら訴えるぞ。」的な医療空気はなかなかぬぐえるものではない。
現場の医師、特に総合病院の救急に従事する医師たちは、場合によっては、言動、身体の暴力を受けながら、「患者の納得する医療」を強制されている。
いわれてみれば確かにおかしい、と感じるであろうが現場の医師は疲労で満ちておりカイカクのパワーは削がれている。
開業医が増えて当然である。
そして、薬剤の乱発処方がはじまり、複数科受診が促進される。
大学病院の医師や総合病院の医師は開業医の悪口をいう人もあろう。しかし、その同じ人物の大半が開業する。
それが現実である。
今病院では、医療ミス?による死亡事故は公表が義務づけられているようで、病院代表が「ゴメンナサイ」を言う姿も失礼ながら食傷気味だ。
運が悪ければ全国紙マスコミがそれを報道し、一体何事かとおしかりをうける。それもひと頃に比べれば沈静化したが、政権が変わった影響ともとれる。
いずれにせよ、このままでは社会保障費で日本が滅亡するのは間違いない。
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