2009.03.22 06:01 |  診療  |  おっさん  | 推薦数 : 0

医者の中でも格差がひろがっている

医局講座制は、医療経済的にはきわめて安い人件費で、医師の確保ができたというメリットがあった。

だって、研修と称して、ほとんど給料を払わずに、こき使って、それで、バイトだけで2年間人材確保してきた。

それで、場合によっては大学院?としょうして、教授の下働きをさせて、正直、世界的にはどーでもいい、論文を書いて(教授が作文して?)学位?をとらせて、それから、さらに何年もそいつを「植民地」病院でつかって、お気に入りなら大学で使う、と、この間、だいたい10年くらいだ。

その間の人件費たるや、もう悲しくて、悲しくて話しにならないくらい、安かった。

今、開業している先生はしみじみ感じている。今あるのは確かに、大学のおかげかも知らんが、経営する立場にたつと、あれは、諸外国ではありえないほど労働搾取だと。

ただ、諸外国?ではこんなに医学部がない。毎年増産される医者の数が日本は、割と多い。

教授の力たるや、すさまじい。その地域ではそいつが働けないこともあるかもしれない。一匹狼的なやつは、給料も安いかもしれない。

こうして、いきなり、民間でお金を稼ごうとする人、開業、する人を抑制してきたし、それがある意味医療費を抑えてきたと言えるかもしれない。

10年くらいまえから、医療界の規制が外され、製薬会社の跳梁跋扈がはじまった。宣伝や薬剤の販売が無制限になってきた。人件費よりも薬剤費が医療費を圧迫しだした。

医者の就職先も開放化された、だから、研修医といえどもそれなりの給料を請求してくるし、後期研修医の給料も高いところだっていくつもある。

しかしである。

医者も5年目以降になると、患者を呼べなければいつまでたっても給料は上がらないことを覚悟しなければならない。

専門医というのは通過儀礼で最低とっておくべきものだ。

それがあるから患者が来るわけではないが、それがないと患者は信用しない。

病院も集約化される。銀行のように巨大化するのだ。

体力のない病院が体力のあるそれに吸収されていくのである。

無論、その経営者たるや、大会社の社長のようであり、医者でない公算がたかく、お金持ち?になるだろう。

その下の医者は、、つまりこういう構図だ。

専門医+患者を呼べる=給料が高い

専門医だけ=とりあえず雇ってもらえる

専門医なし=ただ働き同然か、解雇

後期研修医=将来の青田買い

初期研修医=マックの店員クラス

大学も揺り戻しでだいぶ来年度くらいから力を取り戻すようだが、いったん開放化された制度は元に戻らない。

都会の大学教授はますます力をつけ、田舎の大学教授は悲惨な状況におかれる。

ますます、勘違い?して、開業する医者が増えるだろうが、厳しい状況は覚悟した方がいい。

忙しいから、きついから、開業、というのは一部地域をのぞきもうやめたほうがいい。

そういう先生は、とりあえず、ちょーひまな病院へ、逃げて、ちょっと、人生計画を練り直した方がいい。

いきなり開業はやめたほうがいい。

先のように病院は巨大化するから、彼らと提携しなければおそらく、個人はやっていけない。

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