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2008.12.15 14:10 |  診療  |  おっさん  | 推薦数 : 2

物の値段

は、どうやって決まるのだろう?

例えばである。

人件費が安い国で物をつくって日本人がそれを買う場合、為替の関係で、ほとんどの途上国?より円がつよいので、安く買うことができる。

中国製品であることで、敬遠されがちだが、はっきりいって、日本において、中国製品は何らかの形で生活の95%くらい席巻しているので、これに抗することはできないと断言しよう。

「人件費が安い」、それが前提だ。

日本人の5分の1の人件費で同じ物を作ってくれるのだ。

だから100円ショップも成り立つ。

そして、ユニクロは中国からもっと人件費の安い、バングラデッシュへ、工場を移転するという。

知っている人もいるかもしれないが、むかし、むかし、大竹しのぶが出てた映画で、「ああ、野麦峠」というのが、あった。

明治時代の女工の過酷な労働実態を描いた作品だ。

今、中国、南米、ベトナム、インド、等、こうした、悲惨で過酷な労働条件で働いている人々がわんさかいる。

私たちはその一人一人がどうであるか、ましてや彼らが家に帰って何をしているのか、何を考えているのか、なんて想像もつかない。

これは、アンフェアな貿易で、いわば現代の奴隷制度である。安物を買うことは、奴隷制度に荷担しているのといっしょだと、そういう見方もある。

だから、フェアトレードという概念があるわけである。

一部の日本の業者にもそういう事に目覚めているところはあるが、まだまだ十分とは言えない。私自身もなかなかフェアトレードの品だけで、生活を組み立てるのはむずかしい。

正規の労働力で作られた物なのか、たとえ外人が作った物だろうとそういう配慮は必要だと。

しかし、日本はどんどん貧乏になり、その日の生活さえ危うい人が増えている。もはや、携帯電話、車、がなければ、生活できないような、環境を作ってしまい、そこでお金が消費され、肝心の食料にはもう余裕が残っていない。

こういう、「物の消費」でしか成り立たない、情けない国民に成り下がってしまったのである。多くの人はそれに気づいていない。

ヨーロッパのいわゆるブランド物の会社は必ず、日本人をターゲットにする。ロシアの大金持ちや大量に買ってはくれるが、数が少なすぎる。庶民までブランドに汚染されているのははっきり言って、日本だけだ。

年収300万しかないのに、50万のバックや時計を持っている、そういう人が大量にいる。例えば、将来、お金がなくなったときに備えて、貯蓄する、資産を作る、という知恵はない。フリーターが通用した時代がまだ続いていると勘違いしている。

一方で、日本では首切りが盛んに言われ、問題視されている。

しかし、製造業に関する限り、先の国々の安い労働力にはとうていかなわない。アメリカ、イギリスと同じように日本は製造業を捨て去る決意をしているのである。

少なくとも政府は。

だから、これを解決するには、ある程度高くても、日本産を買わねばならない。全体で、食料にしろ、何にしろ、2倍くらい、現在の価格より高くなることは覚悟しなければならない。

とくに大事なのは米だろう。

米の値段は実は、アホみたいに高い。

しかし、消費量が上がればかならず、値段は下がる。とりあえず、米があればどうにか生きていける。

正直、そこまで日本は悲惨な環境になりつつある。

今回の不況で、おそらく歴史的には「金融大不況」などとよばれるだろうが、戦争が起こらないことをセツに願う。

しかし、戦争は起こらないかもしれないが、日本に現に存在する、資産のおおはばな目減りは覚悟しなければならないだろう。バブル時代はそれを、労働者の首切り、金利ゼロ、投資の扇動、等で乗り切った、いずれにせよ、日本の総資産はだいぶ減った。90%の国民はそれに気づいていない。しかし、次の恐慌ではたして、お金は残っているのだろうか。一体そのおかねはどこにいくのか。

このままいくと、太平洋戦争後、昭和20年代のような飢えた時代は覚悟せねばならないと思う。

おそらくそれは避けられないだろう、だれが総理大臣になっても。まともな政治家がいたとしても、暗殺されるかもしれない。もしかすると、アホなふりして、とりあえず、日本を売り渡そうとしない麻生の方がまだいいかもしれないと、そんな邪推も出てくる。官邸に入れば、誰から注進に来るはずだから。動かないわけにもいかないだろうし。

 

 

 

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