前も似たようなことを書いたのだが、そば屋に行って、
「おじいさん、おばあさんとその娘とその子供(孫)」パターンっていう連れが多いのね。
無論、娘が誘った親孝行かもしれない。
しかし、ちまたでよく聴く貧乏話、精神科にいると、貧しい人の話しはいくらでも聴く、だけではなくて、職員や周りの知人に関しての、この不況、税金高騰の中では給料だけではやっていけない人たちが増え、かわりにもてる者、多くの場合は、「親」だね、からの「援助」が当然のごとく、またこの沖縄という風土?も絡み合って、財産争いだの、なんだの、とにかく、親という存在が経済的に頼られる親子関係が厳然として存在するのである。
おじいやおばあは孫の顔がみたいから、まあ、3000円程度ですむ「おごり」くらいたいしたことないと思う。しかし、生活全体でみた場合にほんとにその程度の「おごり」で済んでいるだろうか?ちょっと、こづかいとか、孫の誕生日とか、入学祝いとか、親戚のあつまりだから、貸してとか、場合によっては離婚したから家、住まわして、、とか。
しかし、このおばあさんが死んで、子供の世代になったときに、間違いなくいまより、公的扶助は落ち込んでいる。具体的には年金は下がり医療費は高くなり、生活保護はもっとカツカツとなり、消費税だって上がる。昔は貯蓄好きな日本人であったが、今は銀行の金利は下げられ、「投資せよ」と、政府が煽っている。煽られ馬鹿をみた一般人がごまんといるだろうに意外にも報道されない。こうした時代の中で、その次のあんたの子供の世代に同じように「おごる」ことができるだろうかと、ふと考えてしまうのである。
にもかかわらず、この娘達は、そば屋というのに昼間っからビールを飲んで、携帯電話のメールに興じているわけである。
娘、というところもミソなのである。息子の場合、恥ずかしいのか、多分、嫁もついてきているので、表向き、家長であるから、自分の親に対してはあくまでも孝行でなければ、恥ずかしいし気まずいのである。嫁は親からおごられると、親から何か押しつけられるのではと警戒もする。親と同居しなければならないとか、財産や仏壇を継ぐ長男であった場合には、まったく、経済的には莫大なものを享受する権利が与えられているわけである。
娘には財産をつぐ権利がない場合が沖縄には多い気がする。そこで、普段、言い方は悪いが「たかる」わけである。
普通、子供は親の元から巣立ち、ましてや子供ができていれば、その家庭の中で、公的にも経済的にも生活が完結するものだと、一般的には考えられている。
わたしの住む沖縄の場合、その一般論は通じない気がしている。他の地域はよく知らないので何とも言えないが、このような経済構造がけして次の世代に平和に引き継がれるはずがないことは自信をもって断言できる。理由は、先に述べたとおり公的な経済的重圧がのしかかるからだ。
このような事態が進めば、極端な場合、もてるものから奪う、ごく単純な行為がやがて進行するであろうことは容易に想像できる。すなわち、強盗などの犯罪行為の増加である。
沖縄では身代金目的の誘拐というのはわたしの記憶では起きたことがないと思う。外国人犯罪?も、外国人が働く場所がないので、あまり目立たない。しかし、例えば、新都心の無秩序な新興住宅地や浦添市あたりの豪奢な建物をみるとき、セコムはしてんのかもしらんが、はたして大丈夫かと心配してしまう。
行政がこんなことまで考えて仕事をしているとは思えないが、仮に近い将来、金銭目的の犯罪が増加しているようであれば、やはり、犯罪地域への序章がはじまっているのかもしらん。
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