アルコール依存症の治療って、基本的に、お酒をやめることについては自己意志にゆだねられている。依存系の治療はたいてい、そうだ。この治療法が正しいのかどうかという、根本的な問いはなされているのだろうか、と常々思っている。

「やめるかどうかはあなた次第です。」という。

私は依存症系の治療はまったくトレーニングは受けていない。完全な自己流である。しかし、ものの本によれば、あるいは周りをみていると、たいてい、自己意志にゆだねるのだ。

依存症の治療はそれでいいかも、というか、それしかないかも、と思うときがある。離脱をのぞいて隔離するわけにもいかないし。

しかし、精神病になってしまったらどうだろう。病識がないひとに自己意志を求めることが医学的治療として適切なのか、いつも疑問に思っている。アルコール性痴呆はないという、古い?議論もある。よくこういう人が来る。お酒ばかり飲んで、自殺未遂したり、手首きったり、お酒が切れると感情が不安定になって、なんでもかんでもボーダー、という昨今、依存かボーダーかよくわからん人。たいてい、抗うつ薬と抗不安薬、睡眠薬の中毒になっている。これは医原病ではなかろうか?

こういう人たちで、薬を全部向精神薬にいれかえて、うまくいった場合がある。あんたの根性が足りないからやめられないんだよ、的な治療がこういう人たちには適切なのだろうか?

ほめればよい、という精神療法がある。ほめられると確かにうれしい。しかし、病識がないのにほめられても、やっぱりまた同じことをする気がする。

断酒会?にでればよいのだと、みんなで手を助け合ってやめればいいのだと。いや、そうは言っても、説教されるばかりだし。と敬遠する人も多い。

とりあえず、ぐっすり寝られるようになると、お酒を飲まなくてもいいかって、考えてくれる人にも出会った。やっぱり、向精神薬をしっかりつかって、寝かせた。薬物療法で、依存が治るとは言いませんが、なんか、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬依存を作っているだけの印象もあったり、私は迷う。

 

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