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バイク回想4のGPz900Rから得た事は1)純正のバランスは最高、2)タンデムツーリングの楽しさだった。そんな中、私はBMWのバイクを知った。中でも私をとりこにしたのはK100RSはBMWの作った4気筒エンジン搭載のツアラーだった。全体的な印象はどこか、Ninjaのおもむきがある。メーター回りはバイクとしてはめずらしく四角形のタコとスピードメーターだった。このコックピットはまさに「男の仕事場」と感じさせてくれる逸品だったと思う。さらにパールホワイトの塗装が「紳士」を感じさせた。
(この雰囲気は私を虜にした)
(まさに「男の仕事場」にふさわしい・・)
このバイクとはおそらく私のバイク人生の中で最も長いつきあいとなった。安定感、走る、曲がる、止まるの完璧さ、申し分なかった。ホイルベースは確かに長かったが、小回りや峠でのスポーツ走行を苦に思った事は無い。コーナーのK100のステップをすりながら曲がるような局面でも、安定感があった。GSXRでは切れ込む癖があったし、GPzはおそらく改造の結果でハンドリングは著しく損なわれた。K100RSで初めてナチュラルで私の感性に近いコーナー感覚を得る事ができた。特筆すべきはブレーキだ。初めてABSを体験した。雨の日のブレーキでは何度かお世話になった。今までのバイクの経験から、このスピードでこの制動をしたらバイクの後輪は横に流れるだろうと予測される局面でも、そんな事はまったく生じなかった。ABSというのは「安心」と「安全」を与えてくれるものだという実感を得た。
これでタンデムツーリングを楽しむようになったら荷物をつめるようにトップケースとパニアケースを装着した。これまでは「おっさんバイク」の象徴のように忌み嫌っていたケースであるが、この利便性は何よりも代え難いほど重宝した。通勤バイクでもあったが、濡れては困るものも入れられた。この経験から今のR1150GSも必須のアイテムになっている。
またこのエンジンのシルクのような滑らかさと静かさは移動の間の疲労を感じさせないことも特筆すべきこととして上げられる。
静かなバイクは疲れない。だから、僕はいまでもマフラー類をいじらない。
(おおげさっぽいのですが、ホント、便利でしたよ!)
このように愛してやまないK100RSだったが、悲劇は突然おとずれた。まず、バックファイヤー。「バンッ!!!」でマフラーから火がでるようになった。かみさんは私の帰宅を遠くに聞こえる、まるでスペースシャトルの大気圏突入音のような爆発音で感知したという。マニホールドの劣化と亀裂に伴うものだった。交換したらバックファイヤーはなくなった。こんどは4気筒エンジンが2気筒になった。エンジンのありとあらゆるゴム製品が一斉にその劣化に伴う症状を示しはじめた。この交換には多大なる金額が必要であると概算された。
また一つ、私に転機が来た。その時丁度、R1150GSがツインプラグになったという情報が届いたのだった・・。
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