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< 清兵衛のきもち。 | メイン | 僕の三丁目の夕日 >
『おまかせください、ドクターヘル。』最近アレルギーのレビューをする機会が多くなった。アレルギーの話は書こうと思えばいくらでもおもしろく書けるものだ。『生体防御』が生み出す適応能力とその進化はとてもドラマチックだ。私が特に興味を持つのはIgEである。以下、私的考えであることをご了承願いたい。私たちは生き延びるために必要なものを獲得し、不要なものを自然淘汰してきた。IgEは生命維持に必須なものではないにも関わらず残存し、むしろIgEを有する人間のポピュレーションが増加してきた。環境に適応しようとして我々が獲得しようとしている免疫機構のようにもおもえる。Job症候群/高IgE症候群はIgEがこの世に誕生した理由を理解する上でのヒントを提供している。この疾患では高IgE血症の他に好中球機能不全が認められ、ブドウ球菌などの細菌に対するIgEも出てくることからIgEが好中球の機能を補償するため上昇しているとも解釈でき、興味深い。このような観点から考えると、アトピー性皮膚炎も生体側のなんらかの自然免疫不全を補償するためにIgEが産生されているのではないかとも推察できる。進化がIgEという免疫機能を選択しつつあるのは変化する環境への適応の一つなのかもしれない。いづれにせよ、「防御」において私たちに既に準備されているアイテムの豊富さに甚だ感銘を受けているのである。
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