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最新精神医学2008、7:329~337p高橋邦明著
わが国の自殺総数は1998年以来急増し、毎年3万人を超えていることは周知の事実である
急増の原因は、主に40~50歳台の働き盛りの年齢層であるが
65歳以上の高齢者の自殺率は同等以上の高率である
わが国は超高スピードで高齢化が進んでおり
2005年には高齢人口比率が世界一となった(329p)
医師ならば・・・
逮捕されてるってところでしょうな・・・
もちろん訴えられるし・・・
八十歳のお釈迦さんは、食事を供養してくれたチュンダの料理が原因で、猛烈な下痢をおこし
そのことが老躯を死に追いやったと伝えられている
だが、釈迦は衰弱しきったそのときも、チュンダを気づかい
彼の供養を誉めさえした
釈迦は、チュンダが出した料理に問題があることを直感し
弟子たちには食べさせなかったのである(192p)
精神病状態治療後のうつ状態に
SSRIやSNRIを使用することは私は(基本的に)しない
幻覚妄想状態や躁状態の再燃、そして何より自殺(や衝動行為)を恐れるからである
私はムードスタビライザーを愛用している
具体的にはデパケンの400~800ミり位
躁うつ病の外来フォローでも、デパケン単剤が可能なら
それを理想としている・・・何よりも自殺(や衝動行為)を恐れるからである
渡辺昌佑著臨床精神薬理2007
SSRIの投与初期に現れる不安、焦燥感などを特徴とする中枢神経系の有害事象である
重症になれば、企死念慮、攻撃性、アカシジア(着座不能症)、躁状態などが現れることがある
(略)治療はまず、原因薬剤を減量・中止することである
しかし、急速な断薬は次に説明する離脱症候群を惹起する危険性がある(302p)
離脱症候群以前に、はじめから自殺、衝動行為の恐れがあるわけだ・・・恐ろしい薬だな
私は基本的に、使い慣れた「三環系、四環係、ドグマチール、マイナー、ムードスタビライザー」の組みあわせにしている
具体的にいうと、第一選択アモキサン(老人にはテトラミド、若年者にはドグマチール、重症にはアナフラ点注)とマイナーの組み合わせ・・・(さらにムードスタビライザーと睡眠導入剤を場合によって併用)
しかし前医がある場合は基本的に継続処方にするので、SSRIもかなりの割合で処方している・・・(そちら側でばかりトラブルが生じている印象)
トレドミンは
前立腺肥大のある患者には
禁忌である
高齢者では、脳梗塞や心筋梗塞のリスクに予防的にNSAIDが処方されていることが多い
そこにSSRIやSNRIを処方すると、致命的な消化管出血がかなりの頻度で生じる
精神疾患を持つ患者の消化管出血は「ストレスからでしょう」の一言で片付けてしまわれがちである
SSRIによる若年者の自殺のリスクはよく論じられているが
高齢者への投与も慎重であるべきだ