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(チーターというのは「だます人」という意味なんですな・・・)
彼らが裏切るのは仲間だけではありません
社会のなかの裏切り者の究極の形は
「社会寄生」と呼ばれる
他の種のコロニーの労働力を利用している種類です(122p)
前掲書42~46p
(前回リンクしたサイトから)
「アリはフェロモンを出して別の仲間を後ろにくっつけて移動します。広島大学の西森拓さんがこの性質を使った面白い思考実験をしています。
六角形をつなぎ合わせた蜂の巣のような格子のような空間にエサを置く。アリは前アリを追従して、ある場所にエサがあってそれを採って戻ってくる。アリには完全に追従する利口なアリと、ある確率で前のアリの動きについて行けないアリがいる。追従する方が利口だと、最初に出したフェロモンの通りにしか動けない。前のアリのあとを100%移動するアリだけの場合と、ある確率で前のアリの動きについていけず間違えて進むアリがいる場合、間違えて進むアリがいる方が単位時間辺りにとってくるエサの量が増える。利口なアリしかいない場合、スカウトが発見した道をその通りにしか進まないけど、間違えて進むアリだとショートカットする道が見つかる。そのアリもフェロモンを出すので、最適な探索ルートができてくる。スカウトは最短ルートで行くとは決まっていない。
前のアリをうまく辿れないアリがいた方がシステムの最適化がうまくいき効率が高くなる。
これはオモシロイやと思って、アリの集団行動の解析をやるようになりました。そういう集団制御の話って面白いなと思います。現実の世界にも応用が効くと思います」
反応閾値に個体差があると
一部の個体は小さな刺激でもすぐに仕事に取りかかります
(略、このように)反応閾値に個体差があると
必要な仕事に必要な数のワーカーを
臨機応変に動員することができるのです(57p)
反応閾値モデル:
わたしなどは反応閾値の「低いほうがバカ」だと思ってしまうが、田舎の人はどちらかというと、「高い方がバカ」だと考えてるようだ…お互い「バカにするポイント」がずれている
真社会性生物のワーカー(働きバチや働きアリ)は
多くの場合子どもを産まないので
「子孫を増やす」という(生物進化の原則的)法則とは
矛盾する性質が進化してきた生物ということになります
(なぜそんな生物が存在するのか?という謎は
ダーウィンも『種の起源』で紹介しています)(14p)
長谷川英佑著2010
私は大学院以来
真社会性生物(ハチやアリなど)を専門的に研究してきました
彼らは個体の上に階層(=社会)があるため
起こる現象が格段に複雑になり
とても興味深い研究対象なのです(13p)
富岡は女を殺す場面を空想している
(略)富岡は、ゆき子を連れて
伊香保へ行った
(うまく殺せて自分も死ねるだろうか・・・)
(略)生涯の最後だと思うと
何もかも淋しく美しい・・・いとしくなるほど
すべて見るものが美しいのだ(169~175p)
(伊香保温泉までを前半と想定しておこう)
深いちぎりとまではゆかないけれども
一人の男の心を得た自信で豊かな気持であった
もう、遠い伊庭のことなどどうでもいい
富岡の一切が噴きこぼれるような魅力なのだ
(略)冷酷をよそおっていて
少しも冷酷ではなかった男の崩れ方が気味が良かったし
皮肉で、毒舌家で、細君思いの男を
素直に自分のものに出来た事は
ゆき子にとっては無上の嬉しさである(66p)
親なんて
わたしたちをこの世に産み出すための
技術的要件の一つにすぎず
それ以上でも、以下でもない
わたしたちはそんなこととは無関係に
自分の人生を精一杯生きればよい・・・(215p)
村上春樹著2009
「僕にも意味はわからないんだけれど、でもね
耳のことで誰かに同情されるたびに
どうしてかそれを思い出すんだよ
『インディアンを見かけたというのは
つまりインディアンはそこにはいないということです』
ってさ」 (36p)
アパッチ砦:
「行動に移されない思索が尊敬されない」となれば
思索することをやめない人間は
何でもよいからたえず行動していなければならない
ある種の精神病の療法のように
ファシズムはこういう意味で
ニヒリストの救いであった
(略)日本の右翼の楽天主義と
ファシズムほど程遠いものはない
(略、民族主義は、実はファシズムにとって二次的なものであり、その基礎は唯我哲学の拡張にすぎなかった)(202p)
ニヒリズム・行動・唯我・・・