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(大森で読んだドンキホーテの恋を思い出した)
もちろんトボソのダルシニアと今日の人とを
比較するのはいやだった
しかしドンキホーテの心に発展し浄化されたその恋は
いかに気高い騎士をさらに気高くし、さらに勇ましくしたか
彼には変にそれがピッタリと来た(276p)
「大柄な太った女」(273p)が直哉の好みだったようですな・・・
それにしても林芙美子に『悪霊』がでてきたり、志賀直哉に『ドンキホーテ』がでてきたり、存外意外なものですな・・・
「ヨーロッパ中世の騎士道では、騎士はかならずおのれの
愛と誠を捧ぐべき貴婦人をもつならわしであった」(600p、注解より)