さいのこどくだ
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浮雲5

さいのこどくだ / 2012.01.27 17:00 / 推薦数 : 0

 深いちぎりとまではゆかないけれども

 

 一人の男の心を得た自信で豊かな気持であった

 

 もう、遠い伊庭のことなどどうでもいい

 

 富岡の一切が噴きこぼれるような魅力なのだ

 

 (略)冷酷をよそおっていて

 

 少しも冷酷ではなかった男の崩れ方が気味が良かったし

 

 皮肉で、毒舌家で、細君思いの男を

 

 素直に自分のものに出来た事は

 

 ゆき子にとっては無上の嬉しさである(66p)

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